【要約・感想】心地よく暮らす 片づけ・収納

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『心地よく暮らす 片づけ・収納』は、二人の子どもを持ち、フルタイムで忙しく働く整理収納アドバイザーのえりさんの家事ラク&時短を叶えた収納術の本です。

ズボラな人でも、時間がなくても、子どもがいても実践できる、毎日がラクになる片づけ・収納・インテリア・掃除・家事のアイディアがまとめられています。ご自宅の実例写真がたくさん掲載されているので、収納のイメージがしやすいです。

心地よく暮らす 片づけ・収納
目次

【要約】心地よく暮らす 片づけ・収納

『心地よく暮らす 片づけ・収納』には、日々の簡単な片づけ方法や家事がラクになる収納のつくり方、後悔しない捨て方、時短家事、キッチンのリセット、掃除方法などがまとめられています。

コンセプトは、「住まいが整えば、暮らしはうまく回り出す」。収納を改善したり、家族と話し合ったりしながら、居心地のよいおうちづくりをしていった過程と、今の生活について書かれています。

気になるものの位置を動かしてみる、収納の仕方を少しだけ変えてみる、考えなくても家事を終えられるルーティーンを決める……。そんな小さな工夫を積み重ねていくことで、暮らしがラクに回るようにしていくので、忙しい人にも真似しやすいです。

本にはえりさんのおうちの中の写真がたくさん掲載されており、すっきり整った部屋や収納の写真を見て「こんなふうに暮らしたいな」と思う人も多いのではないでしょうか。小学生と保育園児の2人のお子さんがいてもきれいな状態は保てるんだと前向きになれそうです。

文章による情報よりも写真が多めなので、パラパラめくってビジュアルで理解したい人に向きます。また、シンプル&ナチュラルなインテリアが好きな人も好みに合いそうです。

カジコレ編集部

小さな子どもがいても、おしゃれできれいな部屋で暮らしたい!という人におすすめです。

忙しくても家の中が散らからないルール

余計なモノは家に入れない。

重い腰を上げて、掃除や片づけをする……その前に、まず「不要なモノは家に入れない」を徹底するとラクになりました。

たとえば、郵便物は、玄関でより分けて、必要ないハガキ類はその場ですぐに処分。クーポン付きのチラシは、「お得かも」と思って取っておきがちなので、使う場面が具体的に想像できるクーポンだけを残すようにしています。スーパーのビニール袋も、ゴミ入れに使ったりして、その場で使い切ってしまいます。

『心地よく暮らす 片づけ・収納』p.26~27より引用

溜まってから捨てるのではなく、必要ないものはすぐ捨てる、持ち込まない、を徹底すると、散らかりにくくなります。ポケットティッシュやショップの紙袋なども、一定数以上は持たないようにしましょう。

「近くに収納を置く」のがルール。

掃除機を吊るす
通路に掃除道具を吊るして、出し入れのめんどくささを無くすと、掃除をしやすくなった。

使いやすい収納のコツとは、「使う場所のすぐ近くに収納場所を作る」こと。使いたいときにサッと手に取れ、サッと戻せれば、時短にもつながります。

場所ごとに「どんなことを行うか?」、「どのヒトが使うか?」、「なんのモノが必要か?」を考えながら、収納をつくるのがベストです。

『心地よく暮らす 片づけ・収納』p.36~37より引用

本書には、何かを行うときにすぐ手に取れる場所をものの定位置にすれば、手に取るのも、戻すのもあまり手間がかからないため、片づけがあとまわしにならない、その結果散らからない、と書かれています。

家事をラクにする収納の基本は、「よく使うもの」を「使う場所の近く」に「出し入れしやすいように」置くことです。無駄な移動やかかる手間と時間を減らしたいなら、ものの置き方を工夫しましょう。

家事分担のススメ。

わが家の家事や片づけは、家族で分担しています。

どこを分担するかは、「なんとなく」より、はじめに決めておくことがポイント。そのほうが、自分の持ち場という責任感を持ってくれるようです。(中略)

「家をキレイにする」プロジェクトを家族で進行させていくイメージで取り組んでもらうのです。

『心地よく暮らす 片づけ・収納』p.52~53より引用

現代の主婦は忙しく、家事をひとりで全部引き受けるのは大変すぎます。ひとりで頑張るのではなく、子どもも含めて家族で家事シェアをすることで、「出しっぱなし」「脱ぎっぱなし」「置きっぱなし」問題もなくなり、家の中が散らかりません。

【感想】子どもがいてもきれいな家を保てる

この本は、子どもがいて、毎日忙しいけれど、すっきり整った家で暮らしたい人に向きます。えりさんのおうちの写真はとても美しく、「このアイディア、真似したい!」と思うものがたくさん見つかるでしょう。

子どもとの暮らしや家事シェアに関する内容が多めなので、子どものいない人には向かなそうです。小さな子がいて家の中が生活感にあふれているのを何とかしたい人は、ヒントが見つかるかもしれません。

著:えり
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もくじの紹介

『心地よく暮らす 片づけ・収納』のもくじをAmazonより引用します。

『心地よく暮らす 片づけ・収納』のもくじ
  • ■PART1 自然と片づく、暮らしのルール。
    余計なモノは、家に入れない。
    「見える収納」は、無くすのが鉄則。
    「とりあえず」で収納を買わない。
    「ながら」ができる収納で、時短に。
    「兼用」すれば、もっと片づく。
    家が整うと、暮らしも整う。
    ……など

  • ■PART2 忙しくてもキレイが続く、収納のコツ。
    わが家のキッチンリセット、大公開! キレイが続く毎日の工夫。
    省スペースな調理器具は、片づくキッチンの立役者。
    片づく人のクローゼット。
    少ない服で賢く着まわす、1週間コーディネート。
    お風呂は「浮かせる」、「ひっつける」でいつもキレイをキープ。
    共有のモノは一目瞭然がルール。
    子ども部屋は「見せる」、「隠す」でメリハリを。
    お下がりは取りやすい収納で、どんどん着る。
    ……など

  • ■PART3 さくっと時短、家事のアイディア。
    簡単リセットで大掃除要らず。
    わが家のお掃除アイテムは、たったこれだけ。
    作り置きは、あえてしない。
    料理は「コース方式」でいつも出来立てを。
    台所まわりこそ、「使い捨て」。
    ラクラク洗濯のキモは「干し方」でした。
    ……など
著:えり
¥1,540 (2024/04/19 01:51時点 | Amazon調べ)
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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