洗濯の作業を家族で分担すると一人に負担が集中しません。分担できるのは、洗濯するものの仕分けは各自が行う、洗濯前の細かい作業は各自が行う、干す作業を家族で分担する、取り込んだ洗濯物は各自がしまう、などの作業です。
洗濯するものの仕分けは各自が行う
洗濯をラクにしたいなら、一人で洗濯に関わるすべての作業を受け持つのではなく、洗う前の仕分けや細かい作業は各自が行うようにする、干す作業を家族で分担するなど、家族で分担するのが効果的です。
たとえば、衣類を洗濯機に入れるときに「これはネットに入れるもの」「これはドライコースで洗うもの」と確認しながら仕分けをするのは手間がかかります。
そこで、脱いだ衣類の仕分けは、各自に行ってもらうようにしましょう。
仕分けの方法は各家庭ごとに異なると思いますが、例えば以下のような分け方があります。
乾燥機にかけるもの・かけないものを分ける
洗濯乾燥機を使っていて、乾燥機にかけるもの・かけないものを分けて洗濯している場合は、最初から洗濯カゴを2つに置き、各自でわけて入れてもらうようにします。
脱衣所が狭い場合は上下にスタッキングできるカゴが便利です。上写真の洗濯カゴは、ハンドルを垂直に立てて押し込むと支えになり、上に積み重ねることができます。
スタッキングすればランドリーワゴンとして使用できるので、狭い脱衣所でも使いやすいです。
ネットに入れるもの・入れないものを分ける
ネットに入れるものを分ける場合は、脱衣所にネットを用意しておき、分けるついでに脱いだ人にネットに入れてもらうようにします。
上写真では、洗濯カゴに洗濯ばさみでネットを取り付けています。
脱衣所に洗濯機があって、洗濯機横にスペースがあれば、吸盤式タオルハンガーを取り付け、S字フックで衣類を入れる用の洗濯ネットをひっかけておくのも良いでしょう。
あらかじめ仕分けがされていれば、洗濯機を回す前の手間がほぼなくなり、時短になります。
洗濯ネットの活用アイデア
洗濯ネットは下着やデリケートな衣類をを傷めないために使う人が多いと思いますが、それ以外にも、洗濯の作業をラクにするために洗濯ネットを活用する方法があります。
例えば、洗濯機に衣類を入れる際、靴下やハンカチなど「洗濯ピンチハンガーにはさむもの」だけを洗濯ネットに入れておくと、干すときにラクです。
また、家族1人ごとに大きめの洗濯ネットを1つ用意し、それにその人の衣類を入れるようにすると、干すときに家族ごとにかためられるので、取り込んだ後の家族別に分ける作業がとてもやりやすくなります。
洗濯前の細かい作業は各自が行う
ポケットの中身は出しておく、シャツは裏返しておく、靴下は丸めないで伸ばしておく、洗濯前の細かい作業は脱いだ人にやってもらうようにしましょう。
かごに書いておいたり、メモを脱衣所の壁に貼っておいたりしてするのも効果的です。
干す作業を家族で分担する
ドラム式洗濯乾燥機で乾燥までやってしまう場合は別として、それ以外の場合は洗った洗濯物を干す作業も家族で分担すると、一人だけに負担が集中しません。
ライフスタイルに合わせて週末と平日で分担したり、朝の洗濯と夜の洗濯で分担したり、子どもが洗濯物を干せる年齢であれば子どもが担当する日を作ってもよいでしょう。
取り込んだ洗濯物は各自がしまう
乾燥機で乾かすにせよ、ハンガーやピンチハンガーで干すにせよ、乾いた洗濯物を取り込んだ後の「たたむ」「しまう」作業も、一人で行うのではなく、家族で分担しましょう。
家族の人数分のカゴを用意して、洗濯物を取り込んだらその中に人別に衣類を入れてリビングに置き、各自たたんでしまってもらえば、合理的に作業の分担ができます。
「自分のものは自分でしまう」ようにすれば、一人だけが大変な思いをする必要はありません。
洗濯物がリビングに置きっぱなしだと散らかって見えるので、きちんと自分の部屋まで持っていってしまってもらうことを徹底しましょう。
ハンガーで干して、そのハンガーのままクローゼットにしまう場合は、「たたむ」作業がなくなるので、より簡単です。ハンガーのまま自分の部屋へ持っていってもらうだけで済みます。
パジャマやルームウェア、子ども服のようにしわが気にならない衣類や、靴下などは、丸めてカゴに放り込んでおくだけでも良いでしょう。
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