羽毛布団の中には水洗いできるものがたくさんあります。羽毛布団に使われているのは水鳥の羽根なので、実は水に強いのです。コインランドリーで洗って大型乾燥機で乾燥させれば、ふかふかになります。
最初に羽毛布団の洗濯表示を確認
はじめに、羽毛布団についている「洗濯表示」を見て、水洗いできる製品かどうかを確認します。
洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついていれば、水洗いOKです(旧絵表示で「洗濯機」のマークがあるものもOK)。「洗濯おけ」にバツ印のついている表示の場合は、家庭での水洗いはNGという意味です。
しかしタグをよく見ると〇で囲んだ「W」のマークがついていることが多いです。これは、「クリーニング店でのウェットクリーニングが可能(水洗いできる)」ことを意味しています。
このケースの場合、あくまで自己責任にはなりますが、家庭で洗うことができます。カジコレ編集長は、上写真のような家庭洗濯NGの羽毛布団を長年コインランドリーで水洗いしています。
コインランドリーで羽毛布団を洗うときのポイント
羽毛布団を水洗いする際は、自宅の洗濯機でも最大容量の6~7割くらいまでの収まれば洗濯可能ですが、大きな洗濯機で洗えて、タンブラー乾燥ができるコインランドリーを利用するほうが仕上がりが良いのでおすすめです。
タンブラー乾燥(タンブル乾燥)とは、洗濯物を回転させながら温風を当てて乾燥させる方法のことです。
洗濯後は、大型乾燥機で20〜30分(大きなサイズの羽毛布団は30分以上)乾燥させればふわふわになります。乾燥機で手早く乾かすので、天日干しに比べて臭いが発生しにくく、ダニ対策にも効果的です。
乾いた羽毛布団は中身が部分的に偏っていることがありますが、左右に振るとほぐれて空気をはらんで、ふんわり感がよみがえりますよ。
自分で洗剤を入れる場合は中性洗剤を
最近のコインランドリーの多くは洗剤が自動投入になっています。しかし、自分で洗剤を入れる必要がある場合や、自宅の洗濯機で洗う場合は、「中性の洗濯洗剤」を使いましょう。
アルカリ性洗剤は羽毛が本来持っている油分も落とし羽毛のふんわり感がなくなってしまう場合もあるので、避けるのがベターです。(中性であれば必ずしもおしゃれ着用でなくてもOK)
布団の丸洗いの宅配クリーニング
コインランドリーに布団を持っていくのが難しい場合や自分で洗うのが不安な場合、とても高級な羽毛布団の場合は、布団の宅配クリーニングを利用するのも手です。集荷キットに布団をつめて玄関先で宅配業者に渡すだけなので便利です。
布団の宅配クリーニングの料金相場は、1枚だけ注文すると1枚あたり10,000円くらい、複数枚の注文をすると1枚あたり4,000~5,000円くらいです。
即納タイプと保管付きがあり、保管付きなら翌シーズンまで預けておけるので押入れがスッキリします。
即納タイプの布団宅配クリーニングなら、ふとんリネットがおすすめです。
ふとんリネット
ふとんリネットは、布団の中わたまで丸洗いしてくれるクリーニングサービスです。抗菌・防臭効果のある専用洗剤を使用してたっぷりの水で3回洗い、酸素スプレーでしみ抜きもしてくれます。
有料オプションですが、ダニの侵入を防ぎ、ダニの増殖を抑える「防ダニ加工」も可能です。
ふとんリネットの布団クリーニングの料金は以下の通り。
- 布団1枚パック 9,680円(1枚あたり9,680円)
- 布団2枚パック 12,980円(1枚あたり6,490円)
- 布団3枚パック 14,080円(1枚あたり4,694円)
- 布団4枚パック 16,280円(1枚あたり4,020円)
保管付きタイプの布団宅配クリーニングなら、カジタク、リナビスがおすすめです。
カジタク
カジタクの布団クリーニングは、しっかり殺菌洗浄・70℃高温乾燥でダニ・アレルゲンもすっきりリセットして、ふわふわな仕上がりです。+1,155円で最長9か月の保管をしてもらえます。
カジタクの布団クリーニング(保管付き)の料金は以下の通りです。
- 布団2点14,795円(1点あたり7,397円)
- 布団3点20,495円(1点あたり6,831円)
※ベビー布団、ベッドパット、肌掛け、夏掛けは2枚で1点、毛布は3枚で1点と数えます。
リナビス
リナビスの布団クリーニングは、保管サービス(最大12ヶ月・4,950円相当)が無料で付いています。クリーニングすることで目で見てわかるほどふわふわになり、肌触りもぐんと良くなります。
料金は掛布団と敷布団の組み合わせ枚数によって異なり、掛布団1枚+敷布団1枚なら13,530円、掛布団2枚と敷布団2枚なら17,380円です。枚数が増えるほど料金は割安になります。
おわりに
羽毛布団を水洗いして乾燥させることで、ふっくら感がよみがえります。清潔な羽毛布団に包まれて眠れるのは気分も良いですよね。
羽毛布団は値段が高く、頻繁に買い替えるのは難しいもの。コインランドリーやクリーニングのコストをかけたとしても、定期的にメンテナンスをして長く良い状態を保つほうが経済的と言えそうです。
「そういえば、ずっと羽毛布団を洗っていないな」と思ったら、冬用から春夏用、春夏用から冬用に替えるタイミングで、羽毛布団の丸洗いをしてみませんか。
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