【要約・感想】家事は、すぐやる! – めんどくさがりな性格のまま、体がサクサク動くアイデア

シンプルライフ研究家のマキ（MAKI）さんの『家事は、すぐやる! – めんどくさがりな性格のまま、体がサクサク動くアイデア』は、めんどうくさがりさんでも「すぐやる! 」モードへ自動的にスイッチが入って、体がサクサク動く方法を解説する本です。

「めんどうくさがりな性格でものぐさ」
「やらなきゃいけないことを後まわしにしがち」
「いつも時間に追われている気がする」

そう思っているなら、この本が提案する”ものぐさ家事ルーティン”をぜひ真似してみてくださいね。

【要約】家事は、すぐやる! – めんどくさがりな性格のまま、体がサクサク動くアイデア

『家事は、すぐやる! – めんどくさがりな性格のまま、体がサクサク動くアイデア』は、シンプルライフ研究家であり、小さな子ども2人を育てているワーキングマザーのマキさんの家事本です。

もともと本当にものぐさで、ついダラダラしてしまい、やらなくてはならない家事を後回しにした挙げ句、結局夜寝るのが遅くなり、いつも時間に振り回されていたというマキさん。

ものぐさな性格を変えることはできないけれど、こんなにあっぷあっぷした毎日のままでは家族も自分も大切にできないと、家事を「すぐやる！」を実現できる工夫を考えることにしたそうです。

本書では、そんなMAKIさんが考えたものぐさな性格のままでも自動的に家事がサクサク片づくアイデア「ものぐさ家事ルーティン」が平日用と週末用にわけて紹介されています。

アイデアの根幹となる部分を簡単に説明すると、

• 「やらなくちゃ」と思っている家事が本当に必要か見直す
• 「これは必要」と思っている道具が本当に必要か見直す
• 家事の配分は平日2割、週末8割にする
• 週末に「先回り」の家事をしておくことで平日の負担を減らす
• 平日の家事は完全に習慣化し、考えない＆迷わないようにする

具体的には、平日は「朝は火も油も使わないと腹をくくる」「夕食おかずは炒め物一品と常備菜でいい」「食器はパターンを絞って所有」などのように、めんどうなことをとことんカットすることで、「すぐやる！」仕組みを作っています。

そして、週末は「一週間分の買い物を週末の１回で済ませる」「野菜をまとめて切っておいて、自家製カット野菜をストックする」「平日用の常備菜を作っておく」のように、平日の先回りをしておくことで、家事を効率化するアイデアです。

買い出しは週末1回だけ。洗濯物はたたまない。

「買い出しは週末1回だけ。平日はパス！」

・1回の買い物で買った食材でやりくりすると決める
・夕方のスーパーは混雑していて想定外の時間のロス
・1つ買い足すと、つい余計なものまで買いがち

『家事は、すぐやる! – めんどくさがりな性格のまま、体がサクサク動くアイデア』p.18より

一回の買い物で食材をまとめ買いし、それでやりくりすると決めれば、買い物にかかる時間を短くでき、余分な支出も防げます。計画性が必要ですが、家事効率化の効果は間違いなく高いです。

ワーキングマザーで仕事が終わった後は子どもと一緒という場合、平日の買い物をなくすことで、時短＆イライラ軽減になりそうですね。ネットスーパーや食材宅配を利用するのもよいでしょう。

「洗濯物はたたまないと決めました」

・洗濯物はたたまずハンガーのままクローゼットへ
・洗濯は毎日、と決めて自然と体が動く仕組みに
・仕事用の私服も制服化して迷わない仕組みに

『家事は、すぐやる! – めんどくさがりな性格のまま、体がサクサク動くアイデア』p.32より

干して取り込んだ洗濯物は1枚1枚たたんでたんすにしまうのが当たり前……と思っている人は、「えっ、たたまなくていいの？」と罪悪感を覚えるかもしれませんが、「たたむべき」というのは思い込みかもしれません。

冒頭で「やらなくちゃ」と思っている家事が本当に必要か見直すと書きましたが、毎日やっていることの中で見直せるものがあれば、チリツモでかなりの時間を節約できます。

カジコレでも、「洗濯したものをたたまないようにすれば、片づけの手間を減らせる」ノウハウを紹介しているので、取り入れられそうなものがないか、見てみてくださいね！

【感想】少しの先回りで家事貯金をしておくのが◎

マキさんの提案する「ものぐさ家事ルーティン」化は、みんなが同じようにできるものばかりではありません。家族構成、環境、ライフスタイルによっては、真似できないことも多いでしょう。

料理をするのが好きな人、お気に入りの器を食宅に並べることに喜びを感じる人にとっては、効率化を追求するあまり暮らしの楽しみをないがしろにしている、と感じるかもしれません。

また、「買い物は週1回だから予算1万円で管理できる！」と言われても、それが難なくできる人と、できない（あるいは、したくない）人もいると思います。

実際に読んでみて、「これはちょっと真似できないな」と思う内容も確かにありましたが、週末に少しの先回りで家事貯金をしておき、平日の家事負担を減らすという考え方は、自分なりのやり方で実践してみよう、と思えました。

「これ、いいな」「これでもOKなんだ！」と思ったところだけを参考にするのが良さそうです。

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