玄関やリビングの床やソファーにバッグが置きっぱなし、コートが脱ぎっぱなしになっていると、部屋が散らかって見えます。
これを防ぐには、帰宅時にバッグやコートをつい置いてしまうあたりにフックなどを取り付けて、吊るす収納ができるようにすること。パッとかけられる場所があれば、部屋が散らかりません。
カジコレ評価
バッグやコートを吊るす | |
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カジコレ評価 9点 | 置きっぱなしが減る! |
バッグやコートをフックなどにかけて吊るす
帰宅して、玄関やリビングの床、ソファーの上にバッグやコートをつい置いてしまうなら、その動線上にフックなどを取り付けて、パッとかけられる場所を作りましょう。
コートなら玄関の壁にコート掛けを取り付けたり、バッグなら廊下やリビングの壁にフックを取り付けたりして、ワンアクションで吊せるようにすれば、そのへんに置きっぱなしにはなりません。
そもそも、バッグ(かばん)をついそのへんに置いてしまうのは、だらしないからではなく、置き場所が決まっていないことや、決めた場所が動線上になくわざわざ置きに行くのが面倒だから。
子どもの下校後、ランドセルが玄関やリビングに置きっぱなしなのが気になっていたけれど、確かに子ども部屋まで持って行くのって面倒だもんね…
置きっぱなしにしやすい場所にバッグやコートを吊るせるようにするアイデアは、片づけやすく、散らからず、次に使うときも取りやすいので、とても合理的です。
吊るす方法は、
- 壁にネジ式や粘着式のフックを取り付ける
- ドアハンガーを設置する
- S字フックをひっかける
- ポールハンガーを置く
などいろいろあるので、家の間取りや生活動線にあった方法を選びましょう。
ちょっとしたことに思えるかもしれませんが、つい置きっぱなしにしてしまう場所とは、動線上にある便利な場所のこと。そこに吊るす場所を作れば簡単に戻せて自然と散らからない仕組みができます。
収納家具を置けないような場所にも簡単&安価に設置でき、片づけやすい&取りやすいので、カジコレ評価は9点となりました。
編集部スタッフがこのアイデアを実践したところ、家族の「そのへんに置きっぱなし」が激減し、「床に置かないで、片づけて!」とうるさく言わなくて済むように。ストレスも減りました。
便利な場所にフックを取り付けたら家族の「ちょい置き」がなくなって、掃除機がけもラクに!
ここからは、実際にどんな場所で吊るす収納を取り入れると便利か、具体的に紹介します。
玄関に吊るす
玄関の壁にフックやコートかけを取り付けて、そこにコートやバッグを吊るすようにします。
フックはネジ式のL字フックでも良いですし、賃貸住宅でネジを使えない場合はコマンドフックなどの粘着式のフックを使うと良いでしょう。
下駄箱の側面もフックを取り付けられる場所です。低めの位置なら複数でもあまり邪魔になりません。
自立式のポールハンガーを置いて、そこにまとめてコートやバッグを吊るすこともできます。
ポールハンガーはたくさんかけられて収納力が高いので、家族の人数が多い場合におすすめです。ただ、少し場所を取るので、玄関が狭いなら壁にフックを取り付けるほうが良いかもしれません。
壁面も収納スペースとして有効活用できそう!
リビングに吊るす
リビングにバッグが置きっぱなしになりやすいなら、リビングの壁や家具の側面にフックを取り付けてバッグを吊るすようにします。
壁以外にも、リビングにカラーボックスや本棚などがあれば、その側面にフックを取り付けるのも良いでしょう。家具を傷つけなくない場合は、耐荷重のある粘着式フックもあります。
フックを取り付けるのは、普段、ついつい置きっぱなしにしてしまう場所の近くがおすすめです。ちょい置きしやすい場所というのは動線上にある便利なところなので、スムーズに吊るせます。
その際、かける人が子どもであれば、少し低めの位置にフックを取り付けるのがポイントです。掛けにくい&取りにくい位置では、面倒くさくなってしまって、パッとそこに置けないからです。
家族がそれぞれバッグをリビングに吊るすなら、フックの数は多めにします。1つのフックに複数のバッグを吊るしてしまうと、使うときに下のバッグが取りにくくなるからです。
「1つのフックには1つのバッグ」とすれば、ひっかけるのも、取るのも、ラクに行えます。
クローゼットに吊るす
クローゼットのポールにS字フックを取り付ければ、そこにバッグを吊せます。S字フックの大きさや形をそろえれば、見た目もスッキリ。クローゼットの扉の裏側に粘着タイプのフックを取りつければ、そこにもバッグを吊せます。
オープンタイプのスチールラックをクローゼットにしている場合は、サイドにS字フックを取り付ければ引っかけやすく、使うときもサッと取れて便利です。
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