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整理収納レッスン⑬ 片づいた状態を維持する方法

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片づいた状態を維持するには「ものを増やさないこと」「使ったものを定位置に戻す習慣を身につけること」がポイントです。

家にものを入れるときはよく考え、ものの定数・定量を守るようにします。定位置にものを戻すためには、帰宅直後にしまう、不要な郵便物はすぐ捨てる、1日1回のリセット時間を作るなどが効果的です。

使ったら戻す習慣を身につけよう
目次

ものを増やさない

片づいた状態を保つコツは、家にものを入れるときはよく考え、ものの定数・定量を守ること。

新たに買うもの、人からもらうもの。整理でものを減らした後も、家にものは入ってきます。片づいた状態を維持するには、以下の2つを意識しましょう。

  • 家にものを入れるときはよく考える
  • ものの定数・定量を守る

家にものを入れるときはよく考える

家にものを入れるよりも、出すことほうがずっと難しいものです。

セールだからと衝動的に買ってしまった洋服、無料で配っていたポケットティッシュや化粧品の試供品、ノベルティのキーホルダーや液晶クリーナー。こうしたものは容易に家に入ってきます。

「家から出す」ものより「家に入れる」ものが多ければ、ものがあふれるのは当然です。

無料だからお得と思ってもらったものでも、捨てるのには罪悪感があるのよね…

片づいた状態を維持したいなら、安易にものを家に入れないと決めましょう。

  • それは本当に必要なのか(いつ、だれが使うのか)
  • 同じ用途のものを持っていないか
  • 収納場所はあるか

これらを自問自答し、答えられたものだけを家に入れるようにすれば、ものはあふれません。

無料のものはもらわない

無料でもらったキーホルダーひとつでも、捨てるのは心が痛みます。捨てるのが苦手という自覚があるなら、「最初からもらわない」を心がけましょう。

ポケットティッシュや化粧品の試供品など、無料でもらったものはすぐに使い、ためこまないようにします。「いつか旅行で使うかも」と取っておくのはNGです。

カジコレ編集部

化粧水や乳液、シャンプーなどのサンプルは、普段使っているもののそばに置き、試供品から使うようにすると◎

安いからといって買わない

「安くなっているから」「流行っているから」「何かに使えそうだから」。こうした理由で衝動買いをするのはNGです。家に入れるものは、厳選して買うようにしましょう

例えば、なんとなく使えそうな安い服を3着買うのではなく、本当に気に入った服1着を買うようにすれば、たんすがパンパンになることもなく、満足度も高いのではないでしょうか。

確かに「安い!」って飛びついて買ったものってそこまで愛着を持てない。

また、ひとつの用途しかないものではなく、いろいろな用途に使える使いまわしのきくもの、家族で共用できるものを選ぶと、新たにものを買い足さずに済みます。

ものの定数・定量を守る

ものの量を維持するには、最初に決めた定数・定量を守る必要があります。

ものの定数・定量を守る方法としては、「1つ買ったら1つ手放す」「収納スペースに入らなくなったら処分する」「ストックを増やさない」などのルールを設けると取り組みやすいです。

それぞれ、具体的に見ていきましょう。

1つ買ったら1つ手放す

「1つ買ったら、1つ手放す」ルールを守れば、定数を維持でき、ものがあふれません。

例えば、ワンピースを1着買いたいなら手持ちのワンピースを1着処分する、カップを買いたいなら、家のカップを1つ処分する、など。これで、クローゼットも食器棚も定数を維持できます。

「1つ捨ててから、1つ買う」と、逆の手順を提唱している片づけ本もあります(捨てるのが先)。

この場合、「捨てなくちゃいけないなら、むしろ買うのをあきらめる」という選択にもつながり、どちらにしてもものはあふれません。

カジコレ編集部

1つ買ったら1つ手放すと決めれば、買うときも慎重になれますね。

収納スペースに入らなくなったら処分する

キャスター付き本棚

ものによっては、数で管理するのではなく、量で管理するほうが適している場合もあります。

「おもちゃはこのボックスに入るだけ」「コレクションの○○○はこの引き出しに入るだけ」と決め、収納スペースに入らなくなったら処分するのが定量維持のコツです。

ストックを増やさない

洗剤やトイレットペーパーなどのストックの数量は、家族構成や買い物の頻度、収納の広さによっても異なるので、一概に「○○は何個まで」とは言えません。

しかし、トイレットペーパーが安かったからと言って10パックも買ってきたら、生活空間を圧迫し、整理された状態を維持することから遠ざかってしまいます。ストックは増やしすぎないようにしましょう。

ストック品の管理方法については、以下記事で詳しく解説しています。

使ったものを定位置に戻すことを習慣にする

一度整理収納をしてしまえば、普段は使ったものを定位置に戻すだけで済みます。自転車を漕ぎ出すときは大きな力が要りますが、スピードが出てしまえば小さな力でラクに進めるのに似ています。

床にものを置かず正しい場所に戻す、1日1回のリセット時間を作るなど、毎日ちょっと意識するだけでOKです。

帰宅直後にものをしまう

帰宅と同時に家にものが入ってくることが多いので、帰宅後の行動に気を付けるだけでかなり散らからなくなります。

バッグや上着をそのあたりに放置しがちなら動線上に収納場所を作ってそこに置く、買ってきたものは一時置きせず本来の場所にしまう、などを意識すれば、家は散らかりません。

床に1つものを置いてしまうと、それがきっかけになってどんどんものが増えやすいです。そうならないためには、最初の一個を置かないように心がけましょう。

不要な郵便物はすぐ捨てる

気を付けたいのは、ダイレクトメールや料金明細などの郵便物。一度開封して「あとでもう一度読もう」と封筒に戻すと、そのままになってしまいやすいです。

その場で「いる・いらない」を判断し、いらないものは即ゴミ箱に捨てる習慣を付けましょう。

1日1回のリセット時間を作る

整理収納された状態を維持するためのいろいろなコツを紹介しましたが、それでも生活していれば(特に家族がいれば)、ものが出しっぱなしになってしまうこともあるでしょう。

出しっぱなしを定着させないために、1日1回のリセット時間を作って、散らかったものを元の場所に戻すようにします。ものを定位置に戻すだけの単純作業なので、リセット時間は数分~十分程度でOKです。

「晩ごはんの前に10分だけ」「寝る前に5分だけ」というように、生活に組み込みやすいリセット時間を決め、置きっぱなしを翌日に持ち越さないようにするときれいをキープできます。

カジコレ編集部

その日に使ったものはその日のうちに定位置に戻しましょう!


整理収納が終わっても、生活はずっと続きます。しかし、ものの量を適切に保ち、戻しやすい収納をすれば、整った状態を維持するのはそんなに難しくありません

続けて、散らからないための「ものを戻しやすいしくみづくり」を紹介します。「せっかく片づけても、出しっぱなしになって、すぐに散らかっちゃう」と悩んでいるなら、必見です!

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参考書籍
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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