【要約・感想】忙しくても家をキレイにしておきたい! 「やらないこと」から決める 世界一シンプルな家事

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知的家事プロデューサー・本間朝子さんの『忙しくても家をキレイにしておきたい! 「やらないこと」から決める 世界一シンプルな家事』は、生活にゆとりを生み出すための家事テクニックをまとめた本です。

「掃除の時間は作らない」
「洗濯物は極力畳まない」
「賞味期限はいちいちチェックしない」

など、家事をなるべくシンプルにしていくための「発想の転換」「家づくりのコツ」が書かれています。

忙しくても家をキレイにしておきたい! 「やらないこと」から決める 世界一シンプルな家事
目次

【要約】忙しくても家をキレイにしておきたい! 「やらないこと」から決める 世界一シンプルな家事

この本は、ムダな動きをなくせば家事の負担は劇的に減らせる!というコンセプトのもと、掃除・洗濯・料理・片づけなどに関して「やらないこと」をまず決めようと提案しています。

家事の時短や手間を考えたとき、違うやり方(もっといいやり方)を試そうとする人が多いです。しかし、本間さんは「やらなくてもいい家事をやめてしまうのが最も早く効果的な方法」だと主張します。

たとえば、洗濯物を畳むのに時間がかかっている場合、いかに早く畳むかを工夫するのではなく、そもそも畳まない収納(ハンガー収納やカゴに放り込む収納)にしてしまう、という発想の転換もそのひとつ。

全体を通して「どう頑張るか」よりも「それって本当に必要なの?」と見直してみたり、スムーズにまわるしくみを取り入れてみたりすることでムダをなくす方法を提案しています。

毎日忙しいし、これ以上やることが増えるのはたいへんだけど、「やらないことを決める」ならできそう!

ムダな動きをなくして、家事をシンプルにしよう

本書のコンセプトのキモといえそうな部分を引用して紹介します。

掃除機を吊るす
通路に掃除道具を吊るして、出し入れのめんどくささを無くすと、掃除をしやすくなった。

掃除道具は多すぎても少なすぎても掃除がしづらくなります。

掃除をしようと思っても、掃除道具が少ないとすぐに手に取ることができません。すると、「わざわざ掃除道具の置き場所まで取りに行くのは面倒だから、後でいいや」となってしまうのです。

逆に道具が多すぎると、今度は管理ができなくなり、家が散らかって掃除がしづらくなります。掃除道具が多いために家が散らかるなんて、本末転倒ですよね。

ベストなのは、わざわざ取りに行かなくて掃除道具がすぐに手に届く場所にあり、それぞれの道具がいつも活躍している状態です。

『忙しくても家をキレイにしておきたい! 「やらないこと」から決める 世界一シンプルな家事』p.22より引用

カジコレでも、掃除をラクにするために、床にものを置かず、手近に掃除道具がある状態にしておくことを推奨しています。

基本的に、人間は面倒なことを続けられません。気合いと根性で乗り越えようとするのではなく、ホコリが気になったときにサッと掃除機を手に取れる状態を作っておけば、面倒くささを感じずに済みます。


いつも探し物ばかりしている人は、自分の持ち物に人生の貴重な時間を奪われている人であるともいえます。(中略)

では、探し物をなくすにはどうすればいいのでしょうか。答えは単純明快、「物を少なくすること」です。探し物をしてしまう大きな原因の1つは、「物の持ちすぎ」です。つまり、物を減らすことが、探し物を減らす一番有効な方法なのです。

『忙しくても家をキレイにしておきたい! 「やらないこと」から決める 世界一シンプルな家事』p.98~99より引用

多すぎる持ち物を管理するのには、手間も、時間も、精神力も必要です。探し物をしている時間は1日数分かもしれません。しかし、積もり積もれば膨大な時間になってしまいます。

ものを減らすことは、整理収納をしやすくするだけでなく、大切なあなたの時間を「本当にしたいこと」に使えるようにするために、とても効果的です。

この本では、ものを減らすのと同時進行で「ものを増やさない」こともやっていくことを推奨しています。管理するものが減れば、それだけ家事はシンプルになりますよ。

【感想】発想転換のヒントがもらえる本

本書はやりかたを変えることでムダな作業をできるだけなくし、家事をシンプルにするための本です。

読めば、「そんなやり方があったんだ!」「そういう考え方をすればいいのか」など、発想転換のヒントがたくさん見つかることでしょう。自分が「こうするのが当たり前」という思い込みにとらわれていたのかも、と気づけて、毎日の家事がもっとラクになるかもしれません。

「家事をきちんとやりたいけれど忙しくてできない」「どこから手をつけたらいいのかわからない」という人はぜひ読んでみてください。

もくじの紹介

『忙しくても家をキレイにしておきたい! 「やらないこと」から決める 世界一シンプルな家事』のもくじを引用します。

もくじ
  • 1章 家事に対する考えを変える
  • 2章 新たな発想を行動に移す
  • 3章 家の「環境」を変えてみる
  • 4章 「仕組み」作りを実践する
  • 5章 効果的な「道具」を選ぶ
  • 6章 家族の力を合わせて効率化させる

本間朝子さんのこちらの家事本もおすすめです!

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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