玄関のきれいをラクに保つには「出入りのついでに掃除ができるしくみ」を作ることが有効です。ハケやウエットティッシュを置いておくと、ホコリ・泥、ドアノブの手垢を「通るついで」に落とせるようになります。
玄関はきれいにしておきたい場所
玄関は、外から泥やホコリなど汚れがなだれ込んでくる場所です。そして、来客時に真っ先に目に留まり、第一印象を決める場所でもあります。
玄関は”その家の顔”
広沢かつみさんも、著書『「お金持ち」が知っているいつも片づく部屋づくり』の中で、お金持ちのお家の玄関はとてもスッキリしていると書いてあります。開運的にも、きれいにしておきたい場所ですね。
しかし、忙しくてわざわざ掃除をする時間を取れなかったり、多少汚れていてもすぐ困るわけではないため後回しにしてしまったりしていませんか。
玄関掃除のハードルを下げる
これを解決するには「出入りのついでに掃除ができるしくみ」を作ることです。
わざわざ掃除をするのではなく、出入りのついでにサッと掃除が終わるように、玄関の掃除のハードルをとことん下げる工夫をしましょう。すると、ラクにいつもきれいな状態をキープできます。
玄関は、戸建てかマンションかで最適な掃除法が少し異なります。お子さんがよく外遊びをしたり、屋外スポーツをしたりしているなら、入ってくる汚れ(泥・砂など)の量も多いです。
紹介するアイデアの中から、ご自宅にピッタリの方法を選んで取り入れてみてください。
玄関の汚れの種類
玄関の汚れの種類は、たたきにたまるホコリ・チリ・泥、ドアノブや扉の取っ手などの手垢です。
たたきのホコリ・チリ・泥
玄関のたたきには、ホコリ・チリ・泥がたまりやすいです。掃除道具は、ほうき(吊り下げ式)・掃除機・ハケ・クイックルハンディ・ウエットティッシュなどを用意しておくと便利です。
ドアノブや扉の取っ手などの手垢
ドアノブや扉の取っ手には手垢(皮脂汚れ)が付きやすいので、ウエットティッシュ・中性洗剤やセスキ水スプレー・アルカリ電解水スプレーなど、手近にあるもので拭き取ります。
掃除のハードルを下げる工夫
玄関掃除のハードルを下げるには、「ついで掃除」がしやすくなるアイテムを配置するのがポイントです。
ウエットティッシュを置いてサッとひと拭きする、ハケやクイックルハンディで砂やホコリを払う、ほうき・ちりとりを設置して掃く、掃除機で砂やホコリを吸い取るなどの方法があります。
ウエットティッシュでサッとひと拭き
玄関(靴箱の中など)にウェットティッシュを置いておき、近くを通ったついでに靴箱の上や扉の取っ手、インターホン、表札などをひと拭きするようにします。手垢がなくなるので、見た目がきれいになるだけでなく、衛生的です。
ハケやクイックルハンディで砂やホコリを払う
玄関にはハケ(ペンキ塗り用のもの)やクイックルハンディを設置しておき、郵便受けやドアの細かい部分に砂やホコリがたまったらサッと払うようにします。
ホコリやチリをいきなり水拭きすると取れにくくなるので、まずはハケやクイックルハンディで払うほうが効率的です。ハケやクイックルハンディは、壁か靴箱の扉裏に吊るし、サッと取れるようにしておくと便利です。
ほうき・ちりとりを設置して掃く
玄関に吊り下げ可能なほうきとちりとりを設置しておき、砂・泥が入ってきたらサッと掃くようにします。
燃えるごみの日が決まっているなら、収集日に玄関を掃いて、そのゴミをそのままゴミ袋に入れて出してしまうのおすすめです。ごみの日=玄関を掃く日とルーティンにしやすく、いつもきれいな状態を保てます。
掃除機で砂やホコリを吸い取る
玄関の汚れの多くはホコリや砂なので、掃除機(紙パック式がおすすめ)で吸い取ると掃除がラクです。ヘッドは使用後にウエットティッシュで拭くか、玄関用のヘッドを用意しておけば手入れも簡単です。
ただし、泥や雪など湿った汚れがあるときは掃除機で吸わず、拭き取るほうが良いでしょう。
