キッチンのワークトップをきれいな状態に保つには、ついた汚れはすぐに拭き取るのがポイントです。それができるように、ワークトップにものを置かず、すぐ手が届く場所に拭くものを用意します。
普段の掃除は、使い捨てシートで全体を拭くだけでOKです。シートで拭いても落ちない汚れは、クリームクレンザーをつけて優しくこすって落とします。
きれいに保つためのしくみ
キッチンのワークトップ(カウンター)は調理作業を行う場所なので、野菜くずが出たり、振りかけた調味料がこぼれたり、コンロから油が飛んだり、皿に盛り付ける際に汁が垂れたりして汚れがつきます。
作るメニューにもよりますが、まったくワークトップに汚れをつけずに調理するのは難しいです。しかし、ついた汚れをすぐに拭き取るようにすれば、最低限の掃除できれいな状態を保てます。
キッチンのワークトップをきれいに保つには、ついた汚れをすぐに拭き取るのが一番です。汚れは時間が経つほど頑固になり、落とすのに労力が必要になるからです。
とはいえ、ワークトップにものがたくさん置かれていたり、拭くものが近くになかったりすると、「汚れたらすぐに拭く」ことが面倒で、見て見ぬ振りをしてしまいがちです。
最低限の掃除できれいな状態のワークトップを維持するには以下のしくみづくりがポイントです。
ワークトップにものを置かなければ、ものをどかす面倒くささがなくなります。そして、すぐ手に取れる場所に拭くものを置けば、拭くものを取りに行く手間がなくなって、パッと拭けます。
ワークトップにものを置かない
調理器具やキッチンツールは棚や引き出しにしまったり、つるして収納したりして、ワークトップにはものを置かないようにしましょう。
お玉やフライ返しなどよく使うキッチンツールは、吊るして収納すると使うとき取りやすいです。吊るすと自然に乾くので、拭く手間もかかりません。
調味料やスパイス類は、棚や引き出しの中などを定位置にして、ワークトップにはおかないようにしましょう。容器に油汚れやほこりがつくのも防げます。
すぐ手が届く場所に拭くものを置く
そして、汚れがついたらすぐに拭けるように、手の届く範囲に拭き取るためのティッシュやキッチンペーパーを置きます。つるしたり、壁にくっつけたりしておくのがおすすめです。
布製のふきん(食器拭き・台拭き)は繰り返し使えて経済的ですが、毎回洗う必要があります。
醤油や油がついた布巾を洗うのは大変ですし、濡れたふきんは雑菌が繁殖しやすく、臭いや衛生面が気になります。そこで、カジコレでは、布製のふきんを使わないことを提案します。
汚れがついた瞬間にすぐに紙類で拭き取って、そのままゴミ箱に捨てるだけ。これなら醤油や胡椒をこぼしたときも躊躇なく拭けます。広範囲が水で濡れた場合には、ハンドタオルで拭き取り、タオルは洗濯します。
繰り返しになりますが、ワークトップをきれいな状態で維持するには、汚れた瞬間に拭き取るのが一番です。面倒くさそうに感じるかもしれませんが、邪魔なものがなく、手の届く範囲に拭くものがある状態なら、意外と簡単に続けられますよ。
行動のハードルをとことん下げて、「すぐ拭ける」ようにするのがコツです!
ワークトップの掃除方法
ワークトップをきれいな状態に保つしくみができれば、毎日の掃除はとても簡単です。
普段の掃除は、最後に使い捨てシートで全体を拭くだけでOKです。シートで拭いても落ちない汚れは、クリームクレンザーをつけて優しくこすって落とします。
人工大理石のワークトップについた着色汚れ(醤油など)は、時間が経つと落ちにくくなるので、見つけたらすぐに落とすようにしましょう。
クリームクレンザーを使うときは、丸めたラップで汚れた部分をやさしくこすります。スポンジを使うとクリームクレンザーの研磨材が中に入りこんでしまい、研磨効果が半減するため、おすすめしません。
ワークトップがつやのないステンレスの場合は、水をつけたメラミンスポンジでこすってもOKです。つやのあるステンレス、人工大理石/人造大理石は光沢が変わってしまう可能性があるので、目立たない場所で試してから使うようにしあしょう。
おわりに
ワークトップをキレイに保つしくみを整えると、作業スペースが広く使えて、効率よく調理ができるようになります。後片付けもあっという間に終わるので、元通りのスッキリした状態を素早く取り戻せます。
キッチンの中で一番目につくところがキレイだと、日常でキッチンが目に入ったときの気分も良いですし、ストレスなく料理を始めることができるのも嬉しいです。
最初にしくみを作るのはやや大変かもしれませんが、一度作ってしまえばしめたもの。料理をしたときだけ、小さな掃除をするだけでいつもキレイを保てるようになります。
余裕がある日にまとまった時間をとって、ワークトップのしくみ化に取り組んでみてください。
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