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家事がラクになる王道の収納ルール7選

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王道の収納ルールを取り入れるだけで、毎日の家事がぐっとラクになります。立てて収納する、見渡せるように収納する、床や台にものを置かない、家事動線のムダをなくすといった工夫は、特に時短効果が大きいです。

家事がラクになる収納の基本ルール

この記事では、取り入れるだけで家事が劇的にラクになる王道の収納ルールを7つ紹介します。

目次

立てて収納する

ものを立てて収納すると、見つけやすく、取りやすくなります。

棚や引き出しにものを重ねて収納すると、下側に入っているものが見えづらく、探すのに手間取ります。また、ものを取り出すときも、目当てのものがいちばん下になってると、

  1. 上に重なっているものを脇によける
  2. いちばん下のものを取り出す
  3. 脇に除けていたものを戻す

という3アクションが発生します。出し入れのたびに手間と時間がかかって面倒ですよね。

しかし、立てて収納すると、見つけやすく、取りやすくなります。それまで探すのと取り出すのにかかっていた無駄な手間と時間をなくせるので、時短ができ、効率的です。

重ねずに立てるアイデアは、例えば以下のようなものです。

  • 洋服を畳んで(丸めて)立てる
  • フライパンをスタンドで立てる
  • 書類ケースで紙類を立てる
  • 野菜室や冷凍庫内の食品を立てる
冷凍庫の中の食材を立てて収納する

いずれも、立てることで「見つけやすい(探さなくて済む)」「取り出しやすい」「戻しやすい」が叶い、かかる時間と手間が減ります。今重ねて収納しているなら、立てたら便利かもしれないと柔軟に考えて、試してみてください。

見渡せるように収納する

ひと目で見渡せるように収納すると、ものを取り出すのも戻すのもラクです。

棚に透明ボックスを並べる

何か取りたいものがあるとき、それが白色のケースに入っていたり、何かの下(奥)に置かれていたりすると、探しだして取るのに苦労します。上(手前)にあるものをどかしたら、それも戻さなくてはいけません。

こうした手間と時間をなくすためには、ひと目で見渡せるように収納するのがポイントです。

白いケースが整然と並んでいると、スッキリした見た目でまるで雑誌に登場する家のようですが、中身が見えません。その点、透明な収納ケースを使えば、どこに何があるか一目瞭然です。

カジコレ編集部

「透明ケースは中身がスケスケで生活感が出まくり…」と気になるなら、扉の中だけでも透明ケースにするのがおすすめ!

透明・半透明の収納ボックスやケースに収納すると、家族みんなが迷わずモノを取れる&戻せるので、暮らしがスムーズにまわります。「あれ、どこ~?」と聞かれることもなくなりそうですね。

靴下やスパッツを立てて収納

見渡せるようにする方法は「透明化」だけではありません。吊るす・立てる・間仕切りを使うなどの方法でものを並べて全部見えるように収納しても、ものを探しやすい&選びやすいです。

「見渡せるような収納」には以下のようなものがあります。

  • すべての洋服をクローゼットに吊るす
  • 靴下を丸めて一足ずつ立てて並べる
  • 複数のネクタイを吊せるハンガーを使う

…など、やり方はさまざまですが、「何かを動かさなくても全部見渡せる」収納がポイントです。特にストック品は、見渡せることで在庫管理がしやすく、買いすぎの予防になります。

床や台にものを置かない

床や台に直接ものを置かず、吊るしたり浮かしたりして収納すると、汚れが付きにくく掃除もラクです。

キッチンの水まわりのものを浮かす

床や台の上にものを置くと、拭き掃除のたび動かさなければなりません。さらに、キッチンのシンク、洗面台、浴室内などの水回りに置いたものは底面がぬるつき、カビが生えやすいです。

料理の後片づけや掃除をラクにしたいなら、床や台にものを置かないのがポイント。その代わりに、吊るしたり浮かしたりして収納をします。

お風呂で使うものは浮かせたり吊るしたりして収納する

シャンプー、手おけ、バススポンジなど、お風呂で使うものを浮かせて・吊るして保管する方法は、「水切れがよく乾燥しやすいこと」「すぐ手に取れて便利なこと」がメリットです。

洗い場の床や棚、窓枠に直接置かないことで、ぬめりやカビの発生を防げます。スポンジやスプレーボトル、ブラシは「吊るす」「壁にくっつける」などで床からはなしましょう。

掃除機を吊るす
通路に掃除道具を吊るして、出し入れのめんどくささを無くすと、掃除をしやすくなった。

水回りに限らず、リビングや寝室でも、床にものをおかず、吊るす&浮かす収納をすると、何も動かすことなくササっと掃除ができてラクです。

  • アイアンバーでスリッパを浮かす
  • ゴミ箱をフックで吊るす
  • 電源タップを壁に貼り付ける
  • コードをバンドでまとめ床にたらさない

…など、床に直接置かれがちなものも、工夫して浮かせて収納すると、掃除機がけもフローリングワイパー掛けもスイスイ! コードにほこりが絡んで取るのが大変なんてこともなくなります。

