部屋干しでも洗濯物がちゃんと乾くようにするには、風通しの良い場所に干したり、エアコンの風が当たる場所に干したり、サーキュレーターを使用したりすると良いです。室内干しアイテムは、スタンドタイプより、床に置かない「浮かせる物干し」を選ぶと生活の妨げになりません。

洗濯物の乾き具合は自分でコントロールしよう!
洗濯をラクにしたいなら、ドラム式洗濯乾燥機を導入するのがおすすめです。
さまざまな家電がありますが、「家事を減らしたいならドラム式洗濯乾燥機を真っ先に取り入れてほしい」と思うほど、その家事削減力は圧倒的です。

とはいえ、ドラム式洗濯乾燥機をすぐに買えない場合や、スペース的に設置が難しい場合もありますよね。そんなときは、室内で最短で乾くしくみを作りましょう。

忙しい毎日の中で、洗濯物が乾くか乾かないかをお天気任せにするのは色んな意味で非効率的です。
洗濯物を外干しするデメリットには以下のようなものがあります。
- 季節により干す時間が変わる
- 外に干しに出る必要がある
- 取り込む必要がある
- 取り込むのを忘れる
- 突然の雨で洗濯物が台無しになる
- 雨・梅雨・雪で干しても乾かない
- 日焼けする
- 夏は暑く、冬は寒い


洗濯を時短するには、洗濯物の乾き具合を天気任せにするのをやめ、室内で効率的に乾かす仕組みを作るのがポイントです。一定時間で乾くようになれば、乾かなかったときのための予備の服やタオル類が必要なくなるので、衣類の量も減らせます。
電気代を気にされる方もいますが、洗濯がいつ終わるか分からない心理的負担からの解放と引き換えに、効率を取りましょう。
- 外出中に洗濯物のことを忘れられる
- 乾いたらそのままクローゼットにしまえる
- たたむ必要性が激減する
- 乾いたものをそのまま着ても良い
- 衣類が日焼けしない
- 衣類に花粉や黄砂が付着しない
- 取り込み忘れがなくなる
- 雨風にさらされない
- 機器の併用で乾く時間を操作できる
- 有害物質がつかない
- 衣類の枚数を減らせる
- 防犯面でも安心
室内で効率的に乾かす仕組みができれば、こんなにたくさんのメリットがあります。



部屋干しって乾きにくいイメージがあるんだけど、ちゃんと乾くの?
部屋干しと言っても、「カーテンレールにハンガーをかけておく」ようなやり方では、洗濯物はなかなか乾きませんが、ちゃんと乾く「部屋干しのしくみ」を作れば大丈夫です。以下でその方法を紹介します。
ちゃんと乾く「部屋干しのしくみ」の作り方
干す場所や乾燥機器でできる工夫と、乾く&邪魔になりにくい室内干しアイテムを使うのがポイント!


まず「自宅ではどうすれば洗濯物が最短で乾くだろう?」と考えて、乾燥をコントロールできるしくみを作っていきましょう。浴室乾燥機、エアコン、扇風機、布団乾燥機、サーキュレーター利用など、いろいろなやり方があります。
電化製品を使う場合、電気代には目をつむりましょう。大切なのは効率と、あなたの時間や体力です。
以下に部屋干しのアイデアを複数紹介します。あなたがしっくりくるもので、システムが生活の邪魔にならないものがあれば取り入れてみてください。
効率的に乾かせるアイデア
干す場所や乾燥機器でできる工夫


以下のように、室内で干す場所を工夫したり、乾燥機器を使ったりすると、効率的に乾かせます。
- 風通しの良い場所に干す
- 高い位置に干す
- エアコンの風が当たる場所に干す
- 狭い場所に干し、除湿機をかける
- サーキュレーターを回す
- ガス衣類乾燥機や電気衣類乾燥機にかける
- 浴室乾燥機にかける
- 布団乾燥機を使う
しっかりと風を当てるのが早く乾かすコツです。特に、洗濯物は下部が乾きにくいので、サーキュレーターを使う場合は下に風を当てるようにします。
部屋干しでNGなのは、カーテンレールにハンガーや洗濯ピンチハンガーを吊るすことです。カーテンレールが傷むのもありますが、壁に近く、壁と洗濯物の間に空気が通らないため、なかなか乾きません。
せっかく洗濯したものにカーテンの雑菌が付着するのも避けたいものです。できるだけ空気に触れやすい、部屋の中央に干すのがおすすめです。
干し方の工夫


