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整理収納レッスン⑧ ものを減らす手順は「全部出す・分ける・判断する」

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ものを減らすためには、「全部出す→分ける→判断する」の3ステップで段階的に進めるのが効率的です。その際は、ものが「使えるか・使えないか」ではなく、自分が「使うか・使わないか」で判断します。

ものを減らす3ステップ
目次

ものを減らすための3つのステップ

ものを減らすには、3つのステップで段階的に進めるのが効率的です。

  1. 中のものを全部出す
  2. 種類ごとに分ける
  3. いる・いらないを判断する

「え~、全部出すなんて、散らかりそうだし面倒くさい」と思うかもしれませんが、スピーディーに整理したいなら、この3ステップを実践するのがおすすめです。

ものを減らす3ステップ

むしろ、引き出しから1つずつものを手に取って「いる・いらない」を判断するほうが、難易度が高く、挫折しやすくなります。

確かに! そのやり方だとゴールが全然見えなくて嫌になっちゃったな。

続けて、「全部出す→分ける→判断する」の3ステップを詳しく解説します。

ステップ1 中のものを「全部出す」

キッチンの引き出しやクローゼットなど、「この場所を片づける!」と決めたら、その中に入っているものを全部出します。面倒くさがらず、エイッと全部出してしまいましょう。

これは、ほとんどすべての整理収納本に書かれているといってもよいほど、大切なことです。

「引き出しを開ければ何が入っているかわかるから」はNG! 必ず全部出すようにします。

全部出すと、持っているものの総量と状態がよく分かりますし、存在を忘れていたものが出てくることも。現状を把握するために欠かせない作業です。

カジコレ編集部

床やベッドの上など広げられるスペースを確保してから全部出しましょう。

ステップ2 種類ごとに「分ける」

全部出したあと、同じ種類のものを集めるように分けていきます。(カトラリーであれば、スプーン、フォーク、ナイフというように、洋服であれば、トップス、ボトムスというように)

同じものを集めると、必要数に対して多い・少ないが分かりますし、必要かどうかも判断しやすくなります。4人家族でフォークが4本なのにナイフが8本あったら、ナイフが多すぎますよね。

このとき、家の他の場所に同じ種類のものが収納されているなら、出してきて一緒に作業するほうが効率が良いです。

カトラリーがキッチン以外の場所にあることはあまりないでしょうが、例えば、洋服があちこちの部屋に置いてある場合は、全部集めてきてから分けるとよいでしょう。

ステップ3 いる・いらないを「判断する」

種類ごとに分けたものを、「いるもの・いらないもの・迷うもの」に分けていきます

分けるのは作業なので、感情を入れず、機械的に手早くやるのがポイントです。

このとき「迷うもの」がたくさんあっても構いません。3秒で「いる」とも「いらない」とも決められなかったものは、「迷う」に入れましょう。

判断基準は、ものが「使えるか・使えないか」ではなく、自分が「使うか・使わないか」です。

基本的に、いま使っているか、1年以内に使う予定があるなら「いる」と判断します。1年以内に使う予定がないれば「いらない」と判断しても困らないはずです。

「いつか使うかも……」の「いつか」がやってくることはまずありません。

カジコレ編集部

ただし、冠婚葬祭に必要なものや思い出の品は例外にしてOKです。

迷うものはしばらく保管する

ステップ3で「迷う」に分類されたものはしばらく保管しておきましょう。

多くの片づけ本では、判断に迷うものは箱や紙袋にいれて、邪魔にならない別の場所に期間を決めて保管することを提案しています。

しばらく保管してから改めて判断してもよいですし、「一定期間なくても困らなかったのだから、いらないものだ」と判断して中身を見ずに捨てても良いです。

以下の記事で「しばらく保管してから改めて判断する」と「一定期間保管したら中身を見ずに処分する」について詳しく解説しています。

処分予定のものをためておかない

「いらない」と判断したものは、ためておかず、なるべく早く手放すようにしましょう。

まだ使えるものは、人に譲ったり、フリマアプリで売ったりできますが、処分予定のものを「いつか人に譲るから」「そのうちフリマサイトで売るから」と、保管しておくのはやめるべきです。

  • 人に譲る場合は「いつ、誰に」譲るのかを明確に決める。
  • フリマアプリには今すぐ出品する。
  • 今すぐ出品するのが面倒なら、まとめてリサイクルショップに持っていく。
  • 寄付するつもりなら、すぐに手続きする。

「譲る」「売る」は、次の人に使ってもらえるぶん、心が痛まずに済みます。しかし、譲る相手がいなかったり、売るのが面倒だったりするなら、まだ使えるものであって捨てるべきです。

カジコレ編集部

「いつかやろう」ではなく、すぐに行動を起こすことが大切です。

「全部出す→分ける→判断する」の3ステップで残すものを決めたら、次はそれらを「どのように置くか」を考えます。ものの置き場所や収納を工夫することで無駄な移動や手間が減り、家事がラクになりますよ。詳しくは続きの記事をどうぞ。

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参考書籍
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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