洗濯物は外に干して日光に当てなくては……、そう思い込んでいませんか?
洗濯物を外に干さないだけで、かかる手間が激減し、時短できます。ドラム式洗濯乾燥機でタオルや乾燥機OKの衣類を乾かし、しわになるものだけ乾燥にかけずに部屋干しするのが最も手間がかかりません。
ドラム式洗濯乾燥機が設置できない人でも、サーキュレーターや除湿器などの乾燥機器を使ったり、エアコンの下に竿を設置して干したりといった、ちゃんと乾く「部屋干しのしくみ」を作れば、洗濯物を外に干す必要はなくなります。後述しますが、これらのしくみが機能すれば、部屋干し臭は発生しません。
理想はドラム式洗濯乾燥機の導入
洗濯物を外に干さないための理想的な方法は、ドラム式洗濯乾燥機を導入することです。
さまざまな家電がありますが、「家事を減らしたいならドラム式洗濯乾燥機を真っ先に取り入れてほしい」と思うほど、その家事削減力は圧倒的です。
とはいえ、ドラム式洗濯乾燥機をすぐに買えない場合やスペース的に設置が難しい場合もありますよね。
ドラム式洗濯乾燥機を使わず干して乾かす場合でも、洗濯物は外に干さず、部屋干しすることをおすすめします。それは、次のような外干しのデメリット、部屋干しのメリットがあるからです。
洗濯物を外干しするデメリット
洗濯物を外干しすると、以下のようなデメリットがあります。
- 季節により干す時間が変わる
- 外に干しに出る必要がある
- 取り込む必要がある
- 取り込むのを忘れる
- 突然の雨で洗濯物が台無しになる
- 雨・梅雨・雪で干しても乾かない
- 日焼けする
- 夏は暑く、冬は寒い
昨今は突然のゲリラ豪雨もあり、せっかく干して、ほぼ乾いていた洗濯物が一瞬で台無しになってしまうことも。また一からやり直しするのは、手間もストレスもかかりますよね。忙しければなおさらです。
部屋干しするから洗濯物が臭うわけではない
部屋干しって、なんだか生乾き臭がしそうで気になるんだけど…?
雑巾の臭いのような「生乾き臭」「部屋干し臭」、イヤですよね。実は、部屋干し臭は部屋に干すから起こるわけではありません。雑菌がいる状態の衣類を5時間以上かけて乾かすことで発生します。つまり…
- 衣類に雑菌がついていなければ発生しない
- 5時間以内に乾かせば発生しない
正しい洗濯を行い、衣類から汚れと雑菌を取り除き、除湿機・エアコン・サーキュレーターなどを併用して素早く乾かば部屋干し臭は起こらないのです。
もし今、部屋干し臭で悩んでいるなら、以下の記事を参考に臭いの原因を取り除いてください。
洗濯物を部屋干しするメリット
洗濯を時短するには、洗濯物の乾き具合を天気任せにするのをやめ、室内で効率的に乾かす仕組みを作るのがポイントです。一定時間で乾くようになれば、乾かなかったときのための予備の服やタオル類が必要なくなるので、衣類の量も減らせます。
電気代を気にされる方もいますが、洗濯がいつ終わるか分からない心理的負担や干し直しのストレスからの解放と引き換えに、効率を取ることをおすすめします。
- 外出中に洗濯物のことを忘れられる
- 乾いたらそのままクローゼットにしまえる
- たたむ必要性が激減する
- 乾いたものをそのまま着ても良い
- 衣類が日焼けしない
- 衣類に花粉や黄砂が付着しない
- 取り込み忘れがなくなる
- 雨風にさらされない
- 機器の併用で乾く時間を操作できる
- 有害物質がつかない
- 衣類の枚数を減らせる
- 防犯面でも安心
室内で効率的に乾かす仕組みができれば、こんなにたくさんのメリットがあります。
もし、「洗濯物は外に干さなくてはならない」と考えているのであれば、一度その思い込みをリセットしてみましょう。「洗濯物がきちんと乾く」という結果が手に入るならば、どの方法を選んでもよいはずです。
手間と時間がかからない方法を選ぶことで、家事はもっとラクになりますよ!
【関連記事】ちゃんと乾く「部屋干しのしくみ」の作り方
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