家事を減らしたいなら「ドラム式洗濯乾燥機」を真っ先に取り入れましょう。天気や時間帯に関係なく、洋服もタオルもボタン1つで洗濯〜乾燥までできるので、洗濯にかかる時間が激減します。
日立のビッグドラムシリーズには風アイロン機能があって乾きが早く、アイロンがけもほぼ要りません。
カジコレ評価
カジコレは、これまで100冊以上の家事効率化本を分析し、編集部内でそれらのノウハウやアイテムを実践してきました。その中で家事削減力NO.1と判断したのがドラム式洗濯乾燥機です。
【ドラム式洗濯乾燥機】 | |
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カジコレ評価 10点 | 家事削減力NO.1 |
導入効果がすごすぎる!
ドラム式洗濯乾燥機は、ボタン1つで洗濯〜乾燥までできます。そのため出かける前に慌てて干すことがなくなります。雨風を気にすることは意外と大きなストレスがかかっているものですが、天気に気をもむこともありません。
在宅ワーク中に雨が降り出して、ベランダに駆け寄る必要もないし、帰宅後にベランダで濡れてしまった衣類に対面することも、暑さ寒さに耐えつつ日焼けもしながらベランダで干す必要もないのです。
まだまだあります。干す場合はタオルはカピカピになりますが、ドラム式ではタオルはホテル並にふかふかになります。柔らかいタオルに包まれると小さな幸せを感じます。
体操服、給食エプロンなど翌朝までに乾かさないといけないときでも余裕です。スニーカー・上履き・洗える布団・毛布なども洗えます。毛布は乾燥も可能ですよ。これは乾燥に向いた構造のドラム式ならではでしょう。
これらの効果の結果、人生で最も貴重と言われている「時間」がたくさん手に入ります。
この便利さは控えめに言っても最高です。
これらのメリットから、ドラム式洗濯乾燥機はリターンの多い投資と言えます。共働きの方や、小さなお子さんのある方だけでなく、一人暮らしでも利用する価値は非常に大きいです。
例えば、20万円で購入し7年利用すると、1年では約3万円、1ヶ月なら2,500円、1日なら100円以下です。この費用感で干す時間が激減したり、細かいストレスから開放されるなら安いと思います。
筆者の友人でドラム式洗濯乾燥機を買った人は全員が「一生手放せない!」と言っています。共働きだけでなく、一人暮らしの人も含めて、全員が家事の大幅な削減効果を実感しているのです。
ドラム式洗濯乾燥機で洗えるもの
洗濯だけするもの
洗濯だけするものは、手洗い必須のおしゃれ着 ・型崩れしたくない下着・靴(レザースニーカーも) ・ぬいぐるみ ・カーテンです。
洗濯〜乾燥まで一気にかけるもの
洗濯〜乾燥まで一気に洗うものは、子供服・乾燥OKの衣類・ジーンズ・下着・靴下・ハンカチ・スポーツウエア ・パジャマ ・部屋着・バスマット ・布団パッド ・肌掛け ・タオル ・毛布 ・洗える布団(トゥルースリーパー)・キングサイズボックスシーツです。
かなり多くのものを洗濯〜乾燥までボタン一つでできるのがお分かりいただけると思います。
ドラム式洗濯乾燥機をうまく使うコツ
ドラム式洗濯乾燥機を使いこなし、自分の時間をより多く確保できようになるおすすめの使い方があるので紹介します。
①自分のタイミングで洗濯をする
「洗濯は朝するもの」と考えがちですが、都合のいい時間に洗濯をするように変えるだけで、洗濯がスムーズにまわります。
- 夜に洗濯する
- 朝に洗濯する
- 在宅ワークの合間に洗濯する
- 出かける前に洗濯する
②こまめに洗濯する
洗濯物の量が多すぎると乾きにくいものです。ドラム式洗濯乾燥機では「洗濯物を入れてボタンを押すだけ」なので、洗濯物をためすぎる前にどんどん洗いましょう。
ドラム式洗濯乾燥機を買うと「洗濯機が全部自動でしてくれるなら!」と洗濯頻度が自然に上がる人も多いんですよ。
③おしゃれ着と乾燥品を別々に洗う
おしゃれ着と乾燥までかけるものは、分けて洗濯すると結果的に少ない手間ですみます。
まずおしゃれ着を洗濯コースで洗って干した後に、洗濯〜乾燥までするもの(タオル・靴下・下着・子供服など)をスタートすると、一度蓋を開けて干したいものだけを取り出す必要がないので、少ないストレスで洗い分けができます。
以下のような方法から自分に合ったものを選ぶと洗濯サイクルが上手く回ります。
- 帰宅後におしゃれ着だけを洗って干し、残りの衣類はタイマーで朝起きる時間に完成するようにしておく
- 夜、おしゃれ着の洗濯をタイマーでセットしておき、朝イチで干す。その後、乾燥までするものをセットしてから出かける
④部屋干しを併用する
おしゃれ着や型崩れしやすい下着は、外に干すと雨風を気にする必要があるし、服が確実に日焼けしてしまいます。そこで部屋干しの併用をおすすめしています。干したら、乾くまで洗濯物のことをすっかり忘れることができることが部屋干し最大のメリットです。
部屋干しを躊躇する理由は乾きにくいことですが、この解決策は2つあります。
1つ目は、部屋の中で最も乾きやすい「部屋の中央の高い位置」に干すこと。2つ目は「狭い部屋に除湿機を置いて干すこと」です。
