キッチンの壁と床を簡単にきれいに保つ方法|掃除をラクにするしくみ作り

キッチンの壁と床をきれいな状態に保つには、汚れがついたらすぐ拭き取ることがポイント。そのためには、コンロ周りの壁の前や作業台の上にものを置かないようにし、汚れをサッと拭き取れるティッシュやキッチンペーパーをあらかじめキッチンに設置しておきます。

壁や床についた油汚れは、セスキ水スプレーかアルカリ電解水スプレーして拭き取るとラクに落とせます。

キッチンの壁
目次

キッチンの壁と床の掃除をラクにするしくみ

なるべく手間をかけず、キッチンの壁と床をきれいな状態に保ちたいなら、「汚れがついたらすぐ拭き取る」ことがポイントです。これを叶えるためのしくみ作りを紹介します。

コンロ周りの壁

キッチンのコンロまわりにものを置かない

フライパンからはねた油や鍋から飛んだ煮汁など、コンロ周りの壁は油汚れが付きやすいです。

汚れがついたときにサッと拭くためには、壁には何もくっつけず、壁の前に調味料スタンドやラックなどを置かないようにします。「拭くためにものをどかす」作業をなくすのがポイントです。

さらに、キッチンツールや調味料の容器をコンロまわりに置くと、すぐに油でベタベタになってしまって洗うのが面倒なもの。そもそも置かなければ、容器に汚れがつくことがありません。

コンロ周りや作業台の上にものを置かないようにすれば、壁の拭き掃除がラクになりますし、もの自体が汚れることも防げるので、掃除がとても簡単です。

キッチンエリアの床

キッチンエリアの床

汚れを防ぐために床にキッチンマットを敷いている人もいるかもしれません。しかし、キッチンの床掃除をラクにしたいなら、キッチンマットは敷かないほうがよいです。

マットを敷いてあると確かに汚れは目立ちませんが、清潔とは言い難く、さらにマット自体の洗濯という余分な家事も発生してラク家事から遠ざかってしまいます。

マットが敷いてなければどかす必要がありませんし、汚れたらピンポイントでティッシュやキッチンペーパーで拭き取りができます。フローリングワイパーをかけるのも簡単です。

キャスターで掃除しやすくする

キッチンに置くスチールラックやワゴンはキャスター付きのものにすると、掃除の際にラクに動かせます。家にあるゴミ箱に100円ショップで売っている粘着テープ式キャスターを取り付ければ、キャスター付きゴミ箱になりますよ。

拭き掃除の道具を近くに設置

「汚れがついたらすぐ拭き取る」ために、ティッシュ、ウェットティッシュ、キッチンペーパーなどの「拭き取るもの」をあらかじめキッチンに設置しておきます。

これらの紙類は、手が届くところに浮かせる収納(貼り付ける・吊るすなど)にしておくのがおすすめです。汚れがついた瞬間に紙類で拭き取る習慣をつけましょう。

すぐ近くに拭き取るものがなく、隣の部屋まで取りにいかなくてはいけない……となると、拭くことのハードルが高くなってしまうためです。

ティッシュ、ウェットティッシュ、キッチンペーパーは、汚れや水滴の量に応じて使い分けます。広範囲が水で濡れた場合には、ハンドタオルで拭き取り、タオルは洗濯します。

ふきんや台拭きで拭くのじゃダメなの?

布製のふきん(食器拭き・台拭き)は繰り返し使えて経済的ですが、毎回洗う必要があります。

醤油や油がついたふきんを洗うのは大変ですし、濡れたふきんは雑菌が繁殖しやすく、臭いや衛生面が気になります。とはいえ、漂白や煮沸消毒などの作業は面倒なので、カジコレでは、ふきんを使わないことを提案します。

詳しくは、布製のふきん(食器拭き・台拭き)を使わないの記事をご覧ください。

キャスターで掃除しやすくする

床を拭くためのフロアワイパー+シート、拭き掃除用の洗剤も近くに置くようにします。わざわざどこか(物置など)に取りにいかなくても済めば、思い立ったときにサッと拭けるからです。

カジコレ編集部

拭き掃除をする前の手間をできるだけ減らして掃除のハードルを下げましょう。

手間なく油汚れを取り除ける洗剤

キッチンの壁と床の掃除におすすめの洗剤は、セスキ水スプレーアルカリ電解水スプレーです。

どちらもアルカリの力で油汚れを分解する洗剤で、キッチンの油汚れ(酸性の汚れ)を分解してくれます。界面活性剤が入っておらず、食品を扱うキッチン周りで安心して使えます。

カジコレ編集部

スプレーしてティッシュなどで拭き取れば、油汚れがスルっと落ちますよ。

セスキ水スプレー

セスキ水スプレー

セスキ水スプレーは、セスキ炭酸ソーダ(サラサラした白い結晶)を水に溶かして作ります。水500mlに対してセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯程度が目安です。

セスキは価格が安く、油汚れを簡単によく落としてくれます。(コスパがとても良いです!)

スプレーした後、少し拭き跡が残りますが、気にならない人はそのままで構いません。気になる人は二度拭きで拭き取ってください。

アルカリ電解水スプレー

アルカリ電解水をスプレー

アルカリ電解水スプレーは、コンロ周りや電子レンジなどキッチンの油汚れを落とすのが得意です。油汚れに吸着し、汚れを引きはがして浮かび上がらせ、細かく分解して水といっしょに落とします。

アルカリ電解水は水を電気分解して作られるものなので、一般的な家庭では自作できません。スプレー容器に入った液体の状態で販売されています。

重曹やセスキ炭酸ソーダなどよりもアルカリ度が高く、油汚れを落とす力が強いです。使い方はスプレーして拭き取るだけ。二度拭きもいらないのでとにかく簡単です。

キッチンにセスキ水スプレーかアルカリ電解水スプレーを常備し、汚れがついたらすぐにスプレーして拭き取るようにしましょう。汚れが頑固にならず、壁や床もいつもきれいです。

おわりに

キッチンエリアの壁と床

キッチンの壁と床を簡単にきれいに保つには、拭き掃除の邪魔になるものをおかず、汚れがついた瞬間に拭き取れるように道具を常備し、とにかく拭くことのハードルを下げるのがポイントです。

「ものをどかして拭くことをそんなに面倒には感じていないんだけどな…」という人も、実際にものを置かないようにしてみると、行動のハードルがぐっと下がるのを感じることでしょう。

面倒くさいと感じる部分をあらかじめなくしておくってことね!

余談ですが、カジコレ編集長は、スティック型掃除機を部屋の隅の道具入れにしまうのをやめて、通路に吊るすようにしたら、汚れが目に入ったらすぐに掃除機をかけられるようになりました。

掃除をするためのアクションが面倒くさい→ついつい掃除を後回しにする→汚れが頑固になって落とすのが大変!……こんな負のスパイラルをなくすには、面倒くささをなくすことが重要です。

この記事で紹介したしくみをぜひ取り入れて、ラクにキッチンの壁や床をきれいな状態に保ってみてくださいね。壁や床がきれいだと、毎日の料理も気分よく行えますよ!

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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