お風呂の排水口をラクしてきれいに保つには、ステンレス製のゴミ受けを使う、排水口にふたをしない、ペーパータオルとゴミ入れをそばに置く、のがコツです。しくみを作れば、汚れは10秒で取り除けます。
お風呂の排水口の汚れを毎日10秒で取り除く
「排水口に汚れをためないしくみ」を作れば、排水口の汚れは10秒で取り除けます!
お風呂の排水口には髪の毛・石鹸カスなどがたまります。髪の毛は、一人あたり1日50本抜けると言われているのをご存じでしょうか。
すべてが洗髪時に抜けるわけではないですが、家族が入り終わった後は数十本の髪の毛がゴミ受けにたまることに……。数日ためただけでも掃除は大変になりますし、何より触りたくありません。
このような理由から、排水口の汚れはためないのが良いです。
しかし、毎日掃除をするのは大変ですよね! そこで必要なのが「排水口に汚れをためないしくみ」です。
ためないためには、「ついで」「その場」で「瞬間的」に排水口にたまっているものを取り除けるように、お掃除アイテムを配置するのがコツです。
このしくみができると、毎日10秒ほどで排水口の汚れを取り除けます。「それくらいなら自分でもできそう!」と思えるレベルまで、掃除道具に手を伸ばせるように工夫します。
排水口に詰まった髪の毛を掃除するのは嫌なものですが、今落ちたばかりの髪の毛をティッシュで拾うのはさほど抵抗がないでしょう。
以下で、髪の毛をこまめに捨てるのが苦にならない「しくみ」を解説します。
排水口をきれいに保つためのしくみづくり
排水口をきれいに保つためのしくみづくりのポイントは以下の3つです。
- ステンレス製のゴミ受けを使う
- 排水口にふたをしない
- ペーパータオルとゴミ入れをそばに置く
順番に解説していきます。
ゴミ受けをステンレス製のパンチングタイプに変える
ゴミ受けをステンレス製のパンチングタイプ(一枚の板に無数の穴をあけたもの)、できれば浅型のものに変えると、汚れやぬめりがつきにくくなります。
備え付けの排水口のゴミ受けは、プラスチック製のメッシュタイプが多いです。素材的・構造的にぬめりが付きやすく、網目に絡みついた汚れはブラシを使わないと落とせません。
ステンレス製パンチングタイプはぬめりにくく、溝や凹凸がないのでサッとゴミを取り除けます。
排水口にふたをしない
排水口にふたをせず、排水口が常に見える状態にしておくと、ゴミを取るくせがつきます。
排水口にはふたがあるのが当たり前と思っていませんか。ふたをしていると、排水口が見えないので掃除することを忘れてしまいます。そのうえ、湿気がこもるのでカビも発生しやすいです。
位置的にふたをしないと段差で転ぶ転ぶ可能性があり危ないようであれば、入浴時のみふたをすると良いでしょう。
ペーパータオルとゴミ箱をすぐそばに設置
ペーパータオルかティッシュとゴミ箱をお風呂場のすぐ近くに置くと、たまった髪の毛をサッと取れます。
ゴミ受けをステンレス製のパンチングタイプに変え、排水口にふたをしないで置けば、たまった髪の毛をサッと取れます。でも、素手では触りたくないですよね。
別の部屋までペーパータオルやティッシュを取り行く、取った髪の毛をゴミ箱まで捨てに行くとなると、行動のハードルが上がってしまうので、ペーパータオルかティッシュ、そしてゴミ箱をお風呂場のすぐ近くに置きます。
ビニール袋を置いておいて、袋に手を入れてゴミを取って裏返して捨てるのもOKです。
この3つのしくみで、毎日髪の毛を取り除くハードルはかなり下がり、がんばらなくても自然ときれいな状態を保てるようになります。
お風呂の排水口の掃除方法
排水口にゴミをためないしくみをつくれば、お風呂の排水口の掃除はときどき塩素系漂白剤をスプレー+スポンジやタワシで軽くこするだけで済みます。
気が向いたときに(週1回くらい)排水口の中に塩素系漂白剤をスプレーするようにします。これだけでぬめりやカビを防げます。
排水口のゴミ受けに石鹸カスがまとわりついてヌルっとしてきたら、スポンジやタワシで軽くこすりましょう。柄つきのたわしを使うとラクにカスが取れますよ。
現状、排水口が汚れているならリセット掃除から
現状、排水口が汚れていたり、よくわからないドロドロがこびりついているなら、最初にリセット掃除をしましょう。
ビニール袋に手を入れて、排水口のゴミやドロドロを大雑把に取り、裏返して捨てます。
その後、塩素系漂白剤をスプレーして20分程度置くと、ある程度汚れが取れるので、古歯ブラシなどでこすって流します。
その後、最初に紹介したしくみを導入すれば、ラクにきれいな状態をキープできるので、ドロドロに向き合う必要がなくなります!
おわりに|しくみ化すればずっとラクできる
実際に排水口の掃除をしくみ化してみると、その効果が絶大であることがわかります。
一度しくみを作ってしまえば、一生にわたって掃除の手間が減り、風呂掃除の大幅な時短が可能です。掃除の時にカビや絡みついた髪の毛を「汚いなあ、嫌だなぁ」などと思いながら掃除することもなくなります。
カジコレ編集長は、以下の手順を入浴のついでに実行することで、わざわざ排水口の掃除をする必要がなくなりました。あなたも排水口がいつもキレイで掃除がラクな毎日を手に入れてください!
排水口掃除のしくみ化
人間は面倒くさいことを続けられません。自分が面倒だな…と感じるポイントを最初から排除し、何も考えずに行動できるしくみが大切です。