洗濯物の干し方でも乾くスピードが変わります。以下のような工夫で乾きやすくすることができますよ。
- 裏返して干す
- アーチ形に干す
- 洗濯物のすきまをあける
- ジーンズは筒状にして干す
- ジーンズを逆さまに干す
- パーカーを逆さまに干す


できるだけ布と布が重ならないようにすること、縫い目やポケットは外側にすること、洗濯ピンチハンガーでは厚地で乾きにくいものを外側に、薄くて乾きやすいものを内側にすることがポイントです。
乾く&邪魔になりにくい室内干しアイテム
しっかり乾き、かつ生活の邪魔になりにくい室内干しアイテムを紹介します。
脚付きのスタンドタイプより、床に置かない「浮かせる物干し」のほうが掃除の邪魔にならず、おすすめです。スタンドタイプの場合はキャスター付きを選ぶと良いでしょう。
浮かせる物干し
ベルメゾン 浮かせて干す物干し
角度を調節することで、部屋のコーナーでも壁際でも干したいところに設置できる、浮かせる物干しです。突っ張り棒タイプに比べて、しっかり竿受けを壁に固定するから安心です。ネジではなくピンで固定するタイプなので、賃貸住宅でも使えます。



竿なので、毛布や掛け布団も干せて超便利です!
以下リンクは「竿受けのみ」です。本体セット(竿受け+竿)もありますが、人気で品切れが続いており、入荷を待つ必要があります。人気ぶりが伺えますね。


ベルメゾン 窓上に設置する カーテン物干し
カーテンレールの上のスペースを使った物干しです。竿を設置したまま出し入れができ、すぐに洗濯物が干せるのがポイント。窓の前に洗濯物が干せるのでお日さまをあてて室内干しができますし、レールの上なのでカーテンに接触することもありません。


ナスタ 天吊りタイプAir Hoop
天井を有効活用できるシンプルなデザインの屋内物干しです。スタイリッシュでおしゃれ、高さは3段階に活用でき、使わないときは簡単に外せます。1本ならエアコン前に設置してピンチハンガーをかけてもよいですし、2本なら竿を渡して布団を干してもよいです。


パナソニック ホシ姫サマ
天井取り付けタイプ。すっきりデザインで、簡単施工の天井直付けタイプです。洗濯物の量や干し方に合わせて、竿の伸縮ができます。


森田アルミ工業(morita)室内物干しワイヤー
使いたいときだけワイヤーを伸ばして干す、ワイヤー物干しです。森田アルミ工業のpid 4Mは、ワイヤー物干しの中でもデザインが特におしゃれで、インテリアに溶け込んでくれます。ロープを用いた物干しよりもたわみにくく、ずれにくいので、ストレスなく使える点もポイントです。


森田アルミ工業 (morita) 天井付け物干し kacu
持ち家の方が軒並み購入している、Instagramで大人気のオシャレ物干し。丸みのない直線的なデザインで、凹凸を極限まで無くしたシンプルな構造だから汚れにくいです。天井から吊るすだけでなく、ブラケットを壁に取り付け、L字に施工することもできます。


キャスター付きで移動できるもの
洗濯物の量にあわせて縦横どちらにも伸縮できる、ステンレス製の丈夫なキャスター付き物干しです。たくさんの洗濯物や布団も干せて、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できます。
物干しスタンド 折りたたみ キャスター付き




これらの室内干しアイテムを使って洗濯物を干すときは、収納用のハンガーで干して、そのままクローゼットに「吊るす収納」にすれば、乾いた服をたたむ手間も要らなくなります!


おわりに


ちゃんと乾く「部屋干しのしくみ」を作れば、天気に左右されず、日々の洗濯がスムーズに回ります。
外出中に洗濯物のことを忘れられる、乾いたらそのままクローゼットにしまえる、たたむ必要性が激減するなど、室内干しにはメリットがたくさんあります。
ちょっとした工夫で、室内干しでもちゃんと乾くようになるので、ぜひ試してみたくださいね!


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