散らかりやすいものは一時置き場をつくって片づいた状態をキープする

片づけの基本は、使ったものを元の場所に戻すこと。でも、つい面倒くさくてそのへんに置きっぱなしになってしまっていませんか?

もしそうなら、チョイ置きできる「一時保管場所」を作れば、部屋が散らかるのを防げます

一時置きボックスをつくる
目次

カジコレ評価

散らかりやすいもの一時置き場を作る
カジコレ評価
9
散らかって見えない
カジコレ評価9点
※編集部判断に基づく

散らかりやすいものの一時置き場を作る

家のあちこちにものが置きっぱなし、出しっぱなしになっていると、散らかって見えます。

そうなる原因は、ものの正しい収納場所が決まっていなかったり、遠くてしまうのが面倒だったりするから。

帰宅して手袋とマフラーを外したとき、二階の自室まで持って行くのが面倒で、つい下駄箱の上に置いてしまう。あるいはダイニングの椅子の上に置いてしまう……。身に覚えがありませんか?

あるある。ダイニングテーブルに誰のかわからないものが溜まりがち。

もしそうなら、ものが溜まりやすい場所に一時置き場(チョイ置きボックスやバスケットなど)を用意しましょう

一時置き場
無印良品 持ち手付帆布長方形バスケット・特大

普段はそこにものを一時置きし、時間のあるときに仕分けして整理(リセット)をすれば、いつも片づいた状態をキープできます。

一時置き場にボックスやカゴを置くだけなので、いますぐ取り入れられるノウハウです。汎用性が高く、毎日のちょっとした手間やストレスがなくなるので、カジコレ評価は9点となりました。

カジコレ編集部スタッフが実践してみたところ、家族に「これ誰の? ちゃんと片づけて!」と言う回数が激減。散らからない仕組みづくりで、暮らしがうまく回るようになりました。

カジコレ編集部

ここからは、実際にアイテム別の一時置き場の作り方を紹介します!

本・雑誌・新聞

雑誌の一時置きボックス

リビングやダイニングで散らかりやすい本・雑誌・新聞。読みかけのものをそのへんに置いて、「あとでまた読もう」と思うシーンはよくありますよね。

読む場所の近くに本棚やマガジンラックを置いて戻しやすくするのも一つの方法ですが、難しい場合は、読みかけの本や雑誌の一時置き場をつくりましょう。

ソファがあるなら、ソファの下に入れられるキャスター付きの薄いトレイがおすすめです。読みかけの本はそこにしまうようにすれば、散らかって見えません。

ソファがなければ卓上に置く薄いトレイでも良いですし、マチのあるトートバッグや持ち手付きのカゴなども使えます。

カジコレ編集部

一時置きしてよいのはトレイに収まる冊数まで。それを超えたら本来の場所に戻してリセットしましょう。

書類・郵便物・チラシ

郵便物やチラシの一時置き場
郵便物やチラシの一時置きトレイ

子どもの学校からのおたよりや未処理の書類などを玄関やテーブルに置くと散らかって見えます。

そこで、薄いトレイをひとつ用意して、あとで見返したい書類はそこに入れるようしましょう。

A4サイズが入るくらいのおしゃれな木製や竹製のトレイを置けば、ホテルのような雰囲気になります。もちろん、100円ショップの白い薄型トレイでもOKです。

もう少し長期で保管したい書類や郵便物は扉付きのキャビネットの中に「とりあえずボックス」を用意してそこに置くのがおすすめ。定期的に見返して、不要になったものは捨てましょう。

ダイニングテーブルの上のもの

ダイニングテーブルは本来は食事をする場所ですが、家族がそこで勉強をしたり、お絵かきをしたりすることも多いですよね。

ダイニングテーブルの上に「とりあえずトレイ」を用意すれば、食事になったら、テーブルの上のものをすべてトレイに入れて移動させられます。

食事が終わったらトレイごとテーブルに戻せば、勉強やお絵かきをすぐに再開できますよ。

子どもが2人以上いるおうちなら、トレイを人数分用意して「○○ちゃんトレイ」と名前をつけるのもいいかも!

ダイニングテーブルの上に個人別トレイが増えそうなら、引き出し式キャビネットやレターラックを置き、一段分をひとりの一時置き場として使う方法もあります。。

子どもの制作物(折り紙・絵など)

子どもがつくった折り紙や絵などの制作物は、そのままだと散らかるので「とりあえずボックス」に入れるようにしましょう。

ボックスがいっぱいになったら子どもといっしょに残しておきたいもの選んで整理します。

あくまでも、とりあえずボックスは一時置き場です。厳選して「長く保管したい」と思ったものは、とりあえずボックスから出して、押し入れやクローゼットに収納するようにします。

子どもが使う学習プリント類

子どものテストの答案や学習プリント類は、薄いボックスやトレイに一時保存しましょう。ボックスやトレイはベッドの下や棚に置き、学期ごとに子ども自身で見返して、要らないものは処分するようにします。

アクセサリー

アクセサリートレイに一時置き
アクセサリーをはずしたらトレイに置く

帰宅してすぐにアクセサリーを外し、テーブルの上や洗面台に置いてしまいがちなら、その場所にアクセサリートレイを置いて、そこにまとめるようにします。

アクセサリートレイなら散らかった印象になりませんし、うっかり無くす心配もありません。トレイがいっぱいになったら、あるいは週末ごとにアクセサリーは本来の収納場所に戻します。

その日に洗濯しない服

その日に洗濯しない服
もう一度着たい服をカゴに入れておく

短い時間だけ着たボトムスや冬場のパジャマなど、洗濯しないでもう一度着るつもりの服は、そのへんに置きっぱなしになりがちです。

洗濯済みの服と区別するためにも、たんすや衣装ケースに戻すのではなく、「もう一度着たい衣類の一時置き場」としてボックスやカゴを置き、そこに放り込むのがおすすめです。

この一時置きボックスは洗面所ではなく、たんすなど本来の収納場所の近くがベター。そうしないと、「もう一度着るつもりの服」のことを忘れて新しい服を出してしまい、一時置きがどんどん増えてしまうからです。

カジコレ編集部

コートや上着などは「一時置きボックス」ではなく、脱ぎっぱなしになりやすい場所に吊るす収納をつくるのがおすすめ!

【関連記事】そのへんに置きっぱなしになりがちなバッグやコート、吊るす収納にすれば部屋が散らからない!

リビングに置きっぱなしのもの

リビングで散らかりがちな、誰のものか分からないものたち。「使ってないものは片づけなさい! この鉛筆は誰の? テープは?」と家族に聞いてまわるのはストレスがたまりますよね。

「知らないー」「私のじゃない」って言われるとモヤモヤしちゃう・・・

リビングに置きっぱなしの物をボックスに入れる
誰のものかわからないものを入れる忘れものボックス

そんな悩みがあるなら、リビングに置きっぱなしのものを放り込み、時間が経ったら捨てるボックス(カゴでもOK)を設置しましょう。

公共の忘れ物ボックスのように、「○日以内に持ち主が現われなかったら捨てます。」とルールを決めます。「捨てられたくなかったら片付ける必要がある」と家族に理解してもらいましょう。

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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