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ちゃんと乾く「部屋干しのしくみ」の作り方

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洗濯物を乾かすのに最も簡単な方法は、ドラム式洗濯乾燥機を使うことです。しかし、住環境的にドラム式洗濯乾燥機を設置できないケースもあるでしょう。

その場合、部屋干しできちんと乾かすために、適切な場所に物干しを設置する必要があります。この記事では、その干す場所の作り方、すなわち、室内で効率的に洗濯物を乾かすしくみの作り方を解説します。

目次

きちんと乾かせる場所に物干しを設置する

洗濯物を外に干さず、部屋干しを基本にするのであれば、毎日のことですから、適当にカーテンレールに吊るすのではなく、ちゃんと干す場所を作る必要があります。

部屋干し用のスタンドもありますが、つっぱり式や天井吊り下げ式などの浮かせる物干しのほうが、床掃除の邪魔にならず、生活空間を圧迫しないのでおすすめです。 → おすすめの浮かせる物干し一覧

室内物干しは、以下のような場所に設置しましょう。

風が当たる(風を当てられる)高い場所

エアコン、扇風機、サーキュレーターなどの風が当たる、高い位置に物干しを設置すると早く乾きます。高い位置のほうが乾きやすいのは、温度が高く、湿った空気は部屋の下の方にたまるためです。

除湿器・乾燥機を使う場合は、狭い場所

除湿器や乾燥機を使う場合は狭い空間のほうが効率的です。浴室乾燥機があれば積極的に使いましょう。

続けて、送風機・除湿器・乾燥機を使った部屋干しのアイデアを紹介します。

送風機・除湿器・乾燥機を使って乾かす

洗濯物の量や日当たりは家庭によって違います。洗濯物の量が少なく間隔をあけて干せるなら、普通に部屋干しするだけで乾くでしょう。しかし、洗濯物の量が多いと間を空気が通りにくく、乾きにくいです。

室内に干すだけではちゃんと乾かないのであれば、エアコン、扇風機・サーキュレーター、除湿器、浴室乾燥機などを併用して乾かすようにします。

エアコンの風を当てる

エアコンの風が届く場所に物干し竿を設置すれば、手軽に風を送れて洗濯物を早く乾かせます。

「除湿」でなく「送風」だけでも、室内の空気が動くのでかなり乾きます。「送風」にかかる電気代は、機種にもよりますが、1時間あたり0.5円程度。24時間つけっぱなしにしても、1か月で360円程度です。大切なのは効率と、あなたの時間と体力なので、電気代には目をつむりましょう。

エアコンの下に干す

扇風機・サーキュレーターの風を当てる

扇風機やサーキュレーターの風を当てられる場所に物干し竿を設置すれば、洗濯物を早く乾かせます。

扇風機やサーキュレーターは、エアコンと違って機械自体を動かせるので、物干しはどこに設置しても問題ありませんが、できれば高くて風通しの良い場所がおすすめです。

洗濯物は下部が乾きにくいので、サーキュレーターを使う場合は洗濯物の下のほうにしっかり風を当てるようにします。

扇風機やサーキュレーターの位置さえ動かせれば物干しスタンドでも乾かせますが、脚付きタイプの物干しだと床掃除のたびに動かさなくてはならず、邪魔になる点がネックです。

除湿器を使う

除湿器を使って空間の湿度を下げることで、洗濯物を早く乾かせます。なかでも、送風機能がある「衣類乾燥除湿機」は風を送れるので洗濯物をスピーディーに乾かせておすすめです。

除湿器を使う場合は、脱衣所などの狭い部屋の方が効率がよくなります。

浴室乾燥機を使う

浴室乾燥機(ガス衣類乾燥機や電気衣類乾燥機)が備わっているなら、積極的に使いましょう。狭い空間で効率よく乾かすことができますし、洗濯機が脱衣所にあるなら動線も短く、干す作業が時短できます。

やってはいけない干し方、早く乾く干し方

やっちゃダメ! NGな部屋干し

部屋干しでNGなのは、カーテンレールにハンガーや洗濯ピンチハンガーを吊るすことです。カーテンレールが傷むのもありますが、壁に近く、壁と洗濯物の間に空気が通らないため、なかなか乾きません。

せっかく洗濯したものにカーテンの雑菌が付着するのも避けたいものです。できるだけ空気に触れやすい、部屋の中央に干すのがおすすめです。

真似したい!早く乾く部屋干し

干し方の工夫(ジーンズは筒状に干す)

洗濯物の干し方でも乾くスピードが変わります。以下のような工夫で乾きやすくすることができますよ。

  • 裏返して干す
  • アーチ形に干す
  • 洗濯物のすきまをあける
  • ジーンズは筒状にして干す
  • パーカーを逆さまに干す
ポケットを外に出して乾かす

できるだけ布と布が重ならないようにすること、縫い目やポケットは外側にすること、洗濯ピンチハンガーでは厚地で乾きにくいものを外側に、薄くて乾きやすいものを内側にすることがポイントです。

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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