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古い価値観の手放し方|思い込みを捨てて、意識を変える

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古い価値観の手放し方|思い込みを捨てて、意識を変える

家事の目的は、がんばることではありません。「こうしなくては」「私がやらなくては」という思い込みを捨て、やらなくてもいい家事を手放していくことで、家事はラクになり、自由な時間が増えていきます。

目次

家事の目的はがんばることではない

家を心地よい場所にし、自分や家族が笑顔で暮らせるようにするために家事をする

家事は、家を心地よい場所にし、自分や家族が笑顔で暮らせるようにするために行うものです。

その状態をつくるためには、家事のテクニックを向上させて少しでも早く終わるようにがんばるのではなく、やらなくてもいい家事を手放すほうがうまくいきます。

「毎日掃除機をかけなくては」
「毎日のご飯は必ず一汁三菜を用意しなくては」
「洋服にはピシッとアイロンがかかっていなくては」

これらの行為を好きでしているのなら別ですが、「〇〇しなくては」と思い込んで家事に追いまくられているように感じるなら、ちょっと家事をがんばりすぎです。

毎日掃除機をかけなくてもフローリングワイパーでサっとほこりを取ればOK、おかずを何品も作らなくても、具沢山の汁物とおかずが1品あればOK。健康で快適に暮らすのには問題ありません。

家事にかかる時間を減らすためには「やらなくてもいい家事を手放す(やめる)」のが最も効果的です。

カジコレ編集部

「家事をがんばってる度」を競っているわけじゃないから、自分と家族が健康で快適に過ごせれば、家事は少ないほうがいいですね。

昔と同じ家事をやる必要はない

「家事をがんばらなくてもいい」と言われても、これまでやってきたことをやめるのには勇気がいります。家族や周囲にどう思われるか気になったり、罪悪感を覚えたりするかもしれません。

専業主婦が主流で「良妻賢母」であることが良しとされた昭和と、令和の現代では暮らしはまるで違います。共働き世帯が増え、シングルで子育てしている人も増えた現代の女性が、親世代と同じ家事の量をこなすのはどう考えても無理です。

時代が変わったのですから、親世代と同じやり方で家事をやる必要はありません。母親のようにやらなくてはという思い込みを捨てて、「家事を減らす」生活に変えていきましょう。

自分では「昔ながらの家事」だとは思っておらず、ごく当たり前だと思ってやっていることも、改めて考えてみたら、もっとラクなやり方に替えたり、その家事自体をなくしたりできます。

たとえば、「洗濯物は外に干して、お日様に当てるのが当然」という思い込みがあると、「いかにそれを早く終わらせるか」は考えられても、「そもそも外に干さない」という発想に至れません。しかし、洗濯物が乾きさえすれば、別に外に干さなくてはいけない理由はないのです。

ほかにも、「夏場は毎日麦茶を煮だすのが当然」という思い込みをなくせば、家事をひとつ減らせます。

一つひとつは小さくても、家事を減らしたりなくしたりしていけば、時間と気持ちにゆとりができます。

家族が笑顔で暮らすために家事をしているのに、家事に追いまくられてイライラし、子どもに話しかけられても「いま忙しいから後にして!」というのが口癖になってしまっているなら、しなくてもいい家事をしすぎているのかもしれませんよ。

ラク=手抜きではない

断言しますが、ラク=手抜きではありません。ラクをしようとすることに、罪悪感やうしろめたさを感じる必要はありません。まずは、手間をかけることに価値があると考えるのをやめましょう。

家事の全体量を減らすには今やっている家事の何割かを手放す必要があります。たとえば、掃除機を毎日かけるのをやめる、毎日一汁三菜の献立を作るのをやめる、洗濯物をきちんと畳むのをやめる、など。

もし、「ラクをすることは手抜きで、家族への愛情が足りてないということでは?」と不安になら、家事を減らしてラクをしたいのは、家族と笑顔で過ごす時間を大切にしたいからだと考えてみてください。

「人にどう思われるか」と他人軸で物事を考えるのではなく、「自分はどうしたいのか」「どういう状態になりたいのか」と自分軸で考えると、何を選べばよいか見えてくるかもしれません。

忙しい日にはお惣菜を買ってきて子どもといっしょに食べてもOK。便利なものやサービスをかしこく利用して家事を減らすのもOK。それで自分と家族が笑顔でいられるのなら良い選択です。

手間をかけることに価値があると考えるのはやめて自分が何を大切にしたいのかを考えましょう。

自分の労働はタダではない

自分の労働はタダではありません。時間と手間をかけて節約をするのが良いことだと決めつけず、お金を払って手間をかけない選択ができるようになると、時間と気持ちに余裕が生まれます。

