コンロ・IHクッキングヒーターを最小限の掃除できれいに保つ方法

コンロやIHを少ない掃除できれいな状態に保つには、コンロ周りにものを置かず、手近に洗剤とウエットティッシュを置いておきます。面倒くささを感じる間もなく、汚れを取り除けるようになります。

キッチンのコンロまわりにものを置かない
目次

汚れない工夫「コンロ周りにものを置かない」

コンロ・IHクッキングヒーターのキレイを最小限の掃除で保てるようにするコツは、周りに一切ものを置かないようにすることです。コンロ周りに置きたくなる油や調味料類も、すべて撤去します。

コンロのまわりにものを置かない

調味料は普段は引き出しや棚の中にしまい、調理中だけ油の飛ばないところに置くようにします。使い終わったら棚や引き出しに戻すようにすれば、はねた油で容器が汚れることはありません。

周囲のものを一切なくすことで、コンロ・IH本体も、その周りも、掃除しやすい状態になります。

汚れたらすぐに落とせるしくみの作り方

調理をすれば、どうしてもコンロ・IHに油や煮汁といった汚れはついてしまうものです。しかし、汚れはついた瞬間ならとても落ちやすく、水拭きするだけでもラクに取れます。

コンロ掃除

その日についた汚れは、その日のうちに拭き取りましょう拭きたい場所の周囲にものさえなければ、拭くときの面倒な気持ちが起こりにくく、3分もあればキレイを取り戻せるので、やる気も出やすいです。

セスキ水・アルカリ電解水・キッチンマジックリン

水拭きだけでもよいですが、セスキ水やアルカリ電解水、クイックル ホームリセットやキッチンマジックリンなどの油を落とせる中性洗剤を使うとスルッと簡単に落とせます。

その際、ふきん(台拭き)で拭き取ると、油汚れやソース、煮汁などが布にしみ込み、それを洗ったり漂白したりする手間が発生してしまいます。コンロ・IHの拭き取りは、キッチンペーパーか、使い捨てのお掃除シートを使うのがラクです。

五徳を食洗器に入れて洗う

五徳や魚焼きグリルの排気口などのコンロパーツは、可能なら食洗器に入れて洗い、汚れをためないようにしましょう。食洗器は高温の湯で洗えるので、油汚れが落ちやすいです。

食洗器がない場合は、食器といっしょに中性洗剤で洗います。

現状コンロが汚れているならリセット掃除から

ここまで、コンロ・IHの掃除を簡単にするしくみづくりと、日々の掃除のやり方を説明しました。が、現状、コンロ・IHに頑固な汚れがついているなら、まずリセット掃除から始めましょう。

コンロ掃除に必要なもの

洗剤は、セスキ水アルカリ電解水・キッチンマジックリンのどれかを用意してください。そのほか、熱湯、古いスポンジ、古い歯ブラシ、捨ててもいいウエス(ぼろ布)かキッチンペーパー、つまようじか竹串を用意します。

五徳

五徳など外せるものはすべて外して、熱湯を隙間にかけます。熱湯をかけて大丈夫かなと思うかもしれませんが、コンロは煮こぼしに堪えるように作られているので問題ありません。

熱湯をかけると油汚れがゆるんで溶けてくるので、洗剤をスプレーします。汚れが浮いてきたら、すぐにウエスかキッチンペーパーで拭き取ります。落ちにくい汚れはスポンジでこすりましょう。

細かい場所は、歯ブラシやつまようじを使って汚れをかき出します。気にならなければやらなくても構いません。

コンロをクレンザーで磨く

油汚れ用の洗剤で落ちなかった汚れ(コンロ天板やIHの焦げ付きなど)が気になったら、クリームクレンザーを使って研磨の力でこすり落とせます。

クリームクレンザーは、丸めたラップにつけて汚れた部分をやさしくこするのがおすすめです。スポンジを使うとクリームクレンザーの研磨材が中に入りこみ、研磨効果が半減してしまうためです。

キズがついても構わなければ、クリームクレンザーではなく、研磨力の高い粉末のクレンザーやハイホーム、ステンレスたわしなどを使ってこすると効果的です。

五徳にクレンザーでこすっても落ちない頑固な汚れや焦げ付きがある場合は、重曹を入れたお湯で煮洗いをしてからこすってみましょう。

重曹水は65℃以上に加熱すると発泡する性質があります。また、加熱するとアルカリ度が上がるため、頑固な汚れも落としやすくなります。

ハウスクリーニングでプロの力を借りる

頑固な汚れを自分で落とすのが難しい場合は、ハウスクリーニングを利用する方法もあります。

ハウスクリーニングは、お掃除のプロが、業務用の道具で完璧な掃除をしてくれるサービスです。コンロや換気扇、エアコンなどの決まったメニューで、普通のやり方では落とせない頑固すぎる汚れをプロの技でかき落としてくれます。

すついている汚れを落としてしまえば、そのあとは簡単な掃除できれいな状態を維持できます。

掃除のしやすいコンロに買い替える

いま使っているコンロの天板に凹凸が多く、角や隙間に汚れが入り込みやすく掃除が大変と感じているなら、掃除のしやすいものに買い替えるのも一つの方法です。

コンロの形状によって、掃除のしやすさは大きく変わります。編集部員の自宅ではノーリツのプログレシリーズのコンロを使っており、調理後に3分ぐらい掃除をするだけでピカピカになります。

それまで使っていた古いコンロは掃除に10分くらいかかっていたので、大きな違いです。住宅設備への投資は、その後ずっと続く快適な状態を手に入れられるので、決して無駄ではありません。

賃貸住宅に住んでいて置型のコンロを使っているなら、2万円くらいでかなり掃除がしやすいコンロが手に入ります。買い替えのハードルは想像するよりも低いと思います。

おわりに

毎日料理をしていると、コンロ・IHは本当にすぐに汚れてしまいますよね。汚れが蓄積されてしまうと本当に掃除は大変ですし、日々汚いコンロが目に入ると、「自分はなんてダメなんだ」と自己肯定感まで下がりかねません。

でも、3分くらいできれいな状態を回復できる「しくみ」があれば、「今日も掃除をしようかな」と思いやすいです。

コンロの汚れは、ついてすぐなら水だけでも落ちるので、お掃除シートやキッチンペーパーなどでサクッと拭くだけでキレイを取り戻せるようになります。

まずはコンロ周りにものを置かないように工夫してみてください。応援しています!

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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