よく使うものをすぐに手に取れるように、便利な場所に吊るして収納する

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よく使うものを吊るして収納すると、引き出しや扉、ケースのふたなどを開けることなく、使いたいときにパッと手に取れて、戻すときも簡単です。

吊るすことでそれまで収納場所ではなかったところにも収納できるようになるうえ、そのアイテムを使う場所に収納を作れるので動線が短くなって、時短もできます。

掃除機を吊るす
通路に掃除道具を吊るして、出し入れのめんどくささを無くすと、掃除をしやすくなった。
目次

カジコレ評価

よく使うものをつるして収納する
カジコレ評価
9点
使う場所の近くに置ける
カジコレ評価9点
※編集部判断に基づく

よく使うものをつるして収納する

よく使うものを吊るして収納すると、使いたいときにワンアクションですぐ手に取れます。かがんで低い引き出しを開けたり、扉やケースを開いたりすることなく取り出せるので、面倒くささがありません。

キッチンツールを乾かしながら収納する

さらに、吊るす収納なら、壁面にフックを取り付けるだけなので、それまで収納場所ではなかったところも収納場所にすることができます

扉裏につるす収納

やり方は、壁面や扉裏などそれまで収納スペースではなかった場所にフックやつっぱり棒を取り付けて、ものを吊せるようにするだけ。空間の有効活用ができて収納力がアップするうえ、よく使う場所の近くに収納スペースを作れるから、パッと手に取れて戻すのも簡単です。

カジコレ編集部

「そこに収納が欲しかった!」っていうところに収納スペースを作れるのが◎

キッチンツールをピンチハンガーで吊るす

でも、なんでも見えるところに吊るしておいたら、ごちゃついて見えない?

確かに、見える場所にものを吊るすと、取りやすい反面、ごちゃごちゃして見えます。

気になる場合は、扉の裏などに吊るせば、見た目がごちゃつきません。その代わり、扉を開けるというひと手間が加わります。

カジコレ編集部

どちらが良いかは人それぞれですが、毎日のように使うものは見えるところに、使用頻度の低いものは見えないところに吊るすのがおすすめです。

いろいろな場所で取り入れられる汎用性のあるアイデアで、カジコレ評価は9点となりました。
続けて、具体的にアイテムごとに吊るして収納する方法を紹介します。

キッチンアイテム

キッチンアイテムのうち、繰り返しよく使うものは作業台の横やシンク横など、手の届きやすい場所にフックを取り付けて吊るしましょう。

キッチンツールを吊るして収納
コンロの近くの壁面に調理に使うキッチンツールを吊るす

まな板、お玉、フライ返し、ザルなど、よく使うキッチンツールは吊るして収納すると、次に使うときに取りやすいです。吊るすと自然に乾くので、拭く手間もかかりません。

壁面に粘着式のバーを取り付けてS字フックをかけて吊るす方法や、フィルムフックを取り付けて吊るす方法があります。

吊り戸棚フック
茶こしーやコーヒーサーバー、計量カップなどを吊るす

また、キッチンの吊り戸棚の下に挟み込むフックも便利です。棚板の厚みにあわせてネジでしっかり固定できるので、よく使うキッチンツールのほか、マグカップなども収納できます。

カジコレ編集部

吊り戸棚の下は作業台の奥の方だから、吊るしても邪魔になりません。
キッチンでの作業中にパッと取れるので便利です!

扉裏にまな板を吊るして収納
吊り戸棚の裏にカッティングボードを吊るす

ただし、キッチンは油汚れが付きやすい場所で汚れやすいというデメリットがあります。

よく使う道具なら「使う」「洗う」「吊るす」を繰り返すので、汚れが気になることはありませんが、あまり出番のないものなら吊り戸棚の扉裏にフックをかけて吊るしておくと良いでしょう。

カジコレ編集部

扉の裏に吊るせばごちゃごちゃして見えませんし、汚れもつきません。

引き出しの内側に吊るす収納

シンク下が引き出しタイプの場合は、深い引き出しにひっかけるタイプのフックを取り付けるか、裏側に吸盤式のフックを取り付けて、茶こしやピーラーなどよく使うものを吊り下げる方法も。

キッチンカウンターやシンクの下が開き戸の場合は、下の扉の裏側にネットをぶらさげたり、タオルバーや市販の鍋蓋ラックを取り付けたりすれば、出し入れしやすい収納場所になります。

掃除用具

掃除機やほうき、フローリングワイパーなどの掃除用具は、よく使う場所に、パッと手に取れる状態で吊るして収納するのがおすすめです。

掃除機を吊るす

充電式のスティック型掃除機は、充電器もセットで同じ場所に置きましょう。

掃除道具はしまい込むと「取り出すためのワンアクション」が面倒ですが、たとえばすぐ取れる冷蔵庫脇や廊下に吊るしておけば、目に付くのでこまめに掃除するようになります。