ちなみに、カーテンレールにハンガーをかけて干す方法は、空気が通りにくく乾きが遅いのでNGです。
ドラム式洗濯乾燥機のお手入れ方法
ドラム式洗濯乾燥機のお手入れは、上部の乾燥フィルター、下部の糸くずフィルター、フタと本体の間のパッキン、洗濯槽洗浄の4つです。やってみると、意外と簡単です。
乾燥フィルター
乾燥フィルターは、1〜2日に1回、指でホコリを取り除きます。たまに水でホコリを洗い流すとピカピカになります。この作業は想像するよりずっとカンタンです。
糸くずフィルター
糸くずフィルターは、糸くずがたまりすぎると取り除くのが大変ですが、週1ペースでお手入れすれば、糸くずを取り除くのに苦労しません。
フタと本体の間のパッキン
新しいタオルをおろしたときなどは、繊維が抜けやすく、パッキンまわりにホコリがたまりやすいです。ホコリや糸くずが見えたらティッシュなどで拭き取りましょう。
洗濯槽の洗浄
洗濯槽を洗浄する目的はカビの除去です。衣類用ハイター200gもしくは洗濯槽洗浄専用の塩素系漂白剤を使って、洗濯槽洗浄コースをかけるだけでお手入れは終了です。頻度は1〜2ヶ月に1回がおすすめです。
カビは乾燥している状態では発生しにくいです。毎日乾燥コースを利用していれば、頻繁に洗濯槽洗浄をする必要はありません。
反射的に掃除ができるしかけを作ろう
ドラム式洗濯乾燥機はこまめな掃除が欠かせません。「お手入れがめんどうだな」と思うポイントをなくしておくとよりラクができます。
そのためには、洗濯機の近くにティッシュ・ウエットティッシュ・ゴミ箱を常備しておき、できれば浮かせる収納にして、すぐに手に取れるようにすると良いです。
これで汚れが目に入った時に反射的に汚れを取り除くことができます。洗濯をまわすついでにお手入れをすればやっている感がなく続けられますよ。
まずは買おう!
ドラム式洗濯乾燥機のお値段は17〜35万円ぐらいと幅が広いです。新作が30〜35万円ぐらいで、1年落ちのモデルは17〜20万円強ぐらいです。
カジコレ編集部おすすめのメーカー
カジコレ編集部のイチオシは日立のビッグドラムです。
筆者は2008年からドラム式洗濯乾燥機を使っており、Panasonic→日立と乗り換えてきました。2022年現在は3代目の相棒と生活しています。この経験から、編集部おすすめのメーカーは「日立」に決めました。
日立のビッグドラムには「風アイロン」というシワを伸ばしてくれる機能があります。このおかげでアイロンがけがほぼ要りません。
乾燥方式が風アイロン式(低温ヒート式。型落ちモデルはヒートリサイクル式)なので、他社のヒートポンプ式と比べて早くしっかり乾きます。フィルターの目詰まりも構造上他のメーカーさんのものより少ないと感じています。
- 風アイロン式(低温ヒート式またはヒーター式ともいう)およびヒートリサイクル式は日立独自の乾燥方式。ヒーター式は熱風をあてて乾燥させるため気持ちよく乾く。
- ヒートポンプ式はPanasonicをはじめ多くのメーカーが採用している乾燥方式。湿気を含んだ空気を熱交換技術で除湿し、約60℃の温風で衣類を乾燥させる
今から買うなら、洗剤自動投入モデルが◎。洗剤を入れる手間なんて微々たるものと思うかもしれませんが、使ってみるとあってよかった!と思うことでしょう。
なんと2022年に登場した最新機種4種類からは乾燥フィルターがなくなり、乾燥フィルターのお手入れも無くなりました。感動的です。
他にも「らくメンテ」という機能のおかげで洗濯槽のお掃除の頻度も1/3でOK。値段は35万円ぐらいです。予算に余裕があるならこれを選んでみてください。
購入サイズは、家に入る最大サイズがおすすめです。フラッグシップモデルのBD-NX120HLが最も容量は大きいですが、人気の「洗濯12Kg、洗濯〜乾燥まで6kgタイプ」でも十分な大きさです。
どちらも布団や毛布を家で洗濯〜乾燥できるようになり、寝具のお手入れの手間が激減します。すごいですよ。
もし設置場所が狭くて諦めている方でも、例えば省スペースタイプの「BD-SX110FL」は幅630mm×奥行き715mmで、内寸600mm×奥行き540mm以上の防水パンに入るため意外と置けたりします。ダメ元でサイズを確認してみてください。
ネット購入の場合は「設置してもらえるのかな?」と思うかもしれませんが、設置料込みだったり、オプションで申し込めたりすることが多いので安心です。
買うだけで、家事削減効果を最も感じることができるドラム式洗濯乾燥機。世界が変わるので、まだの方はぜひ!
カジコレ編集部のおすすめ機種
2022年モデル
BD-STX120HL(乾燥フィルターなし、洗濯槽洗浄1/3でOK)
型落ちモデル
BD-SX110FL(洗剤自動投入つきで20万円を切っています)
- 日立 公式サイト ドラム式洗濯乾燥機のページ
- Panasonic公式サイト ドラム式と縦型乾燥機能の違い
- 日立公式サイト ドラム式と縦型乾燥機の違い
- 日立公式サイト ヒートリサイクル方式の乾燥