【要約・感想】さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!

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小西紗代さんの『さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!』は、無駄をとことん省いた合理的で楽しい家事のヒントが詰まった本です。

「ずっと時間に追われている気がする」
「やってもやっても尽きることのない家事にうんざり!」
「なにもかも面倒くさくて無気力になってしまうときがある」

そんなふうに感じているなら、本書を読んで”自分自身も幸せでいられる家事”を見つけてみてください。

さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!
目次

【要約】『さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!』

家事」という二文字には、掃除、洗濯、料理、家計管理、整理整頓、暮らしに関わるすべてのことが詰め込まれており、完璧にしようと思えばいくらでも時間と手間をかけられます。

でも、もしあなたが家事や時間に追われてると感じていて、「もう、家のことなんて何にもしたくない!」と思うことがあるのなら、自分一人でやろうとがんばりすぎているのかもしれません。

本書では、著者の小西紗代さんの家事の心がけとして

  • 自分一人でしないこと
  • メリハリをつけること
  • できるときにまとめてすること

の3つが書かれています。

仕事や勉強とは異なり、毎日家族のために行うルーティンワークが苦行に思えてしまうのは、生産性がなく、終わりが見えず、いつまでやってもキリがないから。

でも、本来家事をするのは、その家にいる人たち(自分を含めて!)が心地よく幸せに暮らすためですよね。本書では、そのために「自分自身も幸せでいられる家事」をみつけるヒントを紹介しています。

大きく3つのパートにわかれており、Part1では、負担がぐんと減る 掃除・洗濯・料理のアイデアとして、「ラクしてきれいにする掃除」「無駄をとことん省く洗濯」「ストレスフリーな料理」の具体的なアイデアやノウハウを紹介。

Part2では、余計な手間が減る 分かりやすく効率的な整理収納として、「スッキリ片づく整理収納」「紙の整理術」「手間のかからない洋服の整理」のコツが書かれています。

Part3では、完璧な主婦像を追求しないこと、無駄に家事に時間をかけないこと、大掃除はしないことなど、「しなくていい家事はしない」ことを提案しています。

昭和思考を手放して「できるだけラクにきれいになる方法を考える」

小西紗代さんは、昭和思考を手放して「できるだけラクにきれいになる方法を考える」ことを提案しています。そのために、以下のようなルールを実践しているそうです。

ルール
・使い捨ての道具を使って後片づけの手間をなくす
・すぐに掃除できる環境を整える
・ルンバや食器洗い器などの道具を活用する
・掃除しなくていいように汚れを防ぐ工夫をする

『さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!』p.22より引用

共通しているのは、負担を自分ひとりが背負うのではなく、使えるものはどんどん使おう!というスタンスです。

コンロの汚れに洗剤をつけて雑巾でこすって、その雑巾をすすいで干して…と考えるだけで億劫になりますが、安価で買えるアルカリ電解水シートでサッと拭いて捨てるだけなら簡単です。

家事に取りかかるまでの「面倒くさい負担」を取り除くことで、ハードルはどんどん下がります。

また、家事を合理化するためには、整理・収納の環境を整えることが大切です。それぞれの物に居場所を与えてきちんと収まるようにすれば、掃除も洗濯も料理もスムーズになっていきます。

小西紗代さんの掲げる整理・収納のルールは以下の通り。

ルール
・ストックをたくさん持たない
・物の住所を決め、使う場所に収める
・難しい収納にしない

『さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!』p.66より引用

家が整っていると何をするにもラクで早く、家族全員がそれぞれ必要なものを自分で取り出せるようになるので、一人(主婦)に負担が集中することもありません。

本書にはこれらのルールのほかにも、「物を増やさないアイデア」「洗濯が苦痛にならないアイデア」など、すぐに真似できる具体的なノウハウがたくさん紹介されています。

【感想】無駄を省いた合理的で楽しい家事のヒントがいっぱい

ちゃんとしなければ!という思いで家事をがんばってきた人は、うまくできないときに自己嫌悪にとらわれがちです。しかし、”うまくやる”ために大切なのは、気合いや自己犠牲ではありません。

本書には、家事がしやすいストレスフリーな住環境を作り、家族みんなで家事を担い、家事にとりかかるまでの心理的負担(=面倒くささ)を取り除くことがポイントだと書かれています。

『さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!』は、写真が豊富で、具体的な「無駄を省いた合理的で楽しい家事のヒント」がいっぱい詰まった本です。

定年のない果てしない家事を日々ラクに行うヒントを見つけたい人は、ぜひ読んでみてください。

本書のもくじ

『さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!』の目次を引用します。

はじめに
・家事に追われない
・時間に追われない
・片づけに追われない
・昭和思考を捨てる

Part1 負担がぐんと減る 掃除・洗濯・料理のアイデア
・01 ラクしてきれいにする掃除
・02 無駄をとことん省く洗濯
・03 ストレスフリーな料理

Part2 余計な手間が減る 分かりやすく効率的な整理収納
・01 スッキリ片づく整理収納
・02 紙の整理術
・03 手間のかからない洋服の整理

Part3 しなくていい家事はしない

おわりに

『さよさんの「時短家事」スタイル 毎日のことだから上手にラクする!』p.4~p.5より引用
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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