台所用漂白剤「キッチン泡ハイター」から、塩素臭が気にならない「無臭性」が登場しました!
「塩素臭が気にならない」と大きく書かれていますが、塩素系・アルカリ性であることや、「混ぜるな危険」と注意書きがしてあるところは従来品と同じで、容量と価格もまったく同じでした。
容器の裏面を見ると、用途や主な効果(除菌・消臭・カビ除去)、使えるものと使えないものも同じ。
用途 | まな板、包丁、食器(茶碗、湯飲み、カップ)、きゅうす、水筒、タンブラー、マグカップ、お弁当箱、シンク、排水口のごみ受け、三角コーナー、洗い桶、水きりカゴ、ふきんなど |
使えるもの | まな板、包丁、食器(茶碗、湯飲み、カップ)、きゅうす、水筒、タンブラー、マグカップ、お弁当箱、シンク、排水口のごみ受け、三角コーナー、洗い桶、水きりカゴ、ふきんなど |
使えないもの | メラミン食器、漆器、金属製品(ステンレス除く)、天然石の調理器具・設備、獣毛のハケ、色物・柄物のせんい製品、水洗いできない製品や場所、食品、塩素系は使えないと表示にあるもの |
「じゃあ、何が違うんだろう?」と全成分を公式ホームページなどで調べたところ、従来品との違いは、ある1つの「成分」だけということがわかりました。
キッチン泡ハイター | キッチン泡ハイター 無臭性 |
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水 次亜塩素酸ナトリウム 水酸化ナトリウム 純石けん分 アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム | 水 次亜塩素酸ナトリウム 水酸化ナトリウム 純石けん分 アルキルアミンオキシド |
2つとも「水、次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、純石けん分」までは同じですが、従来品には高い洗浄力と泡立ちを得られる「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」が入っているのに対して、無臭性には低刺激性と安定性が得られる「アルキルアミンオキシド」が入っています。
効果は通常版が高く、ニオイは無臭性の方がマイルドだけど、要は「ほとんど同じってことか〜!」と思いました(笑)
たしかに無臭性の方がニオイはマイルドですが、お風呂場で大量に噴射した場合は、密閉空間でもあることから塩素臭はしっかり感じました。 「塩素臭が気にならない」は「塩素臭がゼロ」という意味ではない、ということですね。
とはいえ、従来品に比べてニオイがマイルドなのは事実。キッチンで水筒やコップのように口をつけるものにツンとしたニオイが残るのが気になる人は無臭性を使うとよさそうです。
そうしたニーズがなく、より高い汚れ落とし効果を望むなら、従来品がよいと思います。
結論として、値段・容量・使い方は同じなので、高い汚れ落とし効果がほしいなら従来品を、食器の漂白によく使うから少しでも塩素臭がマイルドな方が良いという場合は無臭性が良さそうです。
塩素系漂白剤の詳しい使い方は以下の記事で紹介しています。
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