整理収納レッスン⑦ 短時間で終わる場所から整理すると挫折しない

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家じゅうを一度に整理収納するのはハードルが高いですが、「引き出しひとつ分」「棚一段分」といった小さな場所から始めれば、無理なく整理ができます。達成感も得られ、ほかのところも整理したいというモチベーションにつながります。

整理は小さな場所から

「さぁ、これから整理をするぞ!」というとき、どこから始めるのが良いのでしょうか?

さまざまな整理収納本によると、以下の2つのパターンがあります。

  1. 引き出しなどの小さな場所から始める
  2. 家全体を一気に片づける

家じゅうを一気に整理するのは、かなりの時間と労力が必要です。

数日間のまとまった時間を用意できるなら、家じゅうを一気に整理するのもいいでしょう。しかし、ほとんどの場合は引き出しなどの小さな場所から始めるほうがうまくいきます。

カジコレ編集部

一気にやろうとして挫折するよりも、小さな場所から片づけを始めて、最終的に家全体にたどりつければOKです!

小さな場所から整理を始めるなら、自分が特に気になっている場所から片づけを始めましょう。キッチンでも、洗面所でも、クローゼットでも構いません。

その場合も、「今日はこの引き出しだけ」「棚の一段だけ」というように、小さなところから手を付けます。一か所だけなら、ものの15分で済むのではないでしょうか。

スタートのハードルを下げること、ちゃんと達成感を得られるようにすることが重要です。

料理研究家の牛尾理恵さんの本『もっと簡単に、ずーっとキレイ! ラクして続く、家事テク』には、小さな場所から片づけ始める利点について、以下のように書かれています。

スペースやものの量が少なければ、思いのほか簡単に片づき、達成感を味わうことができます。するとテンションが上がり、「もう1段、引き出しを片づけちゃおう」と思うはず。今日すっきりさせた場所の使いやすさを実感すると、明日はどこを片づけようかとワクワクしながら考えるようになります。そうやって、どんどん範囲を広げていきましょう。

『もっと簡単に、ずーっとキレイ! ラクして続く、家事テク』p.19より引用

気になっている場所が整理できると嬉しくなって、気分良く過ごせるので、他のところも整理したいというモチベーションにつながります。

「整理できないダメな自分」という思い込みが消え、自己肯定感が高まるのも嬉しい効果です。

カジコレ編集部

引き出し一段でも、気になっていた場所が整うと達成感が得られますよ。

ただし、小さなスペースであっても、思い出の品は判断が難しいので最後にすべきです。

子どもからもらったお手紙や工作、両親からもらったものなど、思い出の品が途中で出てきたら、別の場所にまとめて保管しておいてあとまわしにするとよいでしょう。

続いて、具体的な整理の手順を解説します。ものを減らすには、「全部出す→分ける→判断する」の3ステップで進めるのが効率的です。やり方は続きの記事をどうぞ。

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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