ものを減らせば収納は圧倒的にラクになります。整理収納は、不要なものを処分し必要なものだけを選び出す作業(整理)を行い、その後、使うものを使いやすいように配置(収納)するのが正しい手順です。
「いつも部屋にものが出しっぱなしで散らかっている」
「収納がパンパンでどこにしまったらよいかわからない」
「ものがあふれた部屋で窮屈な思いをして生活している」
もしこんなふうに感じているなら、いくら収納方法を工夫しても、画期的な収納グッズを探しても、「ものがあふれて困っている」状態は解決できません。
整理収納には正しい順番があります。
最初に整理を行います。整理は、不要なものを処分し、必要なものだけを選び出す作業です。
整理が終わってから収納を行います。収納は、使うものを使いやすいように配置することを指します。
ものがあふれて困っているときは、先に整理を行い、ものが適切な量になるまで減らす必要あります。その後、残したものの置き場所を決めて、利便性の良い場所に収納します。
この手順をふめば、家はちゃんと片づきます。
片づけコンサルタントのこんまりさんこと近藤麻理恵さんも、著書『人生がときめく片づけの魔法 改訂版』の中で次のように述べています。
だから、とにかく「まずは捨てる」を終わらせる。それができれば、モノの定位置を決めるのは簡単です。モノを減らさないまま、収納のことをあれこれ考えたり、収納のワザに走りはじめたりしたところで、行きつく先はただ一つ。片づけても片づけても片づかない、「リバウンド地獄」しかありません。
『人生がときめく片づけの魔法 改訂版』p.183より引用
つまり、ものがあふれて困っているなら、「こんなにたくさんのものをどうやって収納しよう」と考えるのではなく、まずものを減らすところから始めてみましょう。ものを減らせば収納は圧倒的にラクになります。
続けて、「残すもの・処分するものの考え方」を解説しますが、実はその前に、多くの人が陥りがちなNG行動があります。ちょっとした注意事項なので、整理収納を始める前にご覧くださいね。
- 人生がときめく片づけの魔法 改訂版
- 死んでも床にモノを置かない。
- LDK スゴ楽家事の大百科 (晋遊舎ムック)