私たちの時間や決断力は有限です。日々の雑事にはできるだけ無駄な決断力を使わないようにし、その分を自分が本当にやりたいことに使いましょう。時間と決断力の無駄遣いをやめれば、人生が変わります。
ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で3万5,000回もの決断を下しているそうです。決断数が増えるほど脳は疲労し、決断の質が低下していきます。これを決断疲れといいます。
仕事や家族のことなど重要な判断の質を落とさないためには、日々の雑事にはできるだけ無駄な決断力を使わないようにするとよいです。
たとえば、「Facebook」創始者のマーク・ザッカーバーグさんや元アメリカ大統領のバラク・オバマさんは日々同じような洋服を着ていますが、それは、決断力を服選び以外の重要なことに使うためだとか。
ルーティーンの食材や消耗品を買うためにスーパーマーケットに行って、売り場を歩きまわりながら価格比較をして献立を考えるのに、貴重なあなたの時間と決断力を使うのはもったいないかもしれません。
「選ぶのにかかる時間」を減らせば自分の時間が増え、「決断する回数」を減らせば、そのエネルギーを仕事や遊びに使えます。一回一回はささやかでも、チリツモで一年後には大きな違いになり、五年後には人生が変わっているはずです。
「もう、日々の雑事や名もなき家事には自分の時間と決断力を使わない!」そう決めるだけで、より主体的に生きられるようになるので、ぜひ試してみてください。
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