室内ドアの掃除方法は、普段はハンディワイパーで表面のホコリを取り、汚れがたまっているときは使い捨ての掃除シートなどで拭き取ります。ドアノブの手垢は、洗剤をつけて拭くと簡単に落とせます。
ドアの材質によって洗剤を選ぶ
室内ドアの拭き掃除をするときは戸板の材質を確認して洗剤を選ぶようにします。
室内ドアの材質は大きく分けて以下の3種類です。
- 合板やMDF(中質繊維板)の上に木目を印刷した樹脂シートを貼ったもの
- 合板やMDF(中質繊維板)の上に天然木を薄くスライスした突き板を貼ったもの
- 無垢材(天然木から取り出した木を1枚の板に加工した自然素材)
一般的な住宅でよく使われているのは1の樹脂シートを貼ったタイプです(上写真も1)。表面が樹脂なので洗剤を使うことができ、水拭きやウエットシートだけでも汚れが落ちやすいため、掃除が簡単です。
2と3、すなわち外側が天然木のドアやニスなどの表面加工が施されているドアは、洗剤を使わずに乾拭きをするか、もしくは硬く絞った水拭きのみにするのが無難です。
天然木にアルカリ性洗剤・アルコールはNG
木材に含まれるタンニンはアルカリ性に触れることによって変色する恐れがあるので、アルカリ性洗剤は天然木にはNGです。アルコールも天然木に使うと、塗装が剥げたり、変色・色抜けしたりするので避けましょう。
ドア表面のホコリ・汚れを落とす
ドアに付着したホコリはハンディワイパーで取ります。汚れがたまっているときは、使い捨ての掃除シートなどで拭き取ります。
ホコリをハンディワイパーで取り除く
ドアは表面の凹凸だけでなく、見えにくい上部や蝶番(ちょうつがい)部分にホコリがたまります。あまり汚れていないければ、上から下にハンディワイパー/モップをかけてホコリを取るだけでOKです。
柄が伸びるハンディワイパーなら、椅子や脚立を使わなくてもドア上部や高いところのホコリを取れるので手軽です。しっかりホコリを絡めとってくれるので、あっという間に掃除が終わりますよ。
ガラスのはめ込まれたドアの場合は枠の部分にもホコリがたまります。ハンディモップでだいたいのホコリは取り除けますが、角がきれいにならない場合は綿棒を使うと良いでしょう。
掃除シートで汚れを拭き取る
汚れがたまっているときは、使い捨ての掃除シートやウェットティッシュで拭き取ります。
樹脂シートを貼ったタイプのドアにはには以下の洗剤がおすすめです。
- セスキ水
- アルカリ電解水
- 中性洗剤
マイクロファイバークロスに洗剤をつけて拭いても良いですが、汚れがひどい場合は、ウェットティッシュやティッシュなどを使うとそのまま捨てられるので手軽です。
ドアノブ掃除におすすめの洗剤
ドアノブの手垢(皮脂汚れ)は、中性洗剤・セスキ・アルカリ電解水・アルコールなどで拭き取ります。
毎日触るドアノブや取っ手には、手垢(皮脂汚れ)がつきやすいです。
- ティッシュ
- ウエットティッシュ
- 掃除用シート
- マイクロファイバークロス
- 雑巾
…などに洗剤をつけて手垢を拭き取りましょう。
洗剤は、以下の中から自宅にあるもの・好みのものを使ってください。
- 中性洗剤
- セスキ
- アルカリ電解水
- アルコール
どれでもOKですが、手が触れる部分なので、二度拭きのいらないアルカリ電解水、セスキ水が特に適しています。
手軽に済ませたければ、アルコールが配合されているウェットティッシュや除菌シートで拭くだけでも良いです。ドアノブがきれいだと、小さな子どもが触っても安心ですし、お客さんも気持ちよく迎えられます。