浴槽のエプロンを開けたとき、内部が壁状なら掃除は泡ハイターをスプレーするだけです。内部が浴槽形の場合は奥に手が届きませんが、ハウスクリーニングに依頼して高圧洗浄してもらう方法もあります。
浴槽エプロンの取り外し方
浴槽エプロンを取り外すには、留め具を外す場合と、エプロンの底を持ち上げる場合があります。
浴槽のエプロンとは、ユニットバスによくある、浴槽の側面についている蓋のようなものです。
エプロンを取らなければ内部はいっさい見えないので、気にせず放置してしまったり、エプロンを取り外せることを知らなかったりします。しかし、実際はエプロンの裏側や内部がひどく汚れているケースが少なくありません。
長年エプロン内部のお掃除をしていない場合は、ピンクヌメリと黒カビが跋扈(ばっこ)する魔窟と言っても過言ではないでしょう…
浴槽エプロンの外側に外し方の説明が貼ってある場合が多いので、まずは説明を探してみてください。お風呂の種類により留め具がある場合と、エプロンの底を持ち上げる場合があります
説明が貼ってない場合は、自分のエプロンの上部や下部をよく観察しましょう。留め具の有無や外すときの持ち上げ方は浴槽により異なりますが、手で触って確かめてみると分かります。
ユニットバスの種類で大変さは大違い
エプロンの掃除は、自宅のお風呂がどんな構造になっているかによって大変さが変わります。
内側がほぼ壁状のお風呂
上のように、エプロンの内側がほぼ壁状になっている場合は、比較的簡単にお掃除ができます。
泡ハイターをスプレーして20分ほど置き、水で流すとプラスチック部分のカビは簡単に除去できます。これは、プラスチック部分は硬く、カビが深く根を張れないためです。
大変なのは、コーキング部分(目地材が充填されている隙間)です。コーキングは軟らかいため、繁殖したカビを長期間放置すると根が深くなってしまいます。
この場合はハイターパックか、ジェルタイプの専用洗剤でカビを根絶しましょう。詳しいやり方は、「コーキング・ゴムパッキン・目地に生えた黒カビを除去する方法」で解説しています。
内部が浴槽形のお風呂
浴槽エプロンを取り外したとき、浴槽(お湯がたまる部分)の外側がむき出しになっているタイプは、お掃除がかなり大変です。
自力でカビを落とせるのは見えている部分だけで、奥には手が届きません。高圧洗浄機を持っていれば手の届かないところも水圧で洗浄できますが、難しい場合はそっと封印するしかありません。
どうしてもここをキレイに掃除したい場合は、ハウスクリーニングに依頼するのがおすすめです。浴槽エプロン内の高圧洗浄というメニューがあります。
例えば、おそうじ本舗の浴室クリーニング
プロの技と道具で頑固な汚れも徹底的にきれいしてくれますよ!
おわりに|エプロン内部も定期的に掃除しよう
エプロン内部の汚れやカビは、長年放置してしまうと、掃除の労力が半端ありません。今後のことを考えると、最低年に一度は掃除をしたいところです。まめな人は1ヶ月に1回ぐらい泡ハイターをしておくと気持ち良く使えるでしょう。
カジコレ編集長は、長年築古の戸建てに住んでいたので、浴槽エプロンにふれる機会がありませんでした。そのためエプロンのことが頭になく、マンションに引っ越したのにエプロンの掃除に気づかず2年も放置していました。
開けてみたら、もちろん黒カビが盛大に繁殖しているという結果…! キレイなお風呂に入っていると思っていたのにショックでした。そのうえ、コーキング部分の掃除はほぼ丸1日ハイターパックをして放置しなくてはならず、大変でした。
そんなに掃除が大変になる前に、ときどき浴槽エプロン内部を掃除をして気持ちの良いお風呂に入りたいものですね。
「浴槽エプロンが取り外せるなんて知らなかった」という人も、ぜひ一度開けてみてください。
↓Instagramでも浴槽エプロンの掃除方法を紹介しています。
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