浴室の天井の掃除方法は、フロアワイパーにキッチンペーパーなどをセットし、消毒用アルコールをスプレーしてから拭くのが手軽でおすすめです。カビが深く根を張っていたら、塩素系漂白剤を使用します。
換気扇をつけっぱなしにし、月1回消毒用アルコールで天井を拭くと黒カビの発生を予防できます。
浴室の天井のカビ汚れの落とし方
浴室の天井の黒カビはアルコールか塩素系漂白剤で落とします。フロアワイパーにキッチンペーパーや掃除シートをセットし、消毒用アルコールをスプレーしてから、天井を拭くのが手軽でおすすめです。
浴室は湿度が高くなりやすく、水蒸気が結露する天井はカビが生えやすいです。黒カビから飛ぶ胞子が体内に入ると、喘息やアレルギー性の疾患を引き起こす可能性があるので早めに対処したいものです。
浴室の天井材としては、ユニットバス(システムバス)ではツルっとした樹脂系が一般的ですが、築古の家だとモルタルやしっくいが塗装されているケースもあります。
塗装壁は樹脂材に比べてカビが生えやすく、凹凸があるので汚れを落としにくいですが、どちらの場合もフロアワイパーを使ってカビ汚れを落とすのが便利です。
浴室の天井の黒カビは、アルコールか塩素系漂白剤で落とします。
深く根を張っていないカビなら、アルコールで取るのがおすすめです。フロアワイパーにキッチンペーパーや掃除シートをセットし、消毒用アルコールをスプレーしてから、天井を拭きます。
天井に向かってアルコールをスプレーすると目に入る可能性があるので、顔より低い位置でワイパーにセットしたキッチンペーパーやシートに吹き付けるようにしましょう。
アルコールは二度ぶきがいりませんし、塩素系漂白剤よりも安全です。ただし、アルコールは殺菌はできますが、漂白はできません。黒い色素が残ってしまうようなら塩素系漂白剤の出番です。
塩素系漂白剤は、柄つきのスポンジか、フロアワイパーにキッチンペーパーや掃除シートをセットしたものにスプレーし、天井に塗ります。その際に力を入れてこする必要はありません。
凹凸のある塗装壁の場合はキッチンペーパーではなく、古タオルに塩素系漂白剤をしみ込ませて、押し付けるように当てていくといいですよ。
数分置いてから、濡らしたキッチンペーパーをセットしたフロアワイパーで水拭きするか、シャワーで洗い流します。自分にすすぎの水がかからないよう注意してください。
天井と壁面の境目や、天井のパーツの継ぎ目のコーキングなどに頑固なカビが生えている場合は、強力ジェルタイプのカビ取り剤を使うのがおすすめです。
カビトルデスPROは粘土が高く垂れてこないので使いやすく、防カビ効果も1か月持続します。
ひどい汚れはハウスクリーニングへ
浴室天井の汚れがひどく塩素系漂白剤を使っても落とせなかったり、天井だけでなく浴室全体が汚れている場合は、ハウスクリーニングを利用するのも一つの方法です。
ハウスクリーニングとは、お掃除のプロが業務用の道具で完璧な掃除をしてくれるサービスのこと。浴室やトイレ、換気扇などの決まったメニューについて、普通のやり方では落とせない頑固すぎる汚れをプロの技ですっきり落としてくれます。
例えば、おそうじ本舗の浴室クリーニング
「家事代行とハウスクリーニングの違いと効果的な使い方」の記事もあわせてご覧ください。
汚れをリセットしたら、その後は定期的な予防掃除できれいな状態を保てます。
カビが生えるのを予防する方法
リセット掃除をしたら、次から天井掃除をがんばらなくて済むように、予防をしましょう。
天井に水滴がつくと、カビが生えやすくなります。これを防ぐためには、椅子に座って体を洗い、天井にシャワーがかからないようにするのも一つの方法です。
また、浴槽にお湯を張ったままフタをせずにおくと、浴室が湯気で満たされ、天井が結露しやすくなります。フタをするか、あるいはお湯を抜くかして、天井の結露を防ぐようにしてください。
現時点で黒カビが目に見えていなくても、フロアワイパー+キッチンペーパー+消毒用アルコールで月1回天井を拭くようにします。これだけでカビを予防することが可能です。
手間をかけずにカビの発生を抑えてくれるアイテムもあるので、取り入れても良いでしょう。
「防カビくん煙剤」は、銀イオンの力でカビの発生を抑えてくれます(効果は2か月間)。
「バイオ お風呂のカビきれい」は、天井に貼るだけで、バイオの力でカビの発生を抑えてくれます(効果は6か月間)。
お風呂の換気扇を24時間つけっぱなしにすることもカビを防ぐのに有効です。換気扇を回すことで浴室内の湿気を外に排出し、新鮮な空気と入れ替えができます。
24時間つけっぱなしと聞くと電気代が気になるかもしれませんが、換気扇の消費電力は少ないため、1カ月つけっぱなしにしてもかかる電気代は数百円程度です。
浴室換気扇がついていない場合は、脱衣所にサーキュレーターを設置し、空気を動かして湿気を飛ばすようにするとよいでしょう。
据え置きタイプのサーキュレーターなら浴室に向けて風を送り、壁掛けタイプで浴室に向けて風を送れない場合でも、脱衣所内で風を起こせば浴室内の空気も動きます。
おわりに
換気扇や浴室乾燥機で浴室をいつも乾かすようにすれば、ほとんどカビは生えません。天井掃除はやはり大変なので、予防をしてカビが生えないようにするのが一番ラクです。
もしカビが生えてしまった場合も、放置しなければ、ワイパー+アルコールで掃除が完了します。放置すると頑固なカビになってしまうので、初期のうちに掃除をするようにしましょう。
掃除が難しい場合は、思い切ってハウスクリーニングに依頼するのも良い作戦です。
天井にカビが生えると、胞子が降ってきて浴室中にカビが生えやすくなります。天井のカビを予防することは、浴室全体をきれいに保つことにもつながるので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
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