広沢かつみさんの『「お金持ち」が知っているいつも片づく部屋づくり』は、家事の効率化もしたいし、お金持ちにもなりたいという人におすすめしたい、お金に好かれる部屋のつくり方がわかる本です。
【要約】「お金持ち」が知っているいつも片づく部屋づくり
本日ご紹介する一冊は、2,000軒以上のお金持ちのお宅の共通点をまとめた「お片づけ本」です。
著者の広沢かつみさんは収納コーディネートや5S研修をおこなうコレモッタ株式会社代表取締役。リフォーム雑誌の編集長のご経験があることや、スーパー主婦としてメディアに多数登場しているのでご存知の方もいるのではないでしょうか。
本書によると、お金持ちには以下の共通点があるといいます。
- モノに執着しない
- 捨てるときは潔い
- 気に入ったものを長く、大切に使う
- 掃除やモノの出し入れをしっかりと行う
- 自分でできないことや時間のかかることは外注し、報酬はしっかり払う。値切らない
「これらの行動をひとつ始めて、実行する項目を増やし、継続していくことで、確実に暮らしは変わっていきます。」と著者。
この言葉に「私たちにもできるかも!」と希望がわいてきます。
さっそく本文の中から、カジコレ編集部が気になったポイントをチェックしていきましょう。
【感想】キレイな部屋に住んで自己肯定感をあげる
「お金持ちの家にあるモノの数は、標準的な一般家庭の3分の1ほど」
『「お金持ち」が知っているいつも片づく部屋づくり』P112
編集部ではここが大切と感じました。
モノを減らし、置く場所を決めると格段に家事がラクになります。このことは編集部員がリアルに体験しました。そのうえ、お金にも好かれるとは嬉しい限りです!
また「汚部屋に住まうと自己肯定感が下がる」という主張にも共感しました。
「汚い環境であれば、「自分は自分はこの環境に沿う人間だ」、キレイな環境であれば「私は心地良い人生が当たり前だ」と思うといわれています。
『「お金持ち」が知っているいつも片づく部屋づくり』P57
まずは一番大切な自分のために部屋を片づける。キレイな部屋に住んで自己肯定感をあげる。
メンタルが安定していると他人とのコミュニケーションもうまくいく。環境の整理は自分の心だけでなく、人間関係も良くする。お金持ちのお宅を参考にした片づけは良いことづくめです。
本書では「ティッシュの箱も見えないところにしまう」など、人によっては「そこまでできないよ!」と感じる方法もちょこちょこ出てきます。
しかし、一つ取り入れるだけでも家事効率化の効果があります。
家事も効率化したいし、お金持ちにもなりたい。そんな方はぜひ読んでみてください。
もくじの紹介
1章 2000軒以上を回って気づいたお金持ちの部屋の共通点
2章 「お金が逃げていく部屋」になっていませんか?
3章 「見せない」「置かない」「出さない」で狭い部屋も広くできる
4章 少ないモノで豊かに暮らす
5章 「お金持ち哲学」で部屋も人生もどんどん変わりだす