整理収納とは「家の中を快適な空間にする」ための取り組みです。
家じゅうの整理収納をするにはかなりの時間・思考・体力が必要ですが、実行することで「時間に余裕ができる」「無駄な買い物が減り節約できる」「精神的な余裕ができる」の3つの効果があります。
その効果は、人生を変えるほどインパクトが大きいです。
家事がたいへんな家
家の中が以下のような状態であれば、家事はラクになりません。
- 持ち物が多すぎてあふれている
- あまりにも散らかっている
- 家の中で不便を感じることが多い
現状ものが多くて使いにくい場所があると感じているなら、しっかり時間を取って整理収納に取り組むと家が快適な空間に生まれ変わります。その結果、家事はぐっとラクになります。
整理収納とは?
整理収納とは「家の中を快適な空間にする」ための取り組みです。そのノウハウは確立されており、整理収納アドバイザー講座や片づけコンサルタントの育成プログラムに参加することで体系的に学べます。
「講座に通うほどでは」という場合は、整理収納の本を読んで、自分なりに実践するのもよいでしょう。
『人生がときめく片づけの魔法』や『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』『本間式 置くだけ片づけ』などがおすすめです。
家じゅうの整理収納を行うのは、かなりの時間・思考・体力を要する一大イベントです。片付けコンサルタントの近藤麻理恵(こんまり)さんは、著書の中でこのイベントを「祭り」と表現しています。
一方で、「この引き出しだけ」など、小さな範囲の整理収納を積み重ねて行く方法もあります。
整理収納では何をするの?
整理収納では具体的に以下のことを行います。
- 整理:不要なものを取り除き、使用頻度や利用シーン別に分ける
- 収納:ものが使いやすい場所を定位置と決め、納める。使ったら定位置に戻す
整理収納と同じ意味で「片づけ」という言葉が使われることもあります。片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんが提唱する「祭りの片づけ」は、整理収納とほぼ同じ意味です。
使ったものを定位置に戻す作業も「片づけ」と呼ばれることが多いですが、このレッスンでは「ものを定位置に戻す」と表現します。
整理収納のデメリット
整理収納のデメリットは、時間・思考力・体力が必要なことです。家じゅうの整理収納は「1~2時間でちょこっと」というわけにはいきません。想像するよりもずっとパワーを使うので、たっぷりと時間をとって行うことをおすすめします。
一人で取り組んで挫折することを避けるため、家族と一緒におこなったり、整理収納アドバイザーの助けを借りたりすることを検討してもよいでしょう。
整理収納の効果・メリットは?
整理収納をすると「時間に余裕ができる」「無駄な買い物が減り節約できる」「精神的な余裕ができる」の3つの効果があります。
時間に余裕ができる
整理収納をすると、使いやすい場所にきちんとものが収まり、探し物がなくなります。家事やさまざまな行動も素早く終わるようになり、結果的に自由に使える時間がかなり増えるのがメリットです。
無駄な買い物が減り節約できる
整理収納をすると持ち物を把握できるので、家にあるものと同じものを買って消費期限切れで廃棄したり、必要なタイミングで必要なものが見つからず買い直したりといった無駄な買い物がなくなります。
本当に必要なものだけを買えるので、整理収納をした結果、貯金が増える人はとても多いです。
精神的な余裕が生まれる
整理収納ができると家の中が快適になるので、居心地がよく、精神面にいい影響があります。家族みんなのストレスが減るので、食事やだんらんの時間もより楽しいものになるでしょう。
これらの相乗効果で、仕事がうまくいくようになったり、家族仲がより良くなったり、家事シェアが進んだり、より健康になったりするケースも多いです。
まとめ|整理収納で人生が変わる
整理収納(祭りの片づけ)に取り組んだあとには、想像以上に家が快適になります。時間・思考力・体力は必要ですが、人生が良い方向に変わる人も多く、やってよかったと思えるはずです。
次の記事から「整理収納レッスン」と題し、整理収納の具体的な手順を解説していきます。現状、ものが多すぎる、家の中がなんだか不便という方は、ぜひこの機会に取り組んでみてください。
レッスンの後半では、整理収納をした後に手間をかけず快適な空間を維持する方法も紹介します。
一緒にお家を快適な空間に変えていきましょう!