【要約・感想】手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除

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人気インスタグラマーでラク家事研究家のみなさんの著書『手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除』は、手間と時間をかけず、無駄なく掃除を終わらせる方法を紹介する本です。

生活していれば、それだけで家の中は汚れていくもの。汚れと向き合わなくてはならない掃除を、面倒で疲れる家事だと感じている人も多いのではないでしょうか。

できるだけ効率よく、ラクして家をキレイに保ちたい
時間がなくて掃除ができないけれど、本当はキレイな家で心地よく過ごしたい

そう思っている人はぜひ読んでみてください。

手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除
目次

【要約】手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除

『手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除』は2022年4月に出版された本で、Amazonのレビューでも星5つ中の4.7と高い評価を得ています。

もともと家事力ゼロ&決して掃除好きと言えなかったみなさんは、マイホームの購入を機に「家事くらいささっと、でもきちんと終わらせたい」と思い、手間を省いた家事を研究したそうです。

調べたさまざまな掃除方法を実践し、トライアンドエラーを繰り返して、「汚れてから掃除をするより、キレイを保つほうが断然ラク!」という結論にたどり着いたとのこと。

この本では、そんなみなさんの「手間をかけずに、スッキリしたわが家を守る方法」がわかりやすく紹介されています。

カジコレ編集部

”効率的かどうか”を重要視している著者さんの本だから、少ない労力で家をキレイに保ちたい人にぴったり!

キモとなるのは、Part1「しない掃除のために必要な3つの心得」に書かれている以下の内容です。

  1. わが家の掃除を小・中・大に分けること
  2. 汚れに合った洗剤で効率よく落とすこと
  3. キレイに落とした努力をムダにしないこと

掃除が面倒だと感じるのは、汚れをため込んでしまい、落とすのが大変になってしまうから。

そこで、頑固になりやすい汚れとある程度放置しても大丈夫な汚れを見極め、頑固になりやすい汚れ=今落とすべき汚れを落とすことを「小掃除」と呼んで習慣にすることを提唱しています。

小掃除すぐに落とすべき汚れを落とす掃除(5~10分以内に終わる)
毎日~週1回
中掃除小掃除で手が届かない場所を定期的に、少し念入りにする掃除
月1回~半年に1回
大掃除1年間ため込んだ汚れを頑張って落とす掃除
1年に1回

「結局、小掃除は毎日~数日に1回はしないといけないのね…」と思うかもしれませんが、頑固な汚れになる前に落とすから、時間も手間もかかりません。

何かのついでに行って習慣づけるのがポイント。本書では具体的な方法も説明してくれています。

毎日掃除は面倒って思ってたけど、頑固な汚れになる前にササッと落としてしまうほうが、結局ラクってことね。

Part2「コツコツ掃除を習慣化すれば汚れはたまらない」では、キッチン、リビング・ダイニング、お風呂・洗面所、トイレ、玄関など場所別に具体的な小掃除のやり方を解説。

Part3「わが家に合った頻度の中掃除でキレイは保たれる」では、月1回~半年に1回行う中掃除のやり方を、イラストで図解しながら解説してくれています。

カジコレ編集部

小掃除と中掃除をしっかりやっていれば、手間も時間もかかる重労働の大掃除はしなくてもOKなんです。

今日のひと手間が未来の自分をラクにしてくれる

キッチンのコンロまわりにものを置かない

本書から、「家事効率化」という観点から、特に評価できるノウハウを引用します。

コンロの油汚れのように、「今落とすべき汚れを落とし、厄介な汚れにしないためにする掃除」が小掃除です。油汚れがつきやすいコンロは洗い物の後に毎日、ヌメリがつきやすいお風呂の排水溝のゴミ捨てだけは毎日するといったように、こまめに掃除をすると汚れが蓄積しにくくなります。

『しない掃除』p.19より引用

調理をし終わった後のコンロはまだ汚れがこびりついていないので、適した洗剤をつけてサッと拭くだけでキレイが保たれます。

また、夕食後に洗い物のついでに数分でシンクを洗って排水口のゴミを捨てれば、イヤ~なぬめりや臭いもよせつけません。

要は、今日のひと手間が未来の自分をラクにしてくれるイメージですね。

汚れに種類があるのと同じで洗剤にも種類があります。相性が合わなければ、いくら手間と時間をかけて擦ってもなかなか汚れは落ちません。

汚れは、種類によって酸性、中性、アルカリ性の性質を持っています。酸性の汚れは油汚れや皮脂汚れ、タンパク質汚れなど。アルカリ性の汚れは水垢や石鹸カス、尿石などです。

これらの汚れをスッキリ落とすには、反対の性質の洗剤を使うこと! 酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使えば、驚くほどするっと汚れが落ちるんです。

『しない掃除』p.23より引用

油汚れを水拭きだけで取るのが難しいように、汚れに適さない洗剤を使うと、労力や時間がかかったわりにキレイになりません。

できるだけラクに掃除をするためには、汚れに合った洗剤で効率よく落とすのがポイントです!

「じゃあ、どんな汚れにどんな洗剤を使えばいいの?」「実際に何を使って掃除すればいいの?」という疑問に対する答えもしっかり書かれているので、読んだ日からすぐにマネできますよ。

【感想】時間をかけず効率的に掃除をしたい人におすすめ

拭き掃除がしやすい

『手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除』は、掃除ギライさんのための掃除本。

どうすれば最大限ラクにキレイをキープできるのか、という考えに基づいた、合理的で家事効率化に役立つノウハウがたくさん掲載されています。

仕事や育児、趣味などで毎日忙しい人は、「汚れてても生きていけるし」を言い訳に汚れに対して見て見ぬ振りをしてしまっているかもしれません。

でも、「本当はキレイな家で心地よく過ごしたい」と思っているなら、ぜひこの本を読んでみてください。最小限の手間と時間でラクにキレイを保てる方法がわかりますよ。

掃除に時間を奪われるのはイヤだけど、本当はキレイな家で生活したいもんね。

もくじの紹介

『手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除』の目次を本から転載します。

しない掃除のもくじ
  • プロローグ
  • Part1 しない掃除のために必要な3つの心得
  • Part2 コツコツ小掃除を習慣化すれば汚れはたまらない
  • Part3 わが家にあった頻度の中掃除でキレイは保たれる
  • 忙しい人のための3日間でできる大掃除スケジュール
  • コラム 
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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