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収納スペース上部にあえてすき間をつくると、中身が見やすく、出し入れしやすくなる

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3段カラーボックスにぴったりの収納ボックスを入れる、棚の高さにあわせたカゴを並べる…。

こうしたやり方は、スペースを無駄なく有効活用し、できるだけたくさんモノを入れられますが、収納スペース上部にあえてすき間をつくると、ボックスやカゴを動かさず出し入れができます

ちょっとしたことですが、このすき間があると動作がラクになり、イライラが減るんです。

目次

カジコレ評価

収納スペース上部にすき間をつくる
カジコレ評価
8点
動かさずに出し入れできる
カジコレ評価8点
※編集部判断に基づく

収納スペース上部にすき間をつくる

収納スペース上部にすき間をつくる

収納スペースぴったりにボックスやケースを収めるのではなく、あえて上部にすき間をつくると、モノの出し入れしやすくなります。また、一目で中身がわかるので便利です。

冒頭に書いたように、3段カラーボックスにぴったりの収納ボックスを入れる、棚の高さにあわせたカゴを並べるなどの方法は、収納できる容量は増えるものの、毎回収納ボックスやカゴを手前に引き出さないとモノを取れません。

また、いくら収納できる容量が増えても、ボックスやカゴにぎっしりとモノが詰まっていると、奥(下)にあるものが取り出しにくいもの。

上部にすき間をつくることで、ボックスやカゴがギュウギュウ詰めにならず、ほどよいゆとりができます。その状態であれば、戻すときも簡単です。

収納スペース上部にすき間をつくる

具体的なやり方としては、お家にある棚(オープンラック)やカラーボックスのスペースの半分くらいの高さの収納ボックスやカゴを設置します。上部にしっかりすき間ができ、収納ボックスやカゴを引き出さなくても中身を取れるのがポイントです。

購入、あるいは買い換えが必要なので、最初に少しお金はかかってしまいますが、リビングや子ども部屋など、いろいろな場所で使えるアイデアで、時短ストレス減ができるので、カジコレ編集部の評価は8点となりました。

特に、子どものいる家庭ではこのアイデアは効果を発揮しやすいので、試してみてくださいね。

収納ボックスを引き出さなくてもモノが取れる&戻せるなら簡単そう!

子どものおもちゃ収納は上にすき間をあける

子どものおもちゃはスペースの上にすき間をあけて収納

子どものおもちゃは収納スペースの上にすき間をあけると、出し入れがしやすく、子どもが自分で片づけられます。

3段のカラーボックスを横に倒して置き、それぞれのスペースの半分くらいの高さの収納ボックスやケース、カゴを置くアイデアは、複数の収納本で紹介されていました。

一見、「上のすき間は無駄なのでは?」「詰めればもっと入れられるのに」と思うかも知れませんが、このすき間のおかげで「見やすい」「取りやすい」「戻しやすい」が叶います。

ギュウギュウにおもちゃを詰めてしまったら、取り出しにくいし、戻すのも大変。「片づけられず、そのへんに出しっぱなし」になってしまいかねません。

整理収納アドバイザーの水谷妙子さんは、3人のお子さんのおもちゃの片づけに苦労し、試行錯誤の末に、棚とボックスのすき間から投げ込む方法を採用したそうです。

おもちゃを持ったまま、ボックスを引き出すのは至難の業……。そこで、棚とボックスの間を10cm程度空け、投げ込めるようにしたら、瞬く間に片づくように。

『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』p.59より引用

ボックスを引き出したり、戻したりすることなく、上のすき間からおもちゃをポイポイ入れられるので、3歳の子どもでも簡単に戻せるとのこと。子どものおもちゃを片づけたい、自分で片づけられる子になってほしいと思うなら、ぜひ試してみてください。

収納ケースの引き出しを1段おきに抜く

収納ケースの引き出しを1段おきに抜く

引き出しが複数ついた透明・半透明の引き出し付き収納ケースは、収納力が高く、細々したモノをたくさん入れられます。ただし、すき間なく引き出しが詰まったケースは中身がわかりにくく、取り出しにくい&戻しにくいのが難点です。

整理収納アドバイザーの水谷妙子さんは、著書『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』の中で、引き出しを1段ずつ抜き、各引き出しの上部にすき間をつくる方法を提案しています。

一段飛ばしに引き出しを抜いて、すき間を確保。すると、目視率が上がり、目当てのものを見つけるスピードが格段にアップします。

『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』p.27より引用

やり方こそ違うものの、収納スペース上部にすき間をつくることで、入れもの(引き出し)をわざわざ引き出さなくてよい、という点は同じですね。

食器棚の棚板の間を広めにする

食器棚の奥にあるものは取り出しにくく、手前にあるものをいったん退かす必要があることも…。

そんなときは、食器棚の棚板の間を広めにして、食器の上部に空間を作り、手を入れられるようにすると、奥の食器が取り出しやすくなります。

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参考書籍
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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