チラシを片手にスーパーをはしごして、数十円安く買えたとしても、そのために自分の時間を30分費やしているのなら、意味がありません。ましてや、それで疲れてしまうなら本末転倒です。

趣味で子どもの通園バッグを作るのは素敵なことですが、裁縫が嫌いでストレスなのに節約のために通園バッグを手作りするくらいなら、既製品の好みのバッグを買うほうがずっと良いです。

時間の余裕を手に入れるためには「自分ががんばればタダだから」という考えを手放してみませんか。

カジコレ編集部

時間と手間のかかる節約は、長い目でみたら節約になりません。

その家事って、本当に必要?

「やるのが当然」と思っている家事の中にも、実際はやらなくても問題ないことがたくさんあります。家事を減らしたいと思うなら、本当に必要かを考えてみましょう

絶対にその手順でないといけないことは、それほどありません。例えば、食事をしないわけにはいきませんが、作る手順は変えても良いですよね。包丁で千切りにする代わりにスライサーを使ったり、カット野菜を買ってきたりしても、おかずは作れます。

洗濯機が1階にあるのに、2階のベランダにわざわざ干しに行っているとしたら、「なぜその行為をやっているのか」の理由を突き詰めていくと、必要か不要かが見えてくるのではないでしょうか。

理由を突き詰めた上で、ベランダに干したくて干しているならそれで良いですし、別に外に干すことが重要なのではなく乾けばOKということなら、1階に部屋干しをしてもよいはずです。

「こだわり」なのか「思い込み」なのかを考えて、「思い込み」ならやらなくてもいいのです

もしもハンドドリップでコーヒーを淹れるのがこだわりならOK、おいしいコーヒーが飲めれば淹れ方はどうでもいいなら全自動のコーヒーメーカーを使えば毎日の手間と時間が減らせます。

「家事は女性がするもの」はもう古い

家事は女性がするものという考えは、今なお日本社会に根強く残っています。しかし、性的役割分担に固執していると、妻の家事負担が大きすぎて、妻が体を壊してしまったり、働くのを諦めてしまったり、夫婦仲が悪くなってしまったりと、何らかの不都合が生じかねません。

家事は誰かがやるものではなく、家族みんなで協力して行うものであるという意識を持ち、古い価値観にとらわれずに、よりよい家事環境を整えていきましょう。

お互いを尊重し、協力する夫婦こそ、令和の時代における素敵なカップルの姿だと言えそうです。

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この記事を書いた人

成功空間プロデューサー、片づけ&時短家事コンサルタント。「ねぎらい片づけ」創始者。著書「家事の苦労を9割へらす本」「掃除の苦労を9割へらす本」。家事・育児・仕事の両立に葛藤する中で「家事本200冊」を実践し、月70時間の家事を削減。1日1時間で高品質の家事が完了する方法、自宅を「成功空間」に変える方法、掃除や洗濯が1日5分で終わるノウハウを考案。

「世界中の家を『ほっとできる場所。』にする」をビジョンに掲げ、自宅を「成功空間」に編集する講座「The Self Edit」を主催。家が「やりたいことがスムーズに進む空間」に変わり、自分の才能が1秒も止まらない人生の加速装置になる快感を味わえる。家事や片づけが重労働を伴う「義務やタスク」から、1日1時間で高品質な家事が完了する「自分と家族のよりよい未来をつくるための愛の時間」へと変換される。家が「ほっとできる場所」になり、家族仲が良くなったり、友人を気軽に招くことができたり、目標や理想の達成に向けてスムーズに行動できるようになる。

家庭と仕事の両立、片づけ、時短家事にまつわる情報を「時短家事 大百科 カジコレ」やYahoo!ニュース、X、Instagramで発信している。共働きワンオペ主婦を経験し離婚。やるべき家事を合理的に減らしシングルマザーとして「自分時間をしっかり持てる人生」を得た。整理収納アドバイザー1級。写真も撮れるインタビューライター。カシオペイア株式会社代表。

フジテレビ「ホンマでっか!?TV」、関西テレビ「ウラマヨ!」、テレビ東京「なないろ日和!」、日本テレビ「DayDay.」、「ナジャ・グランディーバのチマタのハテナ」などテレビ出演多数。「PHPくらしラク~る♪2025年12月号」巻頭カラーに12P、「日経ウーマン」、「オレンジページ」ムック本「シンプル家計ノート2026」などメディア掲載多数。

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