同じ収納ボックスで「フタなし」「フタあり」があると、「フタあり」のほうが売れるのだとか。
しかし、日常的に使うものは、フタのない収納ボックスやケースに入れるほうが「取り出しやすい」「戻しやすい」「中身が一目でわかる」ようになり、片づいた状態を保ちやすいです。
カジコレ編集部の評価
フタのない入れものを使って保管する | |
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カジコレ評価 9点 | アクションが片手で済む |
フタのない収納ボックスやケースに入れる
確かに、フタありの収納ボックスやケースはほこりがつかず衛生的で、スタッキングもできます。しかし、家が片づかないと悩んでいるのなら、基本的にはフタなしの入れものが便利です。
フタなしの収納ボックスやケースに入れるアイデアは、
- 使うたびに開閉する手間がかからない
- 戻すときも簡単(出しっぱなしを防げる)
- 中身や残量が一目でわかる(補充しやすい)
…ので、家事効率化の効果が高いです。
使うたびに開けたり閉めたりする行為は、一回一回は大したことがないと思えるかもしれません。しかし、毎日、ものによっては一日数回も行うとなれば、相当な時間を費やしていることに……。
フタを開けるという1アクションをなくすことで、かかる時間だけでなく、心理的ハードル、すなわち面倒くささも取り去ることができます。
そのため、「フタを開けて戻すのが面倒だから出しっぱなし」という状態も防げるわけです。
時短になり、ストレス(面倒くささ)が減り、いろいろな場所で取り入れやすいアイデアなので、カジコレ評価は9点となりました。
でも、フタをしないと、埃がついたり、湿気たりしない?
確かに、ものによっては、フタのある入れものに収納したほうが良い場合もあります。ただし、「日常的によく使うもの」はフタなしの入れものが便利なことが多いです。
『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』から一部引用します。
じつは、フタが必要なものはごくわずかです。ほこりを避けたいもの、ニオイや湿気を防ぎたいもの、見られたくないもの、劣化が心配なもの……。これらを収納するときは、フタつきを。それ以外は「フタなしが便利」と覚えておくといいかもしれません。
『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』p.29より引用
そう考えてみると、フタつきの容器に収納しないといけないものって、意外と少ないですよね。
プラスチック容器入りのおかずカップや使い捨てコンタクトレンズ、ジッパー付き袋入りのふりかけ、個包装のお菓子、どれもフタなしで問題ありません。
カジコレ編集部スタッフが実際に試した感想
カジコレ編集部スタッフがこのアイデアを実践して気づいたのは、「アクションが片手で済むと、とてもラク!」ということです。
フタがカチッとはまるタイプは、開閉に両手を使うので、やりかけの作業を中断しなくてはなりません。でも、フタなしボックスに切り替えてからは、その手間がなくなりました。
また、フタなしにしてから「使ったらちゃんと戻してよ!」と家族に文句を言うことが減りました。面倒くささがなくなり、どこに戻せばよいかすぐわかるのが良かったのだと思います。
ストレスと感じるほどのストレスではなかったかもしれませんが、いざフタなしボックスへの収納を実践してみると、かなり家事効率化を感じられることでしょう。ぜひ試してみてください。
消耗品(ストック)はフタのないケースに保管する
- 弁当用おかずカップ、ピックなどの消耗品
- メラミンスポンジ、輪ゴム
- 常温保存の食品(袋入りふりかけ、個包装のお菓子など)
…などは、フタのない収納ボックスやケースに保管すると、取り出しやすく、戻しやすいです。
半透明の容器を選ぶと中身が見えやすく、残量が一目でわかって補充しやすくなります。キッチンの吊り戸棚など高い場所に置く場合は、取っ手付きの収納ボックスを選ぶと出し入れがラクです。
子どものおもちゃはフタのないケースに入れる
子どものおもちゃもフタのないケースに収納すると、取り出しやすく、戻しやすいです。
カラーボックスやオープン棚に、棚の高さの半分くらいの浅いフタなしケースを置けば、上が開いているので、ケースを出し入れすることなく、おもちゃを放り込めます。
中身が見えるので使いたいおもちゃをスムーズに取れて、遊んだら放り込むだけでOK! 小さい子どもでも簡単にお片付けができるようになるのもメリットです。
子どものおもちゃの収納は、フタなしのケースやボックス以外にも、フタなしのカゴも◎
- 水谷妙子の片づく家〜余計なことは何ひとつしていません
- タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術
- LDK スゴ楽家事の大百科 (晋遊舎ムック)