トイレに行く「ついで」にできて1分でおわる超・時短トイレ掃除術を紹介します。
現時点(2024年8月)で時短家事アドバイザーである私が最も「時短と清潔を両立できる」と気に入っている方法です。
掃除の知識、あらゆる掃除道具を試した体感、心理学から導き出したノウハウです。それでは見ていきましょう。
トイレで集中的に狙うべき汚れ
トイレで特に汚れがつきやすいのは便座裏、便器内、床です。この3箇所ををちょこちょこ掃除する習慣を身につけると、信じられないぐらいトイレ掃除がカンタンになりますし、掃除の時間を大幅に時短できます。
トイレ掃除を「ついで」にする
トイレの掃除は後回しにしたくなりがちですが、後にも先にも回さず、お手洗いに行く「ついで」に1分ほど掃除をすると決めてみてください。頑張っていないのにトイレ掃除ができるようになります。
いつも必ずやることに付け足すと習慣化しやすいことは科学的に分かっています。たとえ自分は「ズボラな性格」と思っていたとしても、この方法であれば取り組むまでのハードルを下げることができます。
結果として「わざわざ」トイレを掃除する時間をとらなくてもトイレを清潔に保てるようになるでしょう。
1分間トイレ掃除のやり方
便座裏
便座裏は尿はねが最も起こりやすい場所です。特に便座裏のカーブの頂点に尿は跳ねやすく、蓄積すると黄色や茶色い汚れがたまるだけでなく、悪臭も放ちます。
この解決にはアルコールスプレーがおすすめです。
アルコールスプレーを便座裏や便座・便器のふち上・便器の蓋などに吹きかけてトイレットペーパーで拭き取ります。トイレットペーパーはアルコールに溶けにくいのでしっかり拭けます。中性洗剤のように泡を拭き取る手間もかからないので一瞬で掃除が終わりますよ!
トイレの床
トイレの床の汚れは、便座と便器の隙間からの尿こぼれ、ホコリ、髪の毛、皮脂汚れなどです。
トイレの床がクッションフロアでもタイルでも、アルコールスプレーで拭き取ると気持ちがいいです。ホコリや髪の毛、ティッシュの粉、雑菌まで一瞬で拭き取れます。
拭き取るものはトイレットペーパーやウエットティッシュ、赤ちゃんのおしり拭き(トイレ内に置く場合は流せるタイプがおすすめ)など、手近にあるものを使うと便利です。
私は赤ちゃんのおしり拭きを使っています。厚めで湿っているので拭取り力が高く、素早く掃除が終わる点が気に入っています。掃除のタイミングはお風呂に入る前が多いです。
便器内
便器内
便器内の汚れは、フチ裏のカビやピンク汚れ、さぼったリング(水が溜まる部分の黒ずみ)、尿石などであり、蓄積してからだと落とすのが本当に大変です。こまめに掃除する方がためてから掃除をするよりも圧倒的にラクができます。
そんな便器内の掃除にはキッチン泡ハイター(塩素系漂白剤ならどれでもOK)がおすすめです。スプレーして1〜5分くらい放置するだけで、フチ裏のカビの原因や黒ずみリングを塩素の力でこすらず落としてくれます。2〜3日に1回、お手洗いにいくついでにスプレーするだけでOKです。
毎日スプレーするのが苦にならない人は、泡ピタなど1〜5分放置するだけで便器内の汚れを落とせ、逆さ噴射もできる中性洗剤を使ってもいいでしょう。泡ハイターと同等とまではいきませんが、似たような効果が得られます。
ウォシュレット
多くのメーカーがウォシュレットには中性洗剤を使うようにと指定しています。塩素系の泡ハイターやアルコール、サンポールなどの酸性洗剤を使って万が一故障した場合には保証期間中であっても保証してもらえません。そのため、ウォシュレットの掃除には泡ピタやトイレマジックリン、ルックまめピカなどの中性洗剤がおすすめです。
どの洗剤もノズルに吹きかけて1〜5分くらい放置してから軽くこするだけとカンタンです。この掃除もトイレにいく「ついで」にしやすいです。
すでに汚れが蓄積されている場合
トイレ内に汚れがガッツリたまっているなら、以下のような方法でまずは根こそぎ汚れを落としてください。1分掃除は、蓄積汚れを取り除いた後に始めましょう。
クリームクレンザーで手洗い
クリームクレンザーは便座裏と便器内に蓄積した汚れを落とせる万能の研磨剤です。粒子が柔らかいので便座や便器内を傷つけません。使い捨ての手袋とスポンジを用いて手磨きするとと、トイレブラシでも届かない場所までつるつるにできます。
キッチン泡ハイターをスプレーして放置
手でこすり洗いをしたくない場合は、キッチン泡ハイターを吹きかけて5分くらいしてからブラシでこすると良いでしょう。
便座裏の茶色い汚れにもキッチン泡ハイターは効きます。トイレットペーパーを乗せて泡パックすれば、ゴムとの隙間に染み込んだ茶色い汚れも浮き出てきます。
いずれも手袋をつけて掃除をしてください。
トイレの1分間掃除まとめ
お手洗いの「ついで」にできるトイレの1分間掃除術には、アルコールスプレー、トイレットペーパー、キッチン泡ハイター、泡ピタ、赤ちゃんのおしり拭きが役立ちます。
トイレブラシやトイレシートも不要になり、ラクをしているのにいつもトイレはピカピカになります。
続けるためのコツは、1回の掃除では「どこか1箇所だけ」を掃除することを心がけること。頑張って2箇所以上する必要はありません。
ちょこちょこ続けることが1番大事です。辛いと感じて挫折することは避けましょう。
「これくらいカンタンなら自分にもできそう!」と感じた方は試してみてくださいね。