「石鹸百科」監修の『すごい!セスキ掃除 これ1本で家中ピカピカ!』は、重曹を超えるエコ系洗剤といわれる「セスキ炭酸ソーダ」を使った掃除のテクニック本です。
セスキを水に溶かしてスプレーすれば、キッチンの油はね、家具や壁の手あか、衣類の皮脂汚れなど、さまさまな汚れを落とせます。「ナチュラルクリーニングに興味があって、まずはセスキから取り入れてみたいな」と考えている人にぴったりの内容です。
【要約】すごい!セスキ掃除 これ1本で家中ピカピカ!
この本は、「セスキを使って家中をピカピカにしたい」「セスキをどうやって使うのか知りたい」人におすすめの本です。
写真付きで具体例がたくさん載っているので、セスキ初心者も安心。読んだらすぐ実践できます。
ほかのナチュラル洗剤(重曹・粉せっけん・過炭酸ナトリウム・クエン酸)との比較も登場しますが、主役はタイトルの通りセスキです。セスキを徹底的に活用したい人のための本といえます。
- 第1章 セスキの基礎知識
- 第2章 セスキを使おう
- 第3章 セスキのある暮らし
の3章で構成され、「第1章 セスキの基礎知識」では、セスキがどんなものか、汎用性や価格などセスキの強み、セスキQ&Aなどが紹介されています。
「第2章 セスキを使おう」では、室内編・キッチン編・お風呂編・トイレ編・玄関編と、場所別にセスキ掃除のやり方を解説。写真付きで「こうやってやればいいんだ!」がすぐわかります。
「第3章 セスキのある暮らし」では、セスキを使っている6人の人気インスタグラマーさんが登場し、日々のセスキ活用法やセスキライフのリアルな感想を語ってくれています。
難しい科学的な説明はほとんど出てこないので、「汚れが落ちるしくみの解説はいいから、どんな汚れにどう使うのか実践的なことを知りたい!」と思っている人にぴったりの本です。
水に溶かしてシュッとスプレーし、ひとふきするだけでキレイになるんだ。私もやってみたい!
「セスキの強み」と使い方がよくわかる
「重曹はよく聞くけど、どうしてセスキのほうがいいんだろう?」そんな疑問は本書の14~15ページに書かれている「セスキの強み」を読むと解消します。
セスキの強み
1. 油汚れ・たんぱく質汚れに強い
『すごい!セスキ掃除 これ1本で家中ピカピカ!』p.14~15より引用
2. どこにでも使える
3. 肌にやさしい
4. お財布にやさしい
5. 環境にやさしい
本書の帯には「重曹を超えたエコ系洗剤『セスキ炭酸ソーダ水』と書かれているのですが、その根拠が、これらの”セスキの強み”です。
セスキは重曹と同じく弱アルカリ性ですが、重曹よりも洗浄力が強く、油汚れやたんぱく質汚れ、皮脂汚れなど、家中の酸性の汚れを効果的に落とせます。
水に溶けやすいのでスプレーとして使いやすい&白い跡が残りにくいのもポイントです!
100円ショップでも買えるし、スプレーとして使うから量も少なくてよいので、経済的です。
コンロをきれいに保つコツ
・汚れる前に、毎日ふく!
『すごい!セスキ掃除 これ1本で家中ピカピカ!』p.43より引用
・しつこい汚れは、スプレーしてしばらく放置
・最後の手段は、熱めのお湯+セスキスプレー
油汚れに強いセスキはコンロまわりで大活躍してくれます。毎日のお掃除は、セスキを溶かしたセスキ水スプレーをコンロにふきかけてサッと拭けばOK!
汚れがひどいときはセスキをかけてしばらく放置し、汚れがゆるめてからこそげとります。汚れの程度に応じて、豊富な写真とともにやり方を解説してくれているので、わかりやすいです。
「セスキを徹底的に活用して、家中をピカピカにしたい!」「セスキのある暮らしを始めたい」「お金をかけずに家をキレイにしたい」そんな人にはきっと役立つ本だと思います。
【感想】これからセスキを使いこなしたい人に最適
ナチュラルクリーニングのやり方を解説したお掃除本はたくさんありますが、
- いろいろな種類のナチュラル洗剤が出てきて混乱する
- それぞれの特性を覚えて使い分けできる気がしない
- 化学が苦手であまり難しい説明は読みたくない
…と思っていて、まずは何か一つナチュラル洗剤を試してみたいなら、汎用性の高いセスキの使い方をわかりやすく解説している本書がおすすめです。初心者でもセスキ掃除が全部わかります。
実のところ、本書を読まなくても、「セスキ炭酸ソーダを水に溶かしてスプレーしふきとる」ことでセスキの力は実感できるでしょう。
しかし、本書を読めば、「この場所にはこんな使い方をすればいい」「この道具をいっしょに使うといい」など、より実践的・発展的な掃除方法がわかり、家中をピカピカにできます。
家中がさっぱりキレイになったら、心地よく過ごせそう!
難しい理屈は抜きに、とにかくセスキを使いこなしたい!という人におすすめの本です。
もくじの紹介
本書のもくじは以下の通りです。
- はじめに
- 1章 セスキの基礎知識
- 2章 セスキを使おう(室内編・キッチン編・お風呂編・トイレ編・玄関編・洗濯編)
- 3章 セスキのある暮らし
- おわりに