ストック品を上手に管理する方法は、「在庫がわかるように置く」「ストックの数量を決める」「決めた数からそれ以上増やさない」の3つ。これを守れば買いすぎてものがあふれることはありません。
ストック管理のポイントは3つ
ストックをきちんと管理したいなら、以下の3つのポイントに気を付ければOKです。
- 在庫がわかるように置く
- 数量を決める
- それ以上増やさない
この3つを守れば、「収納しきれないストック品で生活空間が圧迫される」「引き出しから賞味期限切れの食品が出てくる」「買ったはずの日用品が見当たらない」なんてこともなくなります。
続けて、それぞれのポイントについて、具体的にどうやればよいかを説明していきますね。
在庫がわかるように置く
まず心がけたいのは、ストック品は在庫がわかるように置くこと。
家のあちこちに収納すると、いくつあるのか分からなくなってしまいます。同じ種類のものは一つの場所にまとめて収納するようにしましょう。
例えば、「調味料のストックはキッチンの下の引き出し」「ラップやアルミホイルは吊り戸棚」というように決めれば、家のあちこちからストック品が出てくることは起こりません。
そして、一つの場所に置くときは、パッと見たときに、何がいくつあるのかわかるように置くのがポイント。ごちゃごちゃに置いてあると、在庫数を把握するのが難しくなってしまうからです。
ストックしているものの種類と量を可視化するのが大切!
ストックの数量を決める
ストックの数量は、家族構成や買い物の頻度、収納の広さによっても異なるので、一概に「○○は何個まで」とは言えません。数量の決め方はいくつかあるので、自分に合うものを選びましょう。
プラス1個
多くの片づけ本で、「ストックは現在使っているもの+1個(1セット)」を提案しています。
これが、調味料、ラップやホイル、洗剤、トイレットペーパーなどで、現在使いかけのもののほかに、未開封のものを1個(1セット)ある状態を常に保つ方法です。
使いかけのものがなくなったら、ストックを開封し、同時にそれを買い物リストに書いておきます(ネットスーパーや生協利用の場合はこの時点で注文)。
いつも+1個があるので、いきなりなくなって困ることもありません。なくなったら1個足せばよいというルールはシンプルで、収納場所も最低限で済みます。
安売りをしていたからとストックを増やしすぎると、ものがあふれて部屋が散らかる原因に…。買いだめしなくても、特売はまたあります。
決めたスペースに入るだけ
「調味料のストックはここ、洗剤のストックはここ」というように場所を決めて、そのスペース(引き出しの一段、あるいはボックス)に入る分だけ持つ方法です。
同じ種類のものを1つの場所にまとめて収納してあるので、そこに収まるだけの量を買えば、ものがあふれることはありません。個数は、スペースの広さとものの大きさによって異なります。
1か月間に使う量から逆算する
ローリングストック(非常時にも利用できるよう、常に一定量の食品や日用品を備蓄し、古いものから消費し、消費したものを買い足していく方法)を考えるなら、1か月間に使う分から逆算して、ストックの数を決めるとよいでしょう。
「1か月に使う量」は、家族構成やライフスタイルによって異なります。どのくらいの頻度で使うのかを考え、1か月買わなくていい量をストックしておけば安心です。
「備蓄をしっかりしたい」「欲しいときすぐ買えないのが不安」という人向きの方法といえます。
洗剤は○個、トイレットペーパーは○パック、というように、「わが家が1か月間に必要な量」を紙に書き出して貼っておくのも一つの方法です。
決めた数からそれ以上増やさない
ストックの数量を決めたら、それ以上増やさないようにするのがストック管理のコツです。
「プラス1個」であれば、「1個使ったら、1個買う」を徹底すること。
「決めたスペースに入るだけ」なら、スペースからあふれないように収まるだけの量にすること。
「1か月間に使う分から逆算する」の場合は、「プラス1個」や「決めたスペースに入るだけ」よりも生活空間を圧迫する可能性があります。
定数管理をしっかり行い、なんでもかんでもストックしないように心がけましょう。
数量をしっかり維持すれば、収納スペースも気持ちもスッキリ!
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