時短掃除レッスン⑤ 簡単な掃除を習慣にして汚れをためないようにする

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コンロの油汚れは使用後に拭き取る、シンクや洗面台の水気を拭き取る、カビ・ダニ・菌対策に風を通す&ほこりを取る、といった簡単な掃除を習慣にすれば、ラクにきれいな状態を保てます。

簡単な掃除を習慣に
目次

短時間の簡単な掃除を習慣にする

汚れは、付いてから時間が経つほど落としにくくなります。ラクにきれいな状態を保ちたければ、汚れをためないように日ごろから予防を徹底するのがポイントです。

具体的には、以下のような短時間の簡単な掃除を習慣にしてしまうこと

  • 油汚れが付きやすいコンロだけは使用後に毎回拭く
  • ぬめりやすいお風呂の排水口のゴミは毎回捨てる
  • 洗顔後に使ったタオルで鏡と洗面所まわりの水滴を拭く

とくに、「油汚れ」と「水回り」は、毎回掃除するのが結局一番ラクで時間もかかりません。

続けて、習慣にしたい「ちょこちょこ掃除」を具体的に紹介していきます。

コンロの油汚れは使用後に拭き取る

油汚れは、料理をした後、油が液体のうちにさっと拭いてしまえば、簡単に落とせます

コンロ掃除

汚れには、頑固になりやすい汚れと、ある程度放置しても大丈夫な汚れがあります。コンロまわりに飛び散った油汚れは、放置すると固まって厄介になってしまう汚れです。

飛び散った油が固まって焦げつくと、ガリガリの頑固汚れになってしまいます。しかし、コンロがまだ温かいうちなら、汚れは浮いている状態なので、水拭きだけでも十分です。

シンク、洗面台、浴室の水気を拭き取る

シンク

洗い物が終わった後、空になったシンクをさっと洗えば、水垢がつくのを防げます。作業台を拭くついでにシンクの周辺や蛇口まわりの水気を取っておくと、よりきれいな状態を保ちやすいです。

キッチンのシンクにもの置かない

また、シンクのゴミ受けにゴミを入れたままにしておくと、においの発生やぬめりの原因になります。ゴミ受けに中身が入っていたら、その日のうちに捨てるようにしましょう。

洗面台

マーナ(MARNA) 洗面スポンジ POCO(ポコ)吸盤付き

洗面台には小さなスポンジを用意し、顔を洗ったついでにサッとなでてヌルヌルを取り、顔を拭き終わったタオルで鏡や洗面ボウル、蛇口(カラン)の水気を拭き取っておきます

わざわざ洗面台掃除の時間を取るのではなく、洗顔のついでに1~2分で終わることなら、無理なく毎日のルーティンに組み込めるのではないでしょうか。

浴室

湯垢は、石けんカスや皮脂が水と結びついてできたもの。湯船(バスタブ)、洗面器やお風呂の椅子などにつく、ザラザラした感触のある茶色っぽい汚れが湯垢です。

放置しておくと徐々にかたくなってガチガチの汚れになり、落とすのが大変です。なるべくラクにきれいな状態を保ちたければ、やわらかい汚れのうちにに洗剤とスポンジでこすって落としましょう。

お風呂で使うものは浮かせたり吊るしたりして収納する

浴室にスポンジや掃除ブラシを吊るしておけば、入浴のついでに汚れもサッと落とせます。

マグネット&引っ掛け湯おけ

お風呂を最後に使った人が、浴槽のお湯を抜いている間にスポンジで床をサッとこすって、洗い場に熱い湯(50℃)をかけて石鹸かすを洗い流しておけば、水垢やカビの発生を抑えられます。

入浴後にスクイージーや水切りワイパーを使って浴室の壁や床の水滴を取る、排水口のフタをあけて髪の毛などを取り除く、なども習慣にすると、掃除が格段にラクになります。

カビ・ダニ・菌対策に風を通す&ほこりを取る

水を使うキッチンや浴室は、カビやダニが繁殖しやすい場所です。特に気温の高い時期は、細菌も活発になりやすく、悪臭の原因となります。

カビ・ダニ・細菌が増えるのを防ぐには、湿度を60%以下に保つことがポイント。窓を開けたり、サーキュレーターや扇風機、エアコンを使ったりして室内の空気を動かせば、湿気を飛ばせます。

部屋の隅にフローリングワイパーかける

ホコリや食べこぼしをためないことも大切です。カビやダニにとって、ホコリや食べこぼしは栄養源。フローリングワイパーを毎日かけることで、カビやダニの繁殖を阻止できます。

空気中のほこりは時間をかけてゆっくり床に落ちて積もるため、フローリングワイパーは朝一番にかけるのが効率的です。

カジコレ編集部

ホコリは部屋の隅にたまるので、忙しくて時間のないときは隅だけワイパーで拭けばOKです。

次の記事では、「汚れをためこむと大掃除が大変になってしまう場所」の掃除をするベストなタイミングについて解説します。

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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