汚れやすい場所にものを置かない

ものが汚れやすい場所にはなるべく何も置かないようにすると、掃除が楽になります。

コンロのまわりにものを置かない

コンロの近くに置いた調理器具スタンドや調味料の容器は、気づくとすぐにベタベタ油っぽくなっていて、洗うのが面倒なもの。しかし、そもそも置かなければ汚れがつくことがありません。

カジコレ編集部

調味料やツール類は、棚や引き出しの中などを定位置にすれば、油汚れやほこりを防げます。

とはいえ、お玉やフライ返しなどよく使うキッチンツールは、出しておいたほうが便利な場合も。その際も、上に書いたように「吊るす」収納にすれば、掃除の邪魔になりません。

1軍アイテムは最も使いやすい場所におさめる

手が届きやすい棚や引き出しには、よく使う1軍アイテムを使いやすい量だけ納めておきます。

ものを出し入れしやすい位置

たまにしか使わない来客用の5客セットのカップ&ソーサーは、食器棚の取りやすい位置に置くのではなく、奥のほうや高いところに置けばOK。その代わり、毎日使うマグカップやお茶碗はとりやすい位置の手前に収納します。

お箸やしゃもじも複数本をまとめて同じ場所にしまうと、ごちゃごちゃして取り出しにくいので、いつも使う量だけを一等地に収納し、それ以外は別のところにしまうとよいでしょう。

カジコレ編集部

日々使う量だけ表に出しておくと、使い勝手が格段に上がりますよ。

収納場所を家族で共有する

家族でものの収納場所を共有して、全員が「どこに」「なにが」あるかわかるようにしておくと、家事シェアがしやすくなります。

ソフトビニールケース(メッシュケース)にラベリング

家族の誰か一人(例えばお母さん)だけが場所を分かっていて、ほかの家族がわかっていない場合、何かが必要になるたびにその人に聞かなくてはなりません。戻す場所がわからず出しっぱなしということも起こるでしょう。

しかし、収納場所を家族で共有できれば誰でも使いたいものをすぐに取り出せ、元に戻せるようになります。その結果、家の中が散らかりにくくなるのです。

カジコレ編集部

みんながものの場所を知って、そこから出してそこに戻せるようにすれば、一人に負担が集中しなくなります。

収納場所を共有するには、必要なものを探せる&戻せるようにラベルを貼る方法がおすすめです。

オフシーズンのアイテムなどを収納ボックスに入れて押し入れや物置などにしまい込んでおくときは、外側にボックスの中身を書いたラベルを付けておくと便利です。

家事動線のムダをなくす

使う場所の近くや便利な場所にものを収納すれば、家事動線のムダがなくなって時短ができます。

洗濯機の上につっぱり棚

ものを使う場所の近くに収納できれば、取り出しやすく戻しやすいので、家の中で行ったり来たりを防げます。つまり、便利な場所に収納スペースを作れば、家事動線のムダがなくなります。

ごくたまにしか使わないものなら使う場所としまっておく場所が離れていてもさほど問題ありません。しかし、日常的に使うものなら、それを使う場所の近くに収納するのが便利です。

洗濯機上の収納
洗濯乾燥機の上にタオル置き場をつくり、取り出した瞬間に丸めて収納している。

使う場所の近くに棚を置けない場合も、「上部に突っ張り棚を渡す」「家具や家電の側面にマグネットでボックスを設置する」「扉裏に吊るす」などのアイデアで、収納スペースを作りだせます。

例えば、以下のようなことが可能です。

  • トイレの扉上に収納スペースをつくる(洗剤や生理用品などを収納)
  • 洗濯機の上に収納スペースをつくる(ハンガーや洗剤などを収納)
  • 家具・家電の横に収納スペースをつくる
  • 壁・扉の裏に収納スペースをつくる

ただ単に収納スペースを増やすのではなく、便利な場所=そのものを使う場所の近くに収納を作ることは時短になるので、忙しい人にこそ取り入れてほしいアイデアです。


このページで紹介したのは、単にたくさん収納できる「収納ワザ」ではありません。

このルールに則って収納をすると、毎日の「面倒くさい」「時間がかかる」といったストレスを減らせ、家事の効率がよくなります。自分の時間が増えて、暮らしにゆとりが生まれる「収納の基本ルール」、試してみてくださいね。

カジコレ編集部

現状ものが多すぎる場合は、収納を工夫する前にものを減らすことから始めましょう。→整理収納レッスンはこちら

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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