整理収納レッスン② 整理収納の目的を決める

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整理収納の最初のステップは、整理収納の目的を決めることです。いきなり始めるのではなく、最初に「どうなりたいのか」「何を解決したいのか」を考えておくと、望む結果に向かってまっすぐに進めます。カーナビで最初に目的地設定をするのと同じです。

整理収納の目的を決める
目次

整理整頓はいきなり始めない

「家が散らかっていてもう限界、片づけたいっ!」と急にスイッチが入ることがあるかもしれませんが、いきなり整理収納を始めてもうまくいかないものです。

ちょっとやってみたけど、途中でいやになっちゃったんだよね。
どうしたら最後まできちんと片づけられるんだろう?

途中で挫折してしまった経験があると、「私には整理収納は無理なのかも」と不安になってしまいます。「こんな散らかった家が本当に片づくのかな?」「どうせすぐに元通りになってしまうのでは」と思うかもしれません。

安心してください。整理収納ができないのは性格の問題ではなく、正しいやり方を知らないだけなんです。

どう暮らしたいかをしっかり考える

カジコレ編集部がたくさんの整理収納に関する本を読んで調べたところ、かなりの本に、整理収納をする前に「どうなりたいのか」「何を解決したいのか」をしっかり考えることが重要と書かれていました。

逆に言えば、「どうなりたいのか」「何を解決したいのか」を考えずにやみくもに整理収納をしても、高い確率でリバウンドして、元の散らかった状態に戻ってしまいます。

ダイエットでも、「2か月後の結婚式であのドレスを素敵に着こなす!」という目標があるのと、「もう少し痩せたいな~」と漠然と思っているのとでは、取り組み方が違うはずです。

整理収納に関しても、

「いつでも人を呼べるような家にしたい」
「とにかく掃除の手間がかからない家にしたい」
「趣味のコレクションを飾れる部屋にしたい」

……など、具体的な目標があれば、そこに向かって最後まで頑張れるはずです。

片づけコンサルタントのこんまりさんこと近藤麻理恵さんも、ものを捨てる前に片づけの目的、すなわち理想の暮らしを考えることの大切さを、著書『人生がときめく片づけの魔法 改訂版』の中で述べています。

「スッキリ暮らしたい」とか「とにかく片づけられるようになりたい」ではまだ甘い。もっと深く深く、考える必要があります。自分が「片づいた部屋で生活している様子」がありありとイメージできるくらい、具体的に考えることです。

『人生がときめく片づけの魔法 改訂版』p.55より引用

ものを捨てるのが苦手な人は、作業を始める前に「整理収納をしてどうなりたいのか」を紙に書いておき、判断に迷ったときの指針にすると良いでしょう。

私は時間に追い立てられない、心身ともにゆとりのある生活を送りたいな。

整理収納を始める前に、これが終わったら自分はどんな暮らしをしていたいのかをしっかりと考えましょう。整理収納には時間・思考・体力が必要ですが、理想の暮らしをイメージすることでモチベーションを維持できます。

最初に「どうなりたいのか」「何を解決したいのか」を考える。その後に正しいやり方で整理収納をおこなう。この順序でやれば、目標に近づくのも簡単です。

では、次に「不要なものを処分し、必要なものを選び出す」方法を解説します。

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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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