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【要約・感想】3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!

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ライフオーガナイザーの香村 薫さんの『3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!』は、100の名もなき家事を解決する方法を提示した本です。

「永遠に終わらない子どもの麦茶作りに翻弄される」
「余ったケーキのクリームをラップに持っていかれてスプーンでかき集める」
「毎日大量の洗濯物をさばくため洗濯機の前につきっきりになる」

こうした”名もなき家事”にうんざりしたことがあるなら、ぜひ読んでみてください!

目次

【要約】3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!

本書は、家族に気づかれることも感謝もない名もなき家事にフォーカスし、トヨタグループ出身の理系主婦・香村さんががロジカルにしくみ化し、家族を巻き込むコンテンツを提案する本です。

カジコレ編集部

香村さんの著書には、家族全員が片づけ・家事がしやすい生活を実現する方法を解説した『トヨタ式 家事シェア』もあります。

「あるある」「毎回うんざりしちゃう」…といった100の「名もなき家事」を理系ならではの分析力とロジカルシンキングで画期的な方法で解決に導いてくれます。

解決策は、例えば以下のようなものです。

  • 「永遠に終わらない子どもの麦茶作りに翻弄される」
    →解決策「いっそのこと水にする
  • 「余ったケーキのクリームをラップに持っていかれてスプーンでかき集める」
    →解決策「タッパーウェアをさかさまに使う
  • 「毎日大量の洗濯物をさばくため洗濯機の前につきっきりになる」
    →解決策「バスタオルをフェイスタオルに変える

「なるほど、確かに!」と納得するアイデアや、「考えもしなかった!」と驚くアイデアまで、盛りだくさんです。あなたを困らせている「名もなき家事」とその解決策もきっと見つかることでしょう。

名もなき家事の本質を見極め、解決策を提示

『3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!』より、名もなき家事とその解決法を一部引用して紹介します。

洗濯物のかさを減らすためにバスタオルをフェイスタオルに替える

毎日大量の洗濯物をさばくために洗濯機の前につきっきりになる

洗っても洗っても終わらない洗濯。ふと「たいして汚れてもないのに入れてない…?」とイラっとします。特にタオルの多さ! かさばるので一度で終わらず、次に洗濯機が回せるようになるまで夜中に待たされることも…。

問題の本質はズバリココ!
洗濯物の「かさ」が増えすぎ

これで解決!
バスタオルをフェイスタオルに替える

洗濯物の量が減るのはもちろん、かさが劇的に減るため、干す手間もスペースも最小限に。乾く時間もたたみ方も統一できるから、時短効果も生まれます。

『3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!』p.31~32より引用

このアイデアの優れているところは、一度導入してしまえばストレス減&時短がずーっと続く点です。カジコレでも以下の記事でバスタオルをフェイスタオルに変えることを提案しています。

茶碗の数を最小限にし、食後すぐに水に浸けるようにルール化する

食器を水に浸けておく

茶碗にこびりついたカチカチのご飯粒を全力でこそぎ取る

これ、洗い物をあまりしない人には絶対にわからない苦労。カチカチのご飯粒が指に触れて「痛い!」っていうとき、なんだか空しくなる…。さらに乾いた納豆なんかがこびりついていると、思わず現実逃避したくなるっ!

問題の本質はズバリココ!
山積みの食器によるやる気の消失

これで解決!
茶碗の数を最小限にし、食後すぐに水に浸けるようにルール化する

『3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!』p.51~52より引用

日々の料理をラクにするには、調理だけでなく、後片づけも含めて手間を減らす必要があります。家族みんなのちょっとした心がけで、後片づけの手間は大幅に減らせるはずです。

本書には、名もなき家事の原因は「家族の無関心と非効率なやり方」であると書かれています。

自分だけが我慢して行うのではなく、家族が楽しく参加できて効率的になる「しくみ」を作れば、家事はラクになり、家族の笑顔が増えることでしょう。

【編集部の感想】問題の本質を見極められる

著者の香村さんは理系で、分析やロジカルシンキングが得意な方だそうです。そのため、本書で紹介されている「名もなき家事」の解決策は、問題の本質を見極めたうえで導き出されています。

例えば、「永遠に終わらない子どもの麦茶作りに翻弄される」→解決策「いっそのこと水にする」についていえば、問題の本質は「麦茶ができるまでに時間がかかりすぎる」ことです。

やかんに流水をあてて急いで冷やしたり、2個のやかんを使いまわしたり…といった対症療法的な方法は根本的な解決になりません。それはやはり主婦の「がんばり」ありきだからです。

解決策「いっそのこと水にする」は、問題の本質を見極めたうえで「水分が取れればOKなのだから水にしよう」と考えて導き出された答えなのでしょう。

「もー、毎回毎回いやになっちゃう」とブツブツ言いながらひとりでがんばることを終わりにし、名もなき家事にさよならしたいなら、ぜひ『3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!』を読んでみてください。

271ページとボリュームのある本ですが、イラストや3コマ漫画も豊富で、サクサク読めますよ!

著:香村薫 , イラスト:いしいまき
¥1,430 (2024/11/04 23:37時点 | Amazon調べ)
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この記事を書いた人

時短家事アドバイザーと共働き主婦チームがつくるWEBメディア。仕事が好きで「家事の優先順位が低い主婦」だった編集長の、掃除を9割やめても「キレイな部屋で過ごせるようになったしかけ」をはじめ、優秀な時短グッズ・お掃除ノウハウ・整理収納術(片づけ)・家事代行やハウスクリーニングサービスについて発信している。これまでに実践した家事効率化の専門書は200冊超。

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