塗り壁(珪藻土、漆喰など)に設置しているエアコンもエアコンクリーニングは可能です。ただし、塗り壁は水分や洗剤を吸収しやすいので、特別な注意と対策が必要となります。高圧洗浄のリスクもあるため、専門的な技術を持つエアコンクリーニング業者に依頼するようにしましょう。
クリーニング前の養生が重要
塗り壁は水分や洗剤を吸収しやすい性質があり、エアコンクリーニングをする前にしっかりと養生を行うことが重要です。エアコン周辺の壁をビニールシートやマスカーテープ(養生シートとマスキングテープが一体となった養生資材)で覆い、洗浄水や洗剤が壁に直接触れないようにします。
また、珪藻土や漆喰などの塗り壁は、洗剤の成分によってシミができやすいです。そのため、エアコンクリーニング業者は洗剤の使用を最小限に抑え、必要に応じて水だけで洗浄することがあります。
洗剤によるシミが心配な場合はクリーニング前に業者に相談してみるとよいでしょう。
高圧洗浄のリスク
エアコンの高圧洗浄は効果的ですが、塗り壁に対しては慎重に行う必要があります。壁に直接触れると削れたり、粉が落ちたりするリスクがあるため、エアコンの解体や洗浄作業は非常に慎重に行われます。
エアコンクリーニング業者は、塗り壁に設置されているエアコンを高圧洗浄する際には、リスクについて事前に説明し、顧客の同意を得た上で作業を行うことがほとんどです。これにより、万が一のトラブル(壁の削れや粉落ち)が発生した場合でも、顧客がリスクを理解した上での作業となります。
まとめ
珪藻土や漆喰などの塗り壁に設置されたエアコンのクリーニングは可能ですが、特別な注意が必要です。
塗り壁を傷めることなくエアコンクリーニングを行うには、適切な養生をし、洗剤の使用量調整や高圧洗浄の慎重な実施、事前説明をしてくれる、技術力のある専門業者の選定が重要なポイントです。
エアコンクリーニング業者の強み、実績、口コミなどを参考に、信頼できる業者を選んでください。
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