トイレ掃除は面倒に感じやすいものですが、管理の手間が増えるものをやめる、掃除道具を見える化する、便利な掃除道具で「ついで掃除」をするといった工夫でトイレ掃除のハードルは下げられます。
面倒くささを取り除いておけば、頑張らなくても自然にサッと掃除できるようになり、きれいなトイレを保てます。

管理の手間が増えるものをやめる
即効性が高いのが、以下のように管理の手間が増えるものをやめることです。
- 便座カバー
- トイレマット
- トイレスリッパ
- トイレブラシ

便座カバー・トイレマット
便座カバーやトイレマットなどの小物は、衛生的に保つために洗濯や乾燥などが必要です。使うのをやめるだけで、管理にかかる手間がなくなり、汚れたときの掃除も格段にラクになります。
トイレスリッパ
トイレスリッパは必ず使わないといけないわけではありません。心情的に気にならないのであれば処分しましょう。やはり「トイレスリッパは必要」と感じる場合は、拭き掃除ができるビニールタイプがおすすめです。
トイレブラシ
「トイレブラシがなかったらどうやって便器をこするの?」と思うかもしれません。
トイレブラシを清潔に保つには毎回洗う必要がありますし、床に置いておくと床拭きの邪魔になります。吊り下げておくのも見た目が良くないので、カジコレ編集長はトイレブラシを使うのをやめました。
便器の素材にもよりますが、最近のトイレは汚れがつきにくいものが多いです。LIONのトイレ洗浄スプレー「ルックプラス 泡ピタ」があれば、ブラシでこすらなくても便器内をキレイに保てます。

便器の縁裏やウォシュレットのノズルに吹きかけて60秒置くだけで大体の汚れが落ちるスグレモノです。
床にものを置くのをやめる

最初に「ものをどかす」というワンアクションがあると、掃除がとたんに面倒になってしまいます。

トイレの床にものを置かないようにすれば、いつでもサッと拭けるのでとてもラクです。掃除のハードルもぐっと下がりますよ。
それまで床に置いていたものは、戸棚にしまうか、吊るして収納します。収納できないものは1つのカゴにまとめて、1アクションで移動させられるようにしましょう。
サニタリーボックスをやめるor浮かせる
サニタリーボックスは小さいものが多いので、経血量が多い期間に十分な収容力を発揮せず、使うときにストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。ゴミ袋を取り替える手間もかかります。
サニタリーボックスの代わりに余っている買い物袋などを使うと、手間とストレスの両方を減らせます。

やり方は、トイレの壁につっぱり棒を渡してS字フックをかけるか、壁に粘着式のフックを取り付けて、そこに要らない紙袋を吊るすだけです。
いっぱいになったら紙袋ごと捨てればよいので、フタがないことが気にならなければ試してみてください。袋の上部をクリップやピンチで挟めば、目隠し&におい対策になります。


持ち手のない紙袋にハサミで切り込みを入れるか、パンチで穴をあけ、その穴をフックにかけてもOKです。この方法だと自然と袋の口が閉じた状態になります。

サニタリーボックスを置きたい場合は、壁に取り付けられるタイプを使えば、床掃除のたびに動かす必要がありません。閉じると黒いビニール袋も隠れるので、すっきり目立たないのもポイントです。

掃除道具を見える化する
掃除が苦手な方、めんどうでなかなか取り組めない方は、掃除道具を見える化するのが効果的です。

離れたところに掃除道具をしまったり、扉の奥に入れたりするのをやめて、見えるところに吊るす・浮かせる収納をして、掃除に意識が向くようにしましょう。すぐ手に取れるところに置くのがポイントです。
トイレ後の手洗いは洗面台でする
トイレ内やトイレタンクの上にある手洗い用のボウルで手を洗うと、水が飛散って周囲が汚れます。さらに、手拭き用タオルを定期的に洗って交換する管理の手間も発生してしまうことに……。
トイレの後は、トイレ内のボウルではなく、洗面台で手を洗うようにすれば、汚れる場所を減らせます。
座って用を足す
男性のいるお家では、トイレの床の尿はねによる汚れがつくケースが多いです。立って用を足すと広範囲に尿が飛んでしまいますが、尿がはねなければ汚れません。男性の方も座って使うようにしましょう。
便利な掃除道具で「ついで掃除」
トイレ掃除のような気分が乗りにくい作業は、「小分け」にすると気楽に取り組めるようになります。
毎日やること、3日に1回程度やること、月に1回程度やることに分け、わざわざ掃除のための時間を設けるのではなく、トイレを使うついでに掃除するように決めましょう。
毎日やる「ついで掃除」
トイレで最も汚れるのは尿や便が跳ねる「便座の裏」と「便器のフチ」です。便座裏に茶色い汚れがたまってしまうので、ここだけは頻繁に掃除しましょう。

便座・便座の裏・便器のフチ・床の拭き掃除は、毎日トイレを使うついでにサッと行いましょう。

便器まわりは、大判で厚みのあるトイレクイックルのシートで拭くのが簡単でおすすめです。

この工程は、ルックプラス泡ピタをスプレーして、トイレットペーパーでーパーで拭き取るだけでもOKです。

トイレの床掃除にハードルを感じる場合は、クイックルミニワイパーを使うと、かがまずに奥までラクラク拭き掃除ができます。フロア用と異なり、小回りがきく“コンパクト設計”だから狭いトイレでも使いやすいです。

3日に1回程度やる「ついで掃除」
3日に1回ほど「こすらなくてもキレイになるトイレ用洗剤」を使って便器の中を掃除します。

ルックプラス泡ピタは逆さにしてもスプレーでき、便器のフチ裏にモコモコ泡が勢いよく届きます。60秒おいてから流すだけ掃除完了です。

月に1回程度やる「ついで掃除」
月に1回程度、壁・天井・小物・棚・トイレタンクなどの拭き掃除をしましょう。高いところはワイパーを使います。

トイレタンク内部はあまり見ることがないかもしれませんが、ときどきは掃除しましょう。トイレタンクの汚れはカビなので、トイレタンク洗浄剤を入れて2時間放置すればOKです。


「毎日お掃除はムリ!」な場合
できるだけラクにトイレをきれいに保ちたければ、毎日・3日に1回・月に1回の「ついで掃除」がおすすめですが、「毎日お掃除はムリ!」という場合は、気になったときだけ掃除をするのでもかまいません。
「気になる」とは、すなわち目に見える汚れがたまっているということ。便利な掃除道具を用意しておき、使い捨て手袋をして、しっかりこすり洗いをします。
「こすらず落とせる」をうたうアイテムもありますが、そのほとんどは便器の黒ずみ用です。最も汚れる便器の縁裏や便座裏の掃除はできません。

便座の裏に黄色または茶色汚れがある場合は、クリームクレンザーをつけてスポンジでこすると簡単に落ちます。

- ルックプラス泡ピタ
- スクラビングバブル流せるトイレブラシ
- クイックルそうじシート
- クリームクレンザー
- クイックルミニワイパー
トイレの臭いが気になる場合は、ルックプラス泡ピタか、クイックルワイパーのシートにクエン酸スプレーをして床・壁・天井を拭きましょう。トイレの臭い原因のアンモニアは、空気より軽いので天井に染み込みやすいからです。
便座と床の隙間も拭き掃除をすれば、さらに消臭に効果があります。

おわりに
トイレ掃除は、徹底的に掃除のハードルを下げることが大切です。面倒くささを取り除いておけば、頑張らなくても自然にサッと掃除できるようになります。

不要なものは捨て、掃除道具を浮かせ、便利なアイテムを使い、ラクにきれいなトイレを保ちましょう!
