引っ越しは家事をラクにする一大チャンスです。もし近い将来に引っ越しをする予定があって、家を選ぶ前の段階なら、ぜひ「家事がラクな家」を選びましょう!
カジコレでは「昔と同じ家事をやる必要はない」「ラク=手抜きではない」ことを訴え、時間と手間をかけなくても家事がまわる「家事効率化」の実践を提案しています。
家事効率化がしやすい家に引っ越せば、時間の余裕が生まれます。浮いた時間を自分の本当にやりたいこと(仕事や趣味など)に使えるので、暮らし、ひいては人生が変わると言っても過言ではありません。
引っ越し後でも一定の家事効率化はできますが、可能であれば最初から「家事がラクになる家」を選ぶのがおすすめです!
引っ越しを機に家事をラクにしたいと思うなら、家を選ぶときに以下のポイントをチェックしてみてください。
すべてを満たす物件を見つけるのは難しく、予算の都合もあると思いますが、「こういうポイントを意識して家を選ぶと家事効率化に役立つのか」と参考にしてもらえると嬉しいです。
時短家事に最強の物件
時短家事に最強の物件は、新しい住宅設備が整っているマンションです。多くの場合、新築マンションや分譲型の築浅マンションがこれに該当するでしょう。
最新鋭の住宅設備があり、間取りや収納が工夫されているマンション、ゴミステーション・フロントサービス・宅配ボックスなど、プラスアルファのサービスが充実しているマンションは、家事の時短効果が大きいです。
(すべての新築マンションや分譲型築浅マンションがそうとは言えませんが、こうした条件を満たすマンションは、ほとんどが新築マンションや分譲型築浅マンションです。最初から賃貸向けに作られているマンションは設備がそこまで充実していないケースが多いと言えます。)
なお、賃貸物件を探している場合、分譲型のマンションでも賃貸に出されているものがあるので、家探しのときに不動産屋さんに聞いてみてください。
予算的に新築や築浅のマンションは難しそうなんだけど、築古は家事効率化がしにくいの?
築古のマンション、あるいは戸建てでも、使いやすい間取りに再設計されていたり、ハイスペックの住宅設備を導入したりするリノベーション物件であれば、家事を行う上で高い時短効果が得られます。
上記以外の物件を選ぶ場合は「食洗機がある(または置ける)」「ドラム式洗濯乾燥機を置ける」ことを最低条件として選びましょう。これらの家電は家事削減力がとても大きいためです。
現状そうなっていなくても、もし大家さんと交渉できるなら、設備の取り替えを希望してみてもよいでしょう。実際に、家事を減らすために「自腹でいいから設備を交換したい」と交渉する人もいます。
賃貸物件、内見でのチェックポイント
賃貸物件の内覧をする際には以下をチェックしましょう。特に前半の太字の項目は重要です。
- 日当たりが良い
(明るく心地よい空間に住める、湿気がこもりにくい、洗濯物が乾きやすい) - 食洗機完備、または置く場所がある
- ノズルが伸びる水栓がついている(キッチン・洗面台ともに)
- キッチンと食卓の距離を近くできる(配膳距離)
- キッチンのシンク、コンロ、冷蔵庫が正三角形に近い動線
- ドラム式洗濯乾燥機を置ける
- 室内干しスペースがある・または設置できる
- 脱衣所が広い
(入浴後に身につける下着やパジャマを置ける広さがある) - 浴室暖房乾燥機がついている
(浴室で衣類乾燥ができる、お風呂に入るときに温かい、お風呂のカビを予防しやすい) - 床の段差がない・少ない(お掃除ロボットを使える)
- クローゼットなど備え付けの収納が多い、大きめのパントリーがある
- キッチンのシンク下やコンロ下、洗面台下の収納が引き出し式になっている
- ゴミをいつでも捨てることができる
- ネットスーパーの配達エリアである
- スーパーが近い(またはマンション内にある)
- 保育所が近い(またはマンション内にある)
- 交通の便が良い
日当たりや間取りなどのハード面は住み始めてから変えることはできません。すべての条件を満たせなくても、自分が手間をかけたくない家事を効率化してくれる条件を満たせるとよいですね。
「家事を効率化するってどういうこと?」「それでどんな良いことがあるの?」と思ったら、「家事効率化の基本|家事をラクにするために、まず知っておきたい考え方」もぜひご覧くださいね!