湿度が高く洗濯物が乾きにくい季節でも、以下のような干し方の工夫をすれば速く乾くようになります。
- 逆さ吊りで干す
- アーチ型に干す
- 立体的に干す
- 裏返しに干す
- 隙間をあけて干す
- 風を当てる
- 除湿する
トップスは逆さ吊りにすると、身ごろと袖やフードなどの布が重なる部分がなくなるので、速く乾きます。
丈の長い衣類を外側に、丈の短い衣類を内側にして、下辺がアーチ形になるように干すと、風がよく通るので乾きやすくなります。
デニムやパンツなどはピンチハンガーに4カ所以上で挟んで立体的に干すと、中に筒状の空間ができ、生地が重ならないので速く乾きます。
ポケットのある服は裏返しにして干すと速く乾きます。
並べて干すときは、風が通るように、服と服の間に隙間をつくるようにしましょう。間隔が狭いとそこに湿気がたまってしまい、なかなか乾きません。こぶし1つ以上は隙間をつくるとよいです。
あまりに洗濯物の量が多いなら、乾燥機を併用して部屋干しするものの量を減らすのも効果的です。
同じ理由で、部屋の壁際に干すよりも、部屋の中央で干すほうが乾きやすいです。カーテンレールに干すのは、風の通り道ができないので避けてください。
扇風機やサーキュレーターを使うと室内に空気の流れをつくりだせます。さらに、エアコンのドライ運転や、除湿器を使って湿度を下げるとより速く乾きます。
また、水分を含んだ空気は重いため、部屋の下の方にたまりやすいです。そのため、なるべく天井に近い、高い位置に干すほうが、乾燥した空気が洗濯物に触れるので乾きやすくなります。
洗濯物がなかなか乾かないと、湿った状態が長くなり、雑菌が繁殖しやすくなります。生乾き臭の原因にもなりかねないので、ぜひ干し方の工夫で洗濯物の乾くスピードをアップさせてください。