必要なものを探せる・戻せるようにラベルを貼る

収納ケースや置き場所にものの名前を書いたラベルを貼ると、必要なものが探しやすく、きちんと戻せるようになります。誰が見ても一目瞭然なので、家事シェアがしやすくなるアイデアです。

棚にラベルを貼る
目次

カジコレ評価

必要なものを探せる・戻せるようにラベルを貼る
カジコレ評価
8点
定位置がわかる
※編集部判断に基づく

必要なものを探せる・戻せるようにラベルを貼る

家族みんなが使うものにラベルを貼って、「どこに」「なにが」あるかわかるようにしておくと、家事が効率的になります。

家族の誰か一人(例えばお母さん)だけが場所を分かっていて、ほかの家族がわかっていない場合、何かが必要になるたびにその人に聞かなくてはなりません。戻す場所がわからず出しっぱなしということも起こるでしょう。

しかし、ラベルを貼ることで誰でも使いたいものをすぐに取り出せ、元に戻せるようになります。その結果、家の中が散らかりにくくなるのです。

カジコレ編集部

ラベリングをすることで、家族の誰かが留守でも、寝込んでいても、ほかの家族が「ものの場所がわからなくて困る」ことを防げます。

最初にラベルを貼る手間はかかりますが、費用はあまりかからず、貼った後は時短とストレス減ができるので、カジコレ評価は8点となりました。

良さそうだけど、ラベリングってどうやるのが良いのかな?

ラベルプリンター
ブラザーのラベルライター「ピータッチ」
手書きラベル
手書きラベル

ラベルは、テプラなどのラベルプリンターで作っても、手書きで作っても構いません。

テプラで作れば整った見た目で統一できます。マスキングテープやラベルシールに油性ペンで手書きする方法は手軽で、中身が入れ替わっても簡単にラベルを貼り替えられるのがメリットです。

メリットデメリット
テプラ見た目がきれい
統一感がある
作るのが少し面倒
中身が変わったときに対応しにくい
手書き見た目がきれいなわけではない作るのが簡単
中身が変わってもすぐ対応できる

字の読めない幼児がいる場合は、中身を表すイラストや写真をラベルとして使うのも良い方法です。人形のイラスト・写真のあるボックスに人形を片づける、というように使えます。

続けて、どんなものをラベリングすると良いか、具体的に見ていきましょう。

家族で共有するもの

文房具を入れる引き出しにラベリング

文房具委、爪切り、裁縫道具など、家族みんなが使うものは、収納するボックスや引き出しにラベルを貼り、置き場所の情報を共有すると便利です。

誰かに置き場所を聞かなくても欲しいときにすぐ取り出せますし、きちんと戻せます。間違った場所に戻して、あとから探し回ることもなくなるでしょう。

棚にラベルを貼る
カジコレ編集部

ボックスや引き出しには直接ラベルシールを貼れますが、シールが貼れないカゴなどは棚の方にラベルを貼っても良いですね。

子どものおもちゃ・衣類など

引き出しにラベルを貼る

ラベルは、子どもが自分で準備する・片付けることを手助けしてくれます。

小さな子どもは分類がうまくできないことが多いものです。しかし、戻す場所がラベルで示されていれば、使い終わったものを決まった場所に戻せるようになります。

  • おもちゃであれば、ボックスに「ぬいぐるみ」「ブロック」などのラベルを貼る
  • 衣類であれば、引き出しに「たいそうふく」「くつした」などのラベルを貼る

・・・などの工夫で、ものの定位置を明らかにすれば、子どもも準備や片づけをしやすくなります。

写真をラベルにする
写真をラベルにするアイデア

低年齢の子どもの場合は、文字だけのラベルでなく、「ぬいぐるみ」や「ブロック」などのイラストを添えたり、写真を貼ったりすると、理解しやすいでしょう。

写真をラベルにする
収納ボックスに写真ラベルを貼る

また、子ども用品は年齢や環境によって変わってきます。それに伴って分類が変わることも多々あるので、子どものもののラベルは柔軟に変えられるよう、手書きで作るとよいかもしれません。

カジコレ編集部

子ども自身が準備や片づけをするなら、どう分類するかは親だけで決めるのではなく、子どもと相談して決めるとよいですよ。

中が見えにくい収納に入っているもの

隠す収納や高いところの収納など、中が見えにくいものはラベルを付けると便利です。

統一感のある「隠す収納」

白いボックスにラベリング

白いボックスやケースを並べて収納すると、統一感のある、スッキリとした見た目になります。

反面、よく似たボックスやケースが並んでいるので、どこに何が入っているかわかりにくいです。目的のものを取り出すのに、いくつもボックスを開けて確かめるのは効率的ではありません。

ボックスやケースの中に何が入っているかわかるラベルを付ければ、欲しいものがどれに入っているかすぐわかり、取りやすいです。また、戻すときも間違えません。

カジコレ編集部

ラベルがものの”住所”になるから、家族が使ったあとに違うボックスに戻して、ごちゃごちゃになってしまうのも防げますよ。

吊戸棚や天袋などの高いところの収納

吊り戸棚にラベリング

高い位置に収納するものは下からは見えにくいので、何が置いてあるのかわかるようにラベルを貼ると良いです。吊戸棚の上にかごやボックスを置く場合も、ラベルがあると中身がわかりやすいでしょう。

また、押し入れの天袋やクローゼットの最上段にラベルが貼れない布製ケースやカゴを置くなら、ネームタグやキーホルダー名札を使うと見やすくなります。

衣装ケース

押し入れやクローゼットに収納する衣装ケースやひきだし収納は、どれに何が入っているかわかるよう、ラベルを貼っておくと取り出すときに楽です。

「冬用の上着」「ボトムス」などアイテムごとのラベルを貼っても良いですし、人別に洋服を分けるなら家族それぞれの名前を書いたラベルを貼っても良いでしょう。

こうしておけば「ママ、○○はどれに入ってるの~?」と聞かれずに済みそう!

ソフトビニールケース

ソフトビニールケース(メッシュケース)にラベリング

保険証や文房具などの細かいものは、100円ショップで買えるソフトビニールケースやメッシュケースに分けていれ、ラベルをつけて立てて収納します。

ラベルがついていることで、開けなくても「誰の」「何が」入っているかわかるので、探しやすく、戻しやすいです。

診察券など、1人のものが1つのケースに入る場合、ファスナーの色で区別するのも良いでしょう。

書類

書類ケースにラベリング

たくさんの書類を分類せずに保管しておくと、必要なものを探すときに時間がかかります。

保管したい書類を、100円ショップで買える半透明の自立する書類ケースに入れ、「税金」「保証書」「契約書」など中身がわかるラベルをつけておけば、必要なときにすぐ取り出せて便利です。

クリアファイルのポケットにラベリング
「お祝い袋」「封筒」「ハガキ」などのラベリング

また、量の少ない書類やこまごまとした紙類で取っておく必要があるものは、A4サイズのクリアファイル(30ポケットなど)にインデックスシールで見出しを作って分類する方法もあります。

  • 「寄付金控除に関する証明書」「健康診断の結果」などを家族の名前ごとにインデックスシールをつけて分類
  • 電化製品の保証書を「電子レンジ」「洗濯機」など製品ごとにインデックスシールをつけて分類
  • レターセットなどを「便せん」「絵はがき」などのインデックスシールをつけて分類

・・・など、ニーズに合ったラベリングが可能です。

クリアポケットにラベリング
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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