食器洗浄機のお手入れは、基本的に毎日残菜フィルターにたまったゴミを捨てて、水ですすぐだけです。ゴミを放置すると雑菌が繁殖したり、カビが生えたりするので、面倒でもやっておきましょう。
月に1~2回、いつもの洗剤を倍量入れて運転すると、きれいな状態を保てます。庫内の水垢やにおいが気になったら、クエン酸を小さじ1入れて運転する方法もあります。
月に1~2回、洗剤を倍量入れて運転する
月に1~2回、いつもの洗剤を倍量入れて、食器を入れずに「標準コース」か「お手入れコース」で運転すると、庫内をきれいに保てます。
手間もかからず、専用洗剤をわざわざ用意する必要もないので、汚れがたまらないうちにやっておくのがおすすめです。
クエン酸で食洗機庫内の水垢を落とす
庫内の水垢やにおいが気になったら、クエン酸を小さじ1入れて、食器を入れず「標準コース」のスタートボタンを押します。運転が終了すれば、庫内洗浄は完了です。
水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸を使うとラクに落とせます。
なお、クエン酸を使った庫内のお手入れについては、メーカーにより見解が異なります。例えば、パナソニックではクエン酸の使用は推奨していませんが、リンナイではクエン酸・食酢・レモン水を使った方法を提案しています。
所有している食洗器のメーカー公式サイトで確認し、クエン酸の使用が非推奨の場合は、自己責任でやるか、市販の食洗器庫内クリーナー(専用洗剤)を使いましょう。
なお、台所用中性洗剤などの泡立つ洗剤を入れて食洗機を回すと、食洗器の強い噴射で庫内が泡まみれになり、異常や故障の原因になってしまいます。間違えて入れないよう注意してください。
食洗器のパーツを洗浄する
食洗機庫内のパーツ(かごや小物入れなど)は取り外して台所用中性洗剤で洗います。頻繁に洗う必要はなく、気が向いたときで構いません。
据え置き型の食洗器で排水ホースをシンクの内側に固定している場合は、吸盤・排水ホースにカビが生えやすいため、週1くらいで泡ハイターをスプレーしておくとよいでしょう。シンクの排水口と同じタイミングでやると手間がかかりません。
泡ハイター(塩素系漂白剤)とクエン酸を一緒に使うと化学反応で有害な塩素ガスが発生します。カビ取りとクエン酸洗浄は同じ日に行ってはいけません。
食洗機の外側の汚れ落とし
食洗機の外側は、汚れが気になったときに拭きましょう。水拭きでもよいですし、セスキ水やアルカリ電解水をスプレーした布やキッチンペーパーで拭いてもよいです。
ビルトインタイプで引き出す部分の上部に汚れがたまっていたら、綿棒や竹串で掻きだします。
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