傘は吊るして収納する
傘は、立てるタイプの傘立てでななく、吊るすタイプにして乾かしながら収納すれば、たたきの掃除がラクです。
山崎実業のトレー付きマグネット アンブレラホルダーは、スチール製の玄関扉にマグネットで簡単取り付けられ、傘や折り畳み傘をかけて収納できます。玄関で散らかる小物をまとめるのにも便利です。
スリッパを浮かせて収納する
玄関にスリッパが散らばっていると乱雑な印象ですし、掃除のたびにどかすのは面倒です。
スリッパを浮かせておくと、たたきや床の掃除が格段にラクになります。日常的にスリッパを使う習慣がなければ、そもそも所有しない(来客用のスリッパだけ靴箱内に収納する)ようにしてもよいでしょう。
玄関マットを使わない
玄関マットは砂やホコリで汚れやすいです。使うのをやめれば、洗濯して干すといった管理の手間がなくなります。掃除機やフローリングワイパーをかけるときも、マットをどかす必要がありません。
もし、「玄関には玄関マットを置くもの」という思い込みで敷いているなら、一度撤去して、困らないか確かめてみると良いでしょう。なくても意外に困らず、むしろ掃除がラクだと気付くかもしれません。
玄関をきれいに保つ習慣
玄関をきれいに保つために、たたきにものを置かない、汚れた靴をそのまま放置しない習慣を身につけましょう。
玄関のたたきにものを置かない
玄関のたたきにものを置かなければ掃除がラクです。靴は出しっぱなしにせず、靴箱にしまいましょう。
汚れた靴をそのまま放置しない
濡れていたり、汚れていたりする靴は、そのまま靴箱にしまうとカビが生えやすく、傷みやすいです。靴内部の湿気を飛ばし、靴の底を乾かして、泥がついていたらブラシで払ってから靴箱にしまうようにします。
浅型のプラスチック容器とブラシを玄関に置いておき、その上で泥汚れを落とすようにすると、靴箱の中もたたきも汚れません。
靴箱にしまう前にアルコールスプレーをして拭き取れば、靴箱内を清潔に保てます。
山崎実業の浮かせる 伸縮シューズラックのような通気性の良いラックを併用し、脱いだときに置いておく場所にするのもおすすめです。
玄関の整理収納もおすすめ
一度時間を取って玄関の整理収納をするのも、玄関をラクにきれいに保つことに繋がります。見た目が良くなるだけでなく、使いやすい玄関になる・掃除がしやすくなる、など多くの効果も得られるので、ぜひ試してみてください。
玄関の不用品を取り除く
ものが少ないほうがすっきり見えますし、掃除も簡単です。まずは玄関に何となく置きっぱなしになっている不要なものを取り除きましょう。
- サイズアウトした子供の靴
- 無料でもらったエコバッグ
- もう履かない靴
- もう使わない外遊びのおもちゃ
- 壊れた傘、多すぎるビニール傘
これらがそのままになっていないか、チェックしてみてくださいね。風水では、壊れたものをそのままにしておくと運気を下げると言われています。できることなら良いものが入ってくる玄関にしたいですね。
靴やものを使いやすく配置する
不要なものを取り除いたら、ものを使いやすい場所に収納します。以下はその一例です。
- よく履く靴を1番出し入れしやすい場所に入れる
- 鍵を玄関のドア周りに吊るす
- マスクを玄関ドアにくっつける
- 印鑑をドアにくっつける
- エコバッグを吊るしておく
折りたたみ傘・エコバッグなど、つい忘れがちなモノを玄関周りにうまく置いておくと、出かけるときに慌てなくて済むので一石二鳥です。
おわりに
玄関のきれいを保てるようになると、出かけるときも帰ってきたときも気分が良い、忘れ物をしない、いつでも友達を呼べる、運気が上がるなど、嬉しいことがたくさんあります。ぜひやってみてください。
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