入浴のついでに浴槽の掃除を終わらせるようにすると、ラクにきれいな状態を保てます。
洗剤不要の高機能スポンジで洗ったり、重曹を入れて入浴したり、こすらなくていい浴室用洗剤を使ったりする方法もあるので、取り入れやすいものを選びましょう。
浴槽は「ついで」に掃除しよう
浴槽の汚れをいちばん落としやすいのはお風呂を出た直後。汚れが浮いているうちに洗うとラクなので、お風呂を最後に使った人がお湯を抜き、浴槽を洗ってから出るのが効率的です。
- お湯を抜いてから掃除をするまでに時間が経つと、汚れが乾いて取れにくくなります。
- 掃除するまでお湯を張りっぱなしにすると、お湯に溶けた皮脂汚れが浴槽の内側に線状に残ります。
朝や昼間にシャワーを使う人がいる場合は、その時に洗うのも良いでしょう。湯あかは軽い汚れなので、1〜2分もあればピカピカになります。
浴槽の外側の汚れは、湯あかやシャワー時にはねた石鹸カスなどが付着したものです。入浴中やシャワー中に「ついで」にこすれば、2〜3日に1回、たったの20秒ほどでいつもきれいが続きます。
簡単に浴槽を掃除する方法4選
簡単に浴槽を掃除する方法は、洗剤不要の高機能スポンジで洗う、ボディーソープで洗う、重曹を入れて入浴する、こすらなくていい浴室用洗剤を使う、の4つです。取り入れやすいものを試してみてください。
洗剤不要の高機能スポンジで洗う
洗剤を使わず、水でこするだけでOKの高機能スポンジなら、入浴中の「ついで掃除」がしやすいです。
入浴中にお風呂用洗剤をスプレーするのは気が引ける場合も、水だけで汚れを落とせるマイクロファイバーのスポンジなら、洗剤を使わないので、入浴時に「ついで掃除」ができます。
マイクロファイバーとは超極細繊維のことです。繊維のエッジが皮脂や水アカ汚れをしっかりこすり落とし、繊維内に取り込みます。入浴直後なら、皮脂汚れが柔らかいので落としやすいです。
スポンジを浴室に直置きすると、ぬめりやカビの原因になってしまいます。そのため、吊るして水気を切りながら保管できる紐付きのスポンジがおすすめです。
例えば、レック激落ちバスクリーナーは、引っ掛けるための紐が「組紐」なので、長期間使い続けてもバラけることがなく、フックに戻す時にストレスがありません。
ボディーソープで洗う
お風呂用洗剤を使わず、体を洗うついでにボディーソープや石鹸で浴槽を洗ってもOKです。
お風呂から上がるときにお湯を抜き、浴槽を体を洗うボディーソープ・石けん・シャンプーで洗ってしまいます。湯垢は元は体の垢や皮脂(タンパク質汚れ)なので、体を洗うもので十分落とせます。
この方法なら浴室用洗剤を買う必要もありません。シャンプー時に浴槽のお湯を抜き、トリートメント中にボディソープや石鹸で洗ってしまえば、お風呂を上がった後に何もしなくて済みます。
重曹を入れて入浴する
重曹を入れて入浴すると、入浴剤代わりになるほか、湯垢も落とせて一石二鳥です。
もっとラクをしたければ、入浴時に湯船に重曹をひとつかみ入れ、入浴中に手で浴槽の内側をこすっておくのがおすすめです。入浴後にそのまま排水すれば、湯垢も一緒に流れます。
重曹を入れたお風呂は、血行を促進したり、肌をすべすべにしたりする効果があるので、入浴剤としても◎です。
こすらなくていい浴室用洗剤を使う
スプレーして数分置き、こすらずに洗い流すだけでOKの浴室用洗剤を使えば、とても手軽です。
上の3つの方法は入浴のついでに掃除ができる方法ですが、入浴中でないタイミングで洗いたいなら「ルックプラス バスタブクレンジング」や「バスマジックリン エアジェット」のようなこすらなくていい浴室用洗剤を使うのが手軽です。
浴槽にスプレーして数分置き、こすらずに洗い流すだけで掃除が完了します。
実際に使ってみたところ、入浴時に浴槽に僅かなザラつきを感じたので、完璧とは言えませんでした。とはいえ、こすらなくていいのは大きなメリット。こする時間がない、足腰が痛いなどの場合には役に立ちます。
日中や湯はり前(入浴時以外)にお風呂をこすり洗いするなら、柄付きのスポンジが便利です。数あるスポンジの中でも見た目がシンプルで吊り下げ収納に対応しているのがマーナ(marna)のW605。スポンジは取替できるので、長く愛用できます。
リセット掃除にはクリームクレンザー
浴槽の外側に茶色い汚れ(湯垢)がこびりついていて、浴室用の中性洗剤(バスマジックリンなど)で落とせないようなら、クリームクレンザーでこすり落としてリセットをしましょう。
きれいに落とした後は、浴槽の内側と同じようにこまめに洗い、汚れをためないようにします。直接肌に触れる浴槽の内側と比べて、外側は忘れがちですが、まめに洗っておくと後がラクです。
入浴のついでに掃除が終わるやり方なら、わざわざ掃除の時間を取らなくてよいので、負担感なく続けられます。
おわりに
「入浴のついでに浴槽の掃除を終わらせる」ようにすると、風呂掃除の大幅な時短ができます。毎日お湯を張る前に、乾いた汚れがこびりついた浴槽をゴシゴシこする必要もなくなります。
風呂椅子に座っているときは目線も低いので、汚れが見えやすいのもポイントです。気づいたときにササっとこすっておけば、わざわざお風呂掃除をする必要がなくなって、ラクになります。
また、お風呂をでる時に、ついでにタオルやスクイージーで水滴をとっておくと、水垢がつきません。もうひと手間かけられそうな方は習慣にしてみてください。
お風呂掃除の時短には「お風呂の排水口の掃除をラクにするしくみ」の記事もおすすめです。