床にほこりや髪の毛が落ちていても、掃除機を取りに行くのが面倒で見て見ぬふりをしちゃうことがあるけど、近くにあれば面倒がらずにやれそう。

掃除用具を吊るす

フローリングワイパーやほうきなど細長い掃除用具も、扉裏や壁にフックを取り付けて、あるいは100円ショップで買える「ワンキャッチ」を取り付けて吊るせます。

そのほか、以下も掃除用具を取りやすくすることで、こまめに掃除するようになるアイデアです。

  • 階段の上と下に羊毛ダスター(ホコリ取り)をフックで吊るしてセットし、階段を上がりながら&下りながら掃除をする
  • ほうきの柄にはめられるちりとりをセットし、いっしょに吊るしておく

「ホコリが気になったとき掃除するための道具がすぐそこにある」状態を作るのがポイント。掃除道具は”使いたい場所”の近くに収納するのが家事効率化の近道! 吊るす収納ならフック1つで実現できます。

カジコレ編集部

吊せない細々した掃除グッズは、エコバッグに入れて吊るしておく方法も!

洗濯用品

デッドスペースになりがちな洗濯機の奥や上部に洋服用ハンガーやピンチハンガーを吊るしておきます。洗濯し終わったものをその場でセットできて便利です。時短にもなります。

洗濯機の上にハンガーを収納

洗濯機の上部空間につっぱり棒を取り付けるか、上部にハンガーかけのある洗濯機ラック(ランドリーラック)を設置することで吊るす場所を作れます。

洗濯まわりの無駄な移動をできるだけ減らし、動線を短くすることで、洗濯の時短が可能です。

玄関まわりの小物

玄関まわりに毎日持っていくものをパッと手に取れるように吊るしておくと時短になり、忘れ物をしにくくなります。靴べらは靴を履くときに手の届きやすい位置に吊るしましょう。

外出時に持って行くものをまとめておく

時計、鍵、ICカードなどの小物は、壁にキーフックを取り付けてかけるように。マグネットで金属ドアに取り付けられるトレー付きのキーホルダーラックやアンブレラホルダーを使うと便利です。

傘を吊るして収納

マグネット式アンブレラホルダーを取り付けてドア裏に傘を吊せる方法は、玄関の床面積を圧迫することもなく、吊るしながら傘を自然乾燥させられるので一石二鳥です。

リモコン

リモコンの背面にスマホリングや差し込み式壁面シールフックを取り付ければ、吊るして収納できます。

リモコンを吊るす

テレビ、エアコン、ゲーム機など、家族みんなが使うリモコンは、ついそのへんに置きっぱなしになりがち。使いたいときに見つからず探し回ることもあるのではないでしょうか。

リモコンの背面に100円ショップで買えるスマホリング(フィンガーリング)を取り付けて壁のフックにかけたり、差し込み式壁面シールフックを取り付けたりすれば、吊るして収納できます。

差し込み式壁面シールフック
差し込み式壁面シールフック
差し込み式壁面シールフック

置きっぱなしを防げるだけでなく、家族共有の定位置を作れるから、迷子にもなりにくいです。

その他よく使うもの

そのほか、ドライヤー、はさみ、ヘッドホン、アクセサリー、アルコールスプレーなど、よく使うものも、使う場所の近くに吊るして収納すると取りやすいです。

ドライヤー

ドライヤーを吊るして収納

毎日使うヘアドライヤーは、洗面所の壁や洗面台の下扉に吊るすと、取るのも戻すのも簡単です。

ドライヤーハンガー

100円ショップで買えるドライヤーハンガーやドライヤーホルダーを使うのもよいでしょう。
ワゴンやシンク下の扉にひっかけて、ドライヤーを差し込むように入れられます。

ドライヤーホルダー
コード用フック付きのドライヤーホルダー
ドライヤーホルダー
洗面台の下の扉にかけられます
カジコレ編集部

100均のドライヤーホルダーはいろいろなタイプがありますが、シンプルで小さめのものを買うと大きなドライヤーは入らないこともあるので注意。

はさみ

はさみを吊るす

リサイクル用の牛乳パックを切ったり、段ボールを紐で束ねたりするときにはさみを使うなら、その作業をする場所の近くにフックを付けて、専用はさみを吊るしておくと便利です。

イヤホン・ヘッドホン

ヘッドホンを吊るす

使うたびに引き出しや箱に戻すのが面倒で、出しっぱなしになりがちなイヤホンやヘッドホンは、よく使う場所の近くにフックをつけて、引っ掛けるだけにしておくと良いです。

カジコレ編集部

パソコンでオンライン会議のときだけヘッドホンを使うなら、パソコンデスクの近くの壁にフックで吊るしておくと、すぐ取れて&戻せて便利です。

アクセサリー

ネックレスを吊るして収納

ネックレスなどのアクセサリー類は、クローゼットや洗面所など、普段アクセサリーをつけ外しする場所に吊るして収納しておくと、取るのも、戻すのも簡単です。

ただし、洗面所の場合は、あまり水気のあるところに吊るすと錆びやすいので気を付けましょう。

アルコールスプレー

アルコールスプレーを吊るす

一日に何度も使うアルコールスプレーは、玄関やキッチンなど、よく使う場所に吊るしておくと取りやすいです。バーにひっかけるか、壁にフックを取り付けて吊るすと良いでしょう。

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参考書